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9月に最も良く読まれた記事は、米系ファンドがルネサスに出資するニュース

9月に最も良く読まれた記事は、ニュース解説「KKRのルネサス出資、アップル-サムスン訴訟、富士通とJデバイスの取引」であった。この記事では、米系ファンドのKKRがルネサスに1000億円を出資するというニュースをはじめ、米国においてアップルがサムスンに勝訴したニュース、富士通のパッケージング工場をJデバイスに売却するというニュースを採り上げた。

第2位の禿節史の視点「今もう一度、天動説から地動説への回帰」では、電機業界を中心に世の中が動いていると考えるのではなく、社会の変化に電機業界も変わっていかなければならない、というシャープ元副社長の佐々木正氏の言葉を解説している。

第3位の泉谷渉の視点「トランジスタを巡る革命的な出来事〜米国でトライゲート、日本でダイスター」では、finFET(別名トライゲートFET)をインテルが22nmのIvyBridgeチップセットから使いはじめ、他のメーカーも20nmを切る設計から使う傾向が見えている。これに対して国内の香川大学が発明したLEDとフォトダイードを密着させた新型トランジスタを紹介している。ただし、従来のフォトカプラと何が違うのかについては何も触れていない。

第4位のニュース解説「TSMCがアップル・クアルコムの専用生産を拒否したことは事実か?」では、TSMCの生産能力の拡大を依頼するため、アップルとクアルコムがそれぞれ10億ドルを支払ったが拒否された、というニュースを欧米のメディアが流し、その真偽を議論した。

第5位:ニュース解説「iPhone 5が予定通り発表され、サムスン製部品が減少」では、噂通りのiPhone 5が発表され、早くも分解レポートが発表された。その結果、液晶やNANDフラッシュ、DRAMなどのコモディティ部品はサムスン製ではないことがわかった。

(2012/10/05)
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