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7月の半導体装置BBレシオ1.30、日本は6月の販売高減から回復

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 日本製の半導体製造装置市場の3ヶ月平均BBレシオは、2006年6月に急上昇し、1.52となり、7月に急降下、1.30となった。数値が劇的に変動している。また、北米製の同市場のBBレシオは1.06に留まった。日本の装置BBレシオは4月に1.10、5月に1.16、6月に1.52、7月に1.30と高数値を保っており、前年同月の1.08に比べ上昇を辿った。

 北米はそれぞれ、5月1.11、6月1.14と前年11月以来上昇を辿っていたが、7月降下し1.06となった。日本製半導体製造装置のBBレシオは(社)日本半導体製造装置協会、北米製半導体製造装置のBBレシオはSEMI発表による。


半導体製造装置北米製と日本製3ヶ月平均BBレシオ推移比較


 06年7月の日本製半導体製造装置は、3ヶ月平均の販売高(Billing)は前月比17.1%増、前年同月比27.5%増の1,335億円、3ヶ月平均受注高(Booking)は前月比1.4%減、前年同月比53.2%増の1,728億円となり、3ヶ月平均BBレシオは1.30となった。受注額は、2005年7月から順調に増加していたが、1年ぶりに前月を下回った。


日本半導体装置メーカーの3ヶ月平均受注・販売高とBBレシオ


 一方、北米の半導体製造装置メーカーの2006年7月暫定値の3ヶ月平均販売高は16.48億ドルとなり、前月比5.8%増、前年同月比52.8%増、また、3ヶ月平均受注高は、17.49億ドルとなり、前月比1.9%減、前年同月比73.6%増と伸びた。3ヶ月平均BBレシオは1.06となった。2005年12月以来、受注高は上昇していたが、7月、前月を下回ったことからBBレシオの後退となった。SEMIでは、半導体製造装置の3ヶ月平均販売高は2001年4月以来の最高値となっており、受注が若干下がったものの市況は固く、2006年は20%の市場の伸びを見込んでいる。


北米半導体装置メーカーの3ヶ月平均受注・販売高とBBレシオ

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