Semiconductor Portal

2017年3月

» 2017年3月

半導体製造装置は依然好調、FPD装置は危険な状況に

半導体製造装置は依然好調、FPD装置は危険な状況に

SEAJ(日本半導体製造装置協会)が発表した日本製半導体製造装置の受注額、販売額はそれぞれ前月比3.6%増の1859億7100万円、同6.2%増の1372億4000万円となり、B/Bレシオは1.35、と依然として好調が続いている。一方FPD製造装置は前月下がり始めていた受注額がさらに20%減になり、危険な状況を示している。 [→続きを読む]

新分野へのうねり…インテルのMobileye買収:Embedded World

新分野へのうねり…インテルのMobileye買収:Embedded World

昨年は同時株安、原油安と世界経済の減速で始まったが、今年は世界の政治経済の波乱含みの激動で覆われており、株価だけは最高を更新する現状となっている。半導体業界で見ると、スマートフォンはじめモバイル機器の減速基調のなか、新分野そして新技術の開拓、挑戦が旺盛に続いていることは昨年、今年と変わりないところである。現下の新分野へのうねりの動きとして、インテルによる自動運転車技術のMobileye(イスラエル)買収、そして多彩なアプローチが繰り広げられている「2017 embedded world Exhibition & Conference」(3月14日〜16日:ドイツ・ニュルンベルク)に注目している。 [→続きを読む]

Intelがクルマに本格的に参入、Qualcommに続く

Intelがクルマに本格的に参入、Qualcommに続く

クルマとIoT。これからの未来を象徴する二つの大きなトレンドを表すニュースが多かった。特にIntelがMobileyeを153億ドル(1兆7000億円)で買収を決めたというニュースは衝撃的だった。「自動運転」というバズワードは、ドライバーがいらないという未来のことではない。事故を今よりも無くすという安全運転への道を開く技術である。 [→続きを読む]

中国のファブレス半導体が急伸

中国のファブレス半導体が急伸

中国のファブレス半導体企業の売り上げが急速に伸びている。世界のファブレス半導体企業の市場シェアを調べているIC Insightsは、中国のファブレス半導体の市場シェアが2010年に5%だったが、2016年には10%へと倍増しているとレポートしている.(図1)。 [→続きを読む]

Xilinx、AI向けのソフトウエアスタックを発表、優位性を実証

Xilinx、AI向けのソフトウエアスタックを発表、優位性を実証

マシンラーニングやディープラーニングのようなAI(人工知能)用の半導体エンジンとして、GPUを設計しているNvidiaが注目されているが、AIのアーキテクチャでは再構成可能なFPGAは実は有利な立場にある。さまざまなアルゴリズムが消長するからだ。Xilinxはこのほど、さまざまなビジョンシステムに使えるAI向けソフトウエアスタック「reVISION」を発表した。 [→続きを読む]

CypressのpSoC 6はセキュリティ確保したIoT向けデュアルコアマイコン

CypressのpSoC 6はセキュリティ確保したIoT向けデュアルコアマイコン

Cypress Semiconductorは、セキュリティシステムを集積し、モータ制御などの軽い演算も可能な高性能なデュアルコアマイコンpSoC 6を発表した。pSoCシリーズはCypressがこれまで力を入れてきたアナログ回路も集積したマイコン。これまでのタッチセンサを実現するCapSense機能も集積し、IoT用途に合わせた仕様となっている。 [→続きを読む]

世界の半導体販売額、1月も前年より33億ドル増え、好調さを持続

世界の半導体販売額、1月も前年より33億ドル増え、好調さを持続

WSTSが2017年1月の半導体売上額を公表した。先週SIA(米半導体工業会)が2017年1月の半導体販売額が前年比14%上がったと発表したが、この数字は3カ月の移動平均値であり、1月単独の数字ではなかった。WSTSは単独の数字と移動平均値の両方を発表する。この数字から半導体景気がしっかりと上向いていることが明確になった。 [→続きを読む]

1月として史上最高の半導体販売高、6年以上ぶりの前年比伸び

1月として史上最高の半導体販売高、6年以上ぶりの前年比伸び

米国Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高が発表され、今回はこの年初めの1月についてであり、前月比1.2%減、前年同月比13.9%増の$30.6 billionとなっている。後半から持ち直して史上最高の年間販売高を記録した昨年、2016年であるが、その勢いは維持しており、2016年12月12%増そしてこの1月は13.9%増と前年比大幅な増加を示している。1月としては史上最高の販売高になるとともに、1月の前年比の伸びは6年以上ぶりであり、見極める上でしばらくは月次の推移に一層注目である。 [→続きを読む]

IntelがリテールIoTに取り組む理由(わけ)

IntelがリテールIoTに取り組む理由(わけ)

パソコン向けプロセッサを推進してきたIntelは、パソコン市場の減衰が続く中、プラス成長を達成してきている。2016年は前年比7%増の594億ドル(6兆円強)、オペレーティング利益129億ドルという超優秀な業績を残している。市場環境が悪い中、勝ち組になれる秘訣は何か。 [→続きを読む]

<<前のページ 1 | 2 | 3 次のページ »