ソフトバンクグループ、Intelに20億ドルを出資
ファンドであるソフトバンクグループがIntelに20億ドルを出資することで合意に達した。Intelの普通株式をソフトバンク側が購入する形で出資する。米国内での先端技術と半導体イノベーションに投資する。Intelの製造部門では営業損益が赤字続きなので、Intel全体で営業赤字か黒字か、ぎりぎりの状態が続いている。製品部門そのものは営業黒字が多い。
図1 Intel CEOのLip-Bu Tan氏 出典:Intel Corp.
Intelは2024年第4四半期は14億ドルの営業黒字だったが、2025年第1四半期は7億ドルの営業黒字、第2四半期は5億ドルの営業赤字となっている。製造部門はIntel Foundryという名の下でIntelの製品を製造しているものの、他の企業からの注文はほとんどない。
ソフトバンクグループ(SBG)の会長である孫正義氏は、「半導体はあらゆる産業の基本技術です。50年以上、Intelは信頼された革新技術のリーダーとしてきました。この戦略的な投資によって、先端技術の半導体製造と供給を米国内に広げることでしょう。Intelは極めて重要な役割を担っているのです」、と述べている。
SBGからの出資はぎりぎりのIntelにとって助け舟になりうる。同社CEOのLip-Bu Tan氏(図1)は次のように語っている。「Intelがソフトバンクとの関係を深くすることはとてもうれしい。多くの分野に渡る先端技術と製造技術の分野で最新技術とイノベーションの最前線にいる企業だからです。さらに米国の先端技術と製造技術のリーダーという当社の約束を共有しています。孫さんと私は数十年にわたって一緒に緊密に仕事をしてきました。今回の投資でIntelに対する彼の信頼に感謝します」。
今回の提携の元で、ソフトバンクはIntelの株式として1株当たり23ドルを支払う。ソフトバンクの出資によってIntelはAI革命を可能にする長期的なビジョンを作り上げることになるとしている。


