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2008年3月

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特集:英国株式会社 (4)マルチコアDSPで無線インフラ市場へ

特集:英国株式会社 (4)マルチコアDSPで無線インフラ市場へ

今から2000年ほど前、ローマ人が支配していたイギリス南西部の街バース(Bath)は、温泉が湧きお風呂の語源にもなった街である。ここに世界の半導体メーカーやシステムメーカーを相手にする、若い半導体ファブレス企業がある。創立7年のpicoChip Designs社の経営陣はグローバルな企業からやってきた人たちが圧倒的に多い。Oak Technology、IBM Microelectronics、Cadence Design Systems、Conexant Systems、Agere Systems、Vodafone、Analog Devicesなど世界各地の企業から集まっている。 [→続きを読む]

SPI主催 半導体エグゼクティブフォーラム・レポート(1)

SPI主催 半導体エグゼクティブフォーラム・レポート(1)

セミコンダクタポータル主催の半導体ビジネス戦略セミナーが開催された。基調講演として、東芝執行役上席常務、セミコンダクター社社長齋藤昇三氏が、「東芝の半導体ビジネス戦略〜攻めの経営〜」と題して講演した。以下、セミコンダクタポータルのフォーラムで主だった講演をいくつか紹介する。 [→続きを読む]

特集:英国株式会社(3)4Gまで対応可能なソフトウエア無線専用プロセッサ

特集:英国株式会社(3)4Gまで対応可能なソフトウエア無線専用プロセッサ

XMOS Semiconductor社と同様、ブリストルに本拠を構えるIcera社も有望なファブレスベンチャー企業として注目されている。実は、最初の90nmプロセスで出荷したチップを日本のセイコーインスツル(SII)に納め、そのチップを使った3G通信モジュールをSIIがソフトバンクへ納めており、実績が出てきている。 [→続きを読む]

特集:英国株式会社(2)民生AV向けマルチスレッドの並列プロセッサ

特集:英国株式会社(2)民生AV向けマルチスレッドの並列プロセッサ

イギリスの半導体企業は、主に4つの地域に集積している。英国半導体協会であるNMI(National Microelectronics Institute)が2006年にレポートをまとめたNMI Design Survey Report 2006によると、SEEDA(South East England Development Agency)とSE(Scottish Enterprise)、EEDA(East of England Development Agency)、SWRDA(South West Regional Development Agency)の4つの地域だという。 [→続きを読む]

シャープが中国市場に携帯電話を売り込む、勝算は?

シャープが中国市場に携帯電話を売り込む、勝算は?

3月14日にシャープが携帯電話で中国市場へ進出するというニュースがあった。これまで、NECや松下電器産業などが撤退し、京セラも撤退を決めた矢先にシャープが進出を決めた。これまで日本勢の失敗は高機能な日本の携帯電話を持っていった点である。中国市場で成功している電話機メーカーの機種はすべて電話のみの機能が多い。せいぜいカメラ付きどまりだ。要は低機能の電話しか売れていないのである。というのは、中国では日本と違って携帯電話のインセンティブはなく、消費者は1台7~8万円も出して低機能の電話を購入せざるをえないからだ。 [→続きを読む]

世界の製造装置販売、4ヵ月連続前年割れ

世界の製造装置販売、4ヵ月連続前年割れ

SEAJ(日本半導体製造装置協会)とSEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)およびSEMIジャパンが共同で、2008年1月分の世界の半導体製造装置販売統計を発表した。これによると、世界の半導体製造装置は昨年の10月以来、4ヵ月連続前年割れを記録した。 [→続きを読む]

英国特集のウェッブ連載を始めた

英国特集のウェッブ連載を始めた

セミコンポータルではじめとなる「特集:半導体に注力する英国株式会社」の記事掲載を始めた。これは、雑誌の特集に相当するような記事をウェッブで紹介する試みである。雑誌なら20ページにもなる特集をウェブにそのまま掲載するわけにはいかないため、連載で掲載することにした。あまり知られていなかった英国の半導体事情をつぶさにお伝えできることは私にとって大きな喜びである。 [→続きを読む]

特集:半導体に注力する英国株式会社 (1) 産官学一体でイノベーションを加速する

特集:半導体に注力する英国株式会社 (1) 産官学一体でイノベーションを加速する

イギリスが産官学をあげて半導体産業に力を入れている。英国は半導体ビジネスの成長性、重要性を認識していながら、国内には大手半導体企業が全くいない。どうやって半導体産業を育成し成功へと導くべきか。ここに英国の知恵が結集する。この特集は今後10年、20年を見据えて半導体ビジネスを推進していく英国をつぶさにレポートする。 [→続きを読む]

グローバル競争していないビジネスは生き残れない時代に

グローバル競争していないビジネスは生き残れない時代に

三菱電機が携帯電話市場から撤退することを決めた。3月8日付けの日本経済新聞に、同社の下村節宏社長とのインタビュー記事が載っていた。その中で、下村社長は「国際競争していない事業は生き残るのが難しい。海外で勝つ力がなければ事業は継続できないのではないか」と語っている。 [→続きを読む]

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