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2018年12月

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2018年が終わろうとしているタイミングでこの1年の半導体業界関連の動きを振り返ってみる。3月あたりから火がつき始めた米中通商摩擦が、双方の応酬を重ねていっていまだに半導体の世界にも微妙な懸念要因となり、持ち越しの情勢である。世界半導体販売高の方は、今年後半から特に市場減速、価格低下の流れが強まっているが、2016年後半からの増勢基調が保たれて史上最高更新の波が続いて、WSTS秋季予測では今年総計が15.9%増の$477.9 billion、来年、2019年が2.6%増の$490.3 billionと、早くも$500 billion台突入をうかがう読みとなっている。新技術、新分野の引き続く伸びへの期待とともに、世界情勢に敏感に注目する本年の締めとなる。 [→続きを読む]
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一部すでにサービスが始まっている5G無線通信だが、米国と北東アジア(中国・韓国・台湾・日本)を中心に大きな成長が見込まれている。大手通信機器メーカーのスウェーデンEricssonはこのほどMobility Report 2018の最新版を発行、2024年には中国がモバイルデータのトラフィック量で世界一の29 EB(1エクサバイト=約100京バイト)/月になるだろうと予測する。 [→続きを読む]
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半導体と電子部品の商社であるMouser Electronicsの日本法人、マウザー・ジャパンが2015年の設立後、快調に飛ばしている。販売実績は2017年が55%成長だったが、2018年も50%成長に手が届きそうだ、と日本総代表であり本社副社長の勝田治氏(図1)は見ている。その快進撃の理由を明らかにする。 [→続きを読む]
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SiCパワーMOSFETが従来のIGBT(Integrated Gate Bipolar Transistor)に取って代わると言われ続けて数年たったが、SiCパワー半導体の特性向上は着実に進んでいる。性能を競うというより、実用化を加速する動きが出てきた。また、IoTを駆使して生産性を上げるデジタルトランスフォーメーションが始まった。 [→続きを読む]
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来年3月1日までに折り合いが見いだせるか、不調であれば即関税引き上げと、米中摩擦双方の応酬、および関連する展開が日々刻々見られながら、年末そして年越しを迎えようとしている。「合意は険しい」と米国側の見方とともに、中国のサイバー攻撃が各国に及ぶ状況が示される現時点であり、予断を許さないところがある。その推移にも注目せざるを得ない半導体市場の方は、市況減速、価格低下の流れが続いており、北米半導体装置の11月の世界billingsが2年以上ぶりのこと、前年割れに至っている。 [→続きを読む]
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2018年11月における日本製・北米製の半導体製造装置販売額が、それぞれSEAJ、SEMIから発表された。日本製は前年同月比33.4%増の2046億7200万円、北米製は同5.3%減の19億4390万ドルとなった。北米製はこの2年余のバブル以来、初めて前年同月比を下回った。いずれも3カ月の移動平均で算出している。 [→続きを読む]
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AI産業は2017年の60億ドルから2025年までに1360億ドル(約15兆円)の市場規模になると市場調査会社のTracticaが発表した(図1)。ハードウエアとサービスの伸びと金額が、ソフトウエアのそれらよりも大きく増えそうだと見ている。 [→続きを読む]
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「谷底に落とされながら、這い上がって成長分野を手に入れた」。まさにこんな形容がふさわしい米ON Semiconductorがクルマと産業向けIC製品を中心とする成長戦略を発表した。メモリバブルとは無関係の製品ポートフォリオを持つため大きな成長は見込めないながらも、前年比10%成長を第3四半期決算で示した。 [→続きを読む]
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ディープラーニングのフレームワークChainerを提供しているプリファードネットワークスが学習を短期間で可能にするためのチップを開発、セミコンジャパン2018の会場で発表した。学習可能なAI専用ICは、初めて。学習用ではこれまでのNvidiaの牙城を崩す初めての専用ICとなる。 [→続きを読む]
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今朝の日本経済新聞トップに、未上場スタートアップ企業の企業価値を推定したところ、企業価値が100億円を超える企業が昨年の2倍以上に増えたという記事が掲載された。トップも2位もAI関係の会社である。一方消費者へのアンケートではAIを使いたいと思う人は中国が55%なのに対して日本では15%しかいなかった。AIはベンチャーで活発、消費者は関心が少ない、という構図が見えてきた。 [→続きを読む]

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