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2022年10月

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水平・垂直とも20m先まで検出できるドップラーレーダーを日清紡が製品化

水平・垂直とも20m先まで検出できるドップラーレーダーを日清紡が製品化

日清紡マイクロデバイスは、ドップラーレーダーを利用した人感センサを開発、検出エリアを水平・垂直とも従来の3倍広げた人感センサモジュールを製品化した。ドップラーレーダーは動く物体を検出する。歩行者や自転車クルマなど動く物体を暗闇や濃霧や吹雪、高温・低温の厳しい環境下でも検出する。サイズはわずか17.2mm×25mm×3mm。 [→続きを読む]

【動画】TSMC研究〜会員限定Free Webinar(9/28)

【動画】TSMC研究〜会員限定Free Webinar(9/28)

【概要】TSMCが久しぶりに日本で開催した記者向けの説明会で、N2までのロードマップを紹介しました。16nmプロセスから導入されたFinFETが3次元技術で、平面上の微細化が止まり、立体的にトランジスタや配線を構成することで面積のシュリンクに変わりました。このため、7nm, 5nmのプロセスノードは立体設計に手直しする必要があり、横浜にデザインセンターを設立しました。最先端の5nm、4nmプロセスノードの設計は日本が手掛けている訳です。TSMCの実態をお伝えします。 [→続きを読む]

RD20:日本とのコラボで資源大国の価値を高めるオーストラリア

RD20:日本とのコラボで資源大国の価値を高めるオーストラリア

オーストラリアの2020 年- 2021 年の農業の経済効果は、710 億ドルであり、羊肉や牛肉、小麦の主要輸出国である。また、鉱物資源も豊富で、鉄鉱石や石炭、ボーキサイトなどを輸出してきた。日本とは全く異なる産業構造であり、科学技術の一大研究組織もある。CSIRO(Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization)と呼ばれる巨大な研究所は、医療、ヘルスケアからAI、再生可能エネルギーや蓄電池などのグリーンテクノロジー、自然環境、鉱物資源、宇宙、量子など極めて広いテーマを扱っている。CSIROは、2019年から始まったRD20(Research and Development for clean energy technologies)に最初から参加してきた。同研究所の最高責任者であるLarry Marshall博士にRD20への方針を聞いた。 [→続きを読む]

RD20:運営と脱炭素研究を手掛ける〜ゼロエミッション国際共同研究センター

RD20:運営と脱炭素研究を手掛ける〜ゼロエミッション国際共同研究センター

カーボンニュートラルを達成するため研究開発の国際的な枠組みであるRD20(Research and Development for clean energy technologies)の運営の主体は、産業技術総合研究所のゼロエミッション国際共同研究センター(GZR)である(参考資料12345)。2020年1月設立、センター長に就任した吉野彰博士は、2019年にノーベル化学賞を受賞したことでも知られる。GZRは、RD20を運営すると共に、カーボンニュートラルに向けた研究にも積極的に取り組んでいる。GZRを指揮するセンター長の吉野彰博士に今年のRD20への方針を聞いた。 [→続きを読む]

メモリ不況期に入った、Micron・Samsungが厳しい見通し示す

メモリ不況期に入った、Micron・Samsungが厳しい見通し示す

なぜか新聞では報道されなかったが、Micron Technologyの2022年度第4半期(6月2日〜9月1日期)の決算では前年同期比23%減の売上額になり、次の四半期見通しでは同45%減の42.5億ドルと大きく下がる見通しとなった(図1)。メモリ不況に入ったといえそうだ。Samsungは不況期でも投資すると語り、投資意欲はそれほど下がっていない。日立ハイテクは韓国・台湾威に拠点を設ける投資を行う。 [→続きを読む]

半導体製造強化に向けた投資&連携呼びかけ:インテルの取り組みから

半導体製造強化に向けた投資&連携呼びかけ:インテルの取り組みから

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜1日午前時点、世界全体で6億1726万人、先週金曜午後から318万人増と横ばいである。カナダ、オーストラリアで、それぞれ入国、隔離の規制が撤廃されている。半導体製造強化に向けた各国の投資および連携を呼びかける動きが続いており、米国のハリス副大統領の日本および韓国訪問の中で行われるとともに、米国が主導する"Chip 4"同盟の準備会合の記事が見られている。半導体市況の悪化が見えてきている中でも、投資に踏み切る様々な取り組みが並行している。一方、今後の市場創出&展開に向けた新機軸&新製品の打ち上げに期待のタイミングとなるが、インテルのInnovation event 2022はじめ取り組みに注目している。 [→続きを読む]

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