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月次世界半導体販売高、1-7月、$35 billion前後維持、逆風下健闘

月次世界半導体販売高、1-7月、$35 billion前後維持、逆風下健闘

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜4日正午時点、世界全体で2611万人を超え、1週間前から約200万人増と勢いが続いている。地域別では中南米が最多、北米、そしてアジアが続いている。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高が発表され、この7月について$35.2 billion、前月比2.1%増、前年同月比4.9%増となっている。 本年1月から7月まで$34 billion台、あるいは$35 billion台と、新型コロナウイルス世界的大流行の逆風を受けながらも持ちこたえている見え方である。今後に向けては、世界経済のコロナ・インパクトからの持ち直しに時間がかかる様相の中、不安定性を孕んだ見方が優勢という受け止めである。 [→続きを読む]

コロナ蔓延長期化と米中関係悪化で半導体産業の今後はますます不透明に

コロナ蔓延長期化と米中関係悪化で半導体産業の今後はますます不透明に

2020年8月28日に開催されたバーチャルな「SPI マーケットセミナー:世界 半導体市場、 2020 年 後半の予測を議論」では、OMDIAシニアコンサルティングディレクタの南川明氏とSPI編集長の津田建二氏が講演された。そこでは、1)新型コロナウイルス蔓延長期化と、2)米中関係悪化が2020年後半の半導体産業にどんな影響を及ぼすか?が2大テーマだったように思われる。僭越ながら私もこの2テーマについてオンラインでコメントさせていただいた。限られた時間では充分意を尽くせなかったので、ここでもう少し整理した形で私見をのべさせていただく。 [→続きを読む]

3-nmプロセス"N3"、2-nmも視野のTSMC、米中の狭間での急進ぶり

3-nmプロセス

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜28日昼前時点、世界全体で2422万人を超え、1週間前から170万人増と勢いが続いている。地域別では中南米が最多、北米、アジア、欧州の順に変わりはない。米国のHuawei制裁強化に対し、中国側の反発に加えて米国のSIA、SEMIから先行きについて強い懸念が表明されている。その狭間にある台湾では、TSMCが今年はオンライン開催となった恒例のTechnology Symposiumsにて、最先端のアプローチがさらに急進ぶりを見せており、3-nmノードまでの展開をあらわしている。さらに2-nmを視野に工場用地の取得を進めているとして、前回取り上げたばかりのインテルとSamsungの取り組みに対しさらに抜け出る様相となっている。 [→続きを読む]

最先端アプローチ、インテルとSamsungそれぞれの取り組みから

最先端アプローチ、インテルとSamsungそれぞれの取り組みから

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜21日昼前時点、世界全体で2253万人に達し、増勢が続いている。地域別では中南米が最も多く、北米、アジアそして欧州と続く形である。半導体の7-nmはじめ先端微細化のアプローチでTSMCがリードの様相、今年の売上げ20%増を見込むとともに株価も高騰している。盟主、Intelは、直近四半期業績は好調ながらも7-nmの重なる遅れで生産外部委託もありとして株価が低下したばかりであるが、このほど2年ぶりにArchitecture Dayをオンライン開催、先端技術全体の革新の推進を図ると訴えている。もう1つのSamsungは、IBMのPower10プロセッサをEUVリソ7-nmプロセスで製造する取り組みを発表、TSMC対抗を鮮明にしている。 [→続きを読む]

引き続く感染拡大:米国制裁実施を控えた米中双方の関連する動き

引き続く感染拡大:米国制裁実施を控えた米中双方の関連する動き

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜15日お昼時点、世界全体で2100万人を超え、勢いが衰えず中南米が最も多く、北米が続いている。また、アジアは8月11日以降、欧州を上回っている。Huaweiなどに対する米国のさらなる制裁措置の実施が8月13日からということで、中国はもちろん米国の半導体関連各社でも影響を受ける可能性から様々な波紋の動きが見られてきている。当のHuaweiは、米国の技術を用いる半導体製造委託から最先端Kirinモバイルプロセッサの生産を9月半ばに止める、としている。米国半導体各社は、中国での販売を制限していく一方、むしろ拡大も政府に働きかける錯綜した動きとなっている。開催予定の米中協議に注目の現時点である。 [→続きを読む]

感染拡大の中の各国舵取り:6月、第二四半期、上半期ともに5.1%増

感染拡大の中の各国舵取り:6月、第二四半期、上半期ともに5.1%増

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜8日午前3時時点、世界全体で約1913万人に上り、急拡大しているインドは米国、ブラジルに次いで感染者数が200万人を超え、依然として厳しい状況が続いている。我が国も然り、経済再開とのバランスを図る舵取りが世界的に続けられている。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高が発表され、この6月について$34.5 billion、前月比0.3%減、前年同月比5.1%増と、$34 billion台が2月から連続して維持されている。4-6月第二四半期、1-6月上半期とともに、前年比では5.1%増と揃った見え方となっている。昨年後半は販売高が盛り返しただけに、現下の情勢での今後に注目である。 [→続きを読む]

5nm EUVプロセス:米韓勢は苦戦、日本勢は蚊帳の外、台湾勢は一人勝ちか

5nm EUVプロセス:米韓勢は苦戦、日本勢は蚊帳の外、台湾勢は一人勝ちか

Samsung ElectronicsのEUVリソグラフィ(EUVL)専用ラインが5nm EUVプロセスの歩留まり向上に苦労している模様で、顧客の5GモバイルSoCの発売に影響を与えるかもしれないとの消息筋情報を、複数の海外メディアが先月報じた(参考資料1)。2019年にも、Samsungの7nm EUVプロセスの立ち上げがトラブルで遅れているという噂が業界内に広まったことがあった。 [→続きを読む]

感染拡大&米国GDP急落:好業績のIntel、7-nmの遅れの広がる波紋

感染拡大&米国GDP急落:好業績のIntel、7-nmの遅れの広がる波紋

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜31日昼前時点、世界全体で1700万人を超え、中南米、北米、欧州、アジアの順で、拡大の勢いが続いている。米国の4〜6月がGDPが史上最悪の32.9%減と発表され、EUも40%減と過去最悪、世界各国・地域で状況睨みながらの懸命の経済対策が進められている。Intelの第二四半期業績発表について、内容自体は力強かったものの最先端7-nm開発がまた遅れて、生産外部委託もあり得るとしたことで、株価低下はじめ市場に波紋を投げかけている。14-nm量産対応で数年前から不調が取り沙汰されているが、今回は開発担当トップが辞め、組織が二分される事態に至っている。"米国での半導体製造"が論点となる中の注目である。 [→続きを読む]

コロナ一層警戒下、国益確保に向け各国政府の絡む半導体関連の動き

コロナ一層警戒下、国益確保に向け各国政府の絡む半導体関連の動き

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜24日午後時点、世界全体で1530万人に達し、直近の23日集計分は28万3千人と過去最多を記録、米国やブラジル、インドの3カ国でそろって感染者数が高止まりして、世界的な拡大の勢いは加速している。米国は、対中包囲網の構築を通じて中国に強権路線の修正を迫る方針を鮮明にし、米国がテキサス州にある中国の総領事館を閉鎖、即座に対抗して中国は四川省の米国の総領事館閉鎖の通知を発表している。英国、フランスが5G装置でHuawei排除に向かうスタンスを示す一方、中国はNokiaおよびEricssonに対する輸出制限を行使する可能性をちらつかせている。他にも国益確保に向けた各国政府の絡む動きが続いている。 [→続きを読む]

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