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火がつき始めた米中通商摩擦および新市場・新技術に覆いかかる障壁

火がつき始めた米中通商摩擦および新市場・新技術に覆いかかる障壁

中国の「5G」技術台頭を意識したBroadcomによるQualcomm買収禁止命令に続いてまもなく、Trump大統領が中国の通商慣行に対して通商法301条を発動、15日以内に中国に対する関税をまとめるよう命令して、$50 billion規模の中国製品に影響する第1ステップとされている。中国側もすぐさま反発、米中通商摩擦の火がつき始める一方、半導体業界では顧客への影響があって用心深いスタンスの反応となっている。加えて、フェイスブックを巡る個人情報の不正利用問題、そして自動運転での死亡事故発生と、拡大する展開を続けてきている半導体関連の新市場・新技術に新たな問題が生じている。 [→続きを読む]

BroadcomによるQualcomm買収禁止命令、米中技術&経済摩擦に至る様相

BroadcomによるQualcomm買収禁止命令、米中技術&経済摩擦に至る様相

米通商代表部(USTR)、通商法301条の発動、とかつての日米半導体摩擦の頃のキーワードがあらわれてきているが、こんどは米国と中国の間の技術および経済摩擦の前触れの動きとして出始めている。大きく動かしたのが、Broadcomが仕掛けているQualcommの敵対的買収を阻止する米国Trump大統領による命令であり、中国・華為技術有限公司(Huawei Technologies)が次世代高速無線5G技術の特許の10%を保有、米国の安全保障に非常に脅威とする対米外国投資委員会(CFIUS)の見解が効いている模様。前後の関連する動きを、主として半導体業界の視点で追っていく。 [→続きを読む]

ルネサス大復活の足音が聞こえて来た!!〜利益率10.0%、トヨタとも連携強化

ルネサス大復活の足音が聞こえて来た!!〜利益率10.0%、トヨタとも連携強化

「ルネサスの復活ぶりが明確になってきた。2017年12月期(1〜12月)の営業利益はGAAPベースで784億円となり、利益率10.0%に押し上げて来た。これは国内の半導体メーカー全体においてもトップ水準を争うレベルなのだ。IoT時代を迎えてルネサスが本格開花するのは間違いないだろう。」 [→続きを読む]

1月として史上最高の世界半導体販売高、18ヶ月連続前年比増

1月として史上最高の世界半導体販売高、18ヶ月連続前年比増

メモリ半導体の高値が引っ張って21.6%増、$412.2 billionと業界史上最高を記録した2017年の世界半導体販売高であるが、2018年になってこのペースがどうなるのか最大の関心の中、米国Semiconductor Industry Association(SIA)より1月の販売高データが発表され、$37.6 billionと1月としては史上最高、前月比1.0%減、前年同月比22.7%増となっている。前年比増はこれで18ヶ月連続であり、高い二桁の伸びを維持している。前月比減は年初の季節的なものか、引き続き激動の世界情勢とともに目が離せないところである。 [→続きを読む]

Mobile World Congress(MWC)でも注目、AIおよび5G、そしてS9

Mobile World Congress(MWC)でも注目、AIおよび5G、そしてS9

世界最大のモバイル機器イベント、Mobile World Congress(MWC)(2018年2月26日〜3月1日:Barcelona)に半導体関連で注目、ここでも2022年までにすべてのスマートフォンの80%にon-device AI capabilitiesが搭載されるとGartnerが見ている「人工知能(AI)」、および平昌五輪でも話題になり5G-capableスマートフォンの登場が間近となっている次世代の高速携帯通信規格「5G」がキーワードという受け止めである。さらに、サムスン電子が最新のスマートフォン「S9」をMWCに合わせて発表、今後の市場焚き付け如何に注目するところである。 [→続きを読む]

敏感に受け止める日々の動き:市場の変わり目、5GおよびAI関連

敏感に受け止める日々の動き:市場の変わり目、5GおよびAI関連

春節、旧正月のお休みも終わり、半導体・エレクトロニクス市場での売れ行きそして今後に向けた本格的な始動、立ち上がりに目が行くタイミングである。メモリ半導体が引っ張る熱い活況がいつまで続くか、この年始めの市場のデータがあらわれ始めて、一層敏感に受け止める日々の動きとなっている。メモリ半導体の値動き、インパクト大のiPhoneはじめスマホの売れ行きとともに、新市場、新分野の動きが活発で規模的にも支えになってきているだけに特に第5世代モバイル技術(5G)および人工知能(AI)の展開に注目する現時点である。 [→続きを読む]

ソニーAIBO開発秘話:aibo復活はソニー復活の象徴になりえるか?

ソニーAIBO開発秘話:aibo復活はソニー復活の象徴になりえるか?

ソニーは、昨年11月1日に、犬型ロボットaiboを戌年にちなんで今年1月11日発売すると発表した。平井社長は発売に先立ち「自分の夢であり、ソニーの象徴だ」として、今年年初にラスベガスで開催された「CES」で新しいaiboを紹介した。2009年に発売開始した初代AIBO(名前の由来は、飼い主に寄り添う「相棒」)は、2006年に製造・販売中止されて以来、12年ぶりの復活になった。今回のaibo復活は、画期的な商品で人々に感動を与えてくれるソニーの復活の象徴としてマスコミにも好意的に受け止められており、平井社長もそれを狙ってわざわざAIBOの復活を決めたのであろう。 [→続きを読む]

ISSCCにて改めての注目:アーキテクチャー革新、人工知能、女性進出

ISSCCにて改めての注目:アーキテクチャー革新、人工知能、女性進出

メモリ半導体関連の内容を前線時代に活動を共にした方から、いつものようにメール送付いただいたばかりのInternational Solid State Circuits Conference(ISSCC) 2018(2018年2月11日〜15日:San Francisco)であるが、Moore's law、半導体ロードマップはじめいままた時代の大きな変わり目にある今、いろいろな角度、切り口で今後に向けた注目テーマについて考えさせられている。求められるアーキテクチャー革新、急速に普及、進化する人工知能、そして女性進出の流れである。 [→続きを読む]

2017年販売高、初の$400 Billion越え、米SIA発、足元の株価乱高下

2017年販売高、初の$400 Billion越え、米SIA発、足元の株価乱高下

米国Semiconductor Industry Association(SIA)より昨年12月そして2017年年間の世界半導体販売高が発表され、12月であと$30 billion台前半以上として注目した販売高が$38.0 billionに達して、2017年販売高が21.6%増の$412.2 billionと、初の$400 billion台突破を達成している。$300 billion台越えでもたついたのと対照的であるが、メモリ半導体の価格上昇が大方を引っ張る内訳だけに、市況変化が非常に気になるところがある。先行きを暗示するかのように、米国発の株価乱高下の状況が見られている。 [→続きを読む]

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