2022年1月
2022年年明け早々、エレクトロニクス産業のニュースはCES 2022に集まった。1月5日から3日間ラスベガスで開催されたCESを1月10日に日経がまとめている。大きな動きはEVだ。GMが車台のプラットフォーマになると述べ、ソニーがEV事業に乗り出すことを発表した。
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新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜8日午前時点、世界全体で3億242万人に達し、1週間前から約1465万人増と、世界的なオミクロン型感染拍車を反映、2億人から約5ヶ月と1ヶ月縮めての3億人台到達である。我が国では、沖縄・山口・広島に「まん延防止」適用が決定、一層続く警戒である。新年早々の半導体業界、米国・Semiconductor Industry Association(SIA)から11月の世界半導体販売高が発表され、増勢が続いて1-11月累計でこれまで最高の2018年の年間販売高を上回り、最高更新となっている。応用基盤の充実拡大が大きく支える見え方である。そして恒例のConsumer Electronics Show(CES)、半導体、電気自動車関連はじめ注目している。
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2022年の世界半導体市場はプラス成長かマイナス成長か、プラス成長ならどの程度の伸び率が期待できるのだろうか。市場調査会社であるIC Insightsは、25%成長を記録したと見られる2021年からさらに何%伸びるのかを調査、見積もった。
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半導体の爆裂成長が続いている。2021年の世界半導体生産額は、今のところ20%増の60兆円は確実な情勢となっており、最終的にはこれを上回ってくる可能性も高い。2022年の予想は弱気派予想ではせいぜい2〜3%増と言っているが、強気派は10〜15%の二桁成長も可能ともいう。
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新年あけましておめでとうございます。今年のキーワードはやはり脱炭素であろう。2022年早々、1月3日の日本経済新聞の1面トップ記事で、政府は再生エネルギー普及に向け次世代送電網を整備する、と報じた。次世代送電網とは何か。実はここにSiCパワートランジスタなどパワー半導体の市場が大きく開ける可能性がある。
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新年、2022年を迎え、依然コロナへの用心警戒を要して、引き続き世界全体の新型コロナウイルス累計感染者数に注視せざるを得ない状況である。土曜1月1日午前時点、2億8777万人で、1週間前から約902万人増と、新規感染過去最高を裏づけている。この年末年始、世界の半導体製造をリードする台湾、そして韓国を巡る動きに注目させられている。高度な半導体研究人材育成強化を目指す専門の大学院、「半導体学院」が、台湾において産官共同で開設されている。現状の優位維持に向けた取り組みである。中国・西安市は12月23日、新型コロナウイルスの流行に伴うロックダウンを開始、Samsungのメモリ生産などに影響が出始めている。ほか現下の動きを以下見ている。
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