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2010年におけるシリコンのウェーハ出荷面積は過去最高の40%増に

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2010年のシリコンウェーハの出荷面積は対前年比40%増の93億7000万平方インチ、と過去最高に達したことをSEMIが発表した。ウェーハの販売額は同45%増の97億ドルになった。

図1 シリコンのウェーハ出荷面積は過去最大 単位は百万平方インチ 出典:SEMI

図1 シリコンのウェーハ出荷面積は過去最大 単位は百万平方インチ 出典:SEMI


2010年における世界の半導体産業は32%の伸びを示し、半導体チップの主流を占めるシリコンのウェーハ出荷面積が過去最高を示したということは、半導体シリコンは2008年から2009年にかけての世界不況から急速に回復し、さらに成長しているという意味である。2011年のシリコンウェーハも堅調に成長していくとSEMIのSilicon Manufacturing GroupのVolker Braetsch氏は見ている。

ただし、販売額はまだ戻っていない。2005年以降の販売額で見ると、2007年の121億ドルをピークに第2位の2008年の114億ドルのレベルにさえ、まだ達していない。価格はウェーハ単価の下落からまだ回復していないということになる。

(2011/02/09)

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