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盛り返しから1年、半導体販売高活況、一層敏感になる今後の動き

盛り返しから1年、半導体販売高活況、一層敏感になる今後の動き

世界半導体販売高が目に見える増加に転じたのが昨年の夏であり、10月以降9ヶ月連続の$30 billionを越える各月販売高と、熱い活況が続いている。 World Semiconductor Trade Statistics(WSTS)も、この6月時点で今年の販売高が昨年比11.5%増と久々二桁の伸びを予測したが、現下の勢いを受けてこのほど17%増の$397 billionと、$400 billionの大台が間近に見える上方修正を表している。今年前半のデータを締めて、今後の動きを日々見つめ占っていく敏感な空気が張り詰めるところがある。 [→続きを読む]

今後の半導体産業の成長を占う先行指標は何か? それはGDPではない!

今後の半導体産業の成長を占う先行指標は何か? それはGDPではない!

去る8月8日に東京で開催されたセミコンダクタポータル主催「半導体市場、2017年後半を津田編集長と考える」に出席した(参考資料1)。多くの参加者が「今後の半導体産業の先行きが読めない」ことに悩み、「半導体産業の先行指標になるようなものはないか?」との質問や意見が相次いだ。それは国民総生産(GDP)だと多くの人が信じ、なかにはTSMCの業績を基に予測しているという人もいた。一体、これらが本当に指標になっているか検証してみよう。 [→続きを読む]

トランプ大統領に対する反発と備え、半導体業界から見る両面

トランプ大統領に対する反発と備え、半導体業界から見る両面

米国のトランプ政権を巡る混乱のニュースが続いているが、米国の半導体業界のスタンスもそれぞれの局面での対応が見られている。米国南部、バージニア州での衝突で大統領が白人至上主義者たちを直ちに批判しなかった問題では、IntelのCEO、Brian Krzanich氏が早々大統領助言機関のAmerican Manufacturing Councilメンバーを辞任している。一方、トランプ大統領は通商法301条に基づき、中国による知的財産権侵害の調査を米通商代表部(USTR)に指示する大統領令に署名し、米国・Semiconductor Industry Association(SIA)は政権と協働する備えを即刻表明している。 [→続きを読む]

メモリ市場最高潮の中でのFlash Memory Summit関連の動き

メモリ市場最高潮の中でのFlash Memory Summit関連の動き

DRAMとともに昨年後半からの非常に活況の世界半導体市場を引っ張っているフラッシュメモリであり、そのような環境でのFlash Memory Summit(2017年8月8-10日:SANTA CLARA, Calif.)開催ということで、一際の注目である。3次元半導体技術による3D-NANDフラッシュを先駆けて製品化したSamsungからは、terabit容量品が来年出荷予定など、各社の活発なアプローチが披露されている。また、DRAMの速度、不揮発性で低価格と今後世代に向けてのpersistentメモリの取り組みにも引き続き注目させられている。 [→続きを読む]

9ヶ月連続の$30 billion超え、四半期および月次販売高が最高に

9ヶ月連続の$30 billion超え、四半期および月次販売高が最高に

米国Semiconductor Industry Association(SIA)から恒例の月次世界半導体販売高が発表され、この6月について$32.6 billionで前月比2.0%増、前年同月比23.7%増、そして4-6月第二四半期について$97.9 billionで前四半期比5.8%増、前年同期比23.7%増という内容である。6月および4-6月ともに最高の月次販売高および四半期販売高を記録しているとのこと、通例後半の新製品打ち上げが引っ張る販売高の増加傾向を入れると、年間$400 billion超えが真に迫ってくるし、これで$30 billion超えも9ヶ月連続となって、引き続く熱い活況および関連する動き、展開ぶりに目が離せないところである。 [→続きを読む]

半導体景気はいつまで続くか−「半導体市場レポート2017年7月版」

半導体景気はいつまで続くか−「半導体市場レポート2017年7月版」

半導体市場は好調だ。メモリの供給不足が単価を上げ、メモリメーカーは潤っているが、システムにはメモリだけを使う訳ではもちろんないため、ほかの半導体チップも好調に推移している。好況はいつまで続くか。セミコンポータルは、世界半導体市場の動向、経済状況、エレクトロニクス市場などから見て、どこに向かっているかを浮き彫りにするため、pdf版「半導体市場レポート2017年7月版」を発行した。 [→続きを読む]

M&Aの嵐が過ぎ去って、メモリが引っ張る熱い波乱&活況の半導体市場

M&Aの嵐が過ぎ去って、メモリが引っ張る熱い波乱&活況の半導体市場

現在の半導体市場の急激な変化、展開模様を如実に示す2点である。昨年、一昨年と非常に大きく吹きまくったM&A(merger and acquisition)の嵐が、今年前半は取引総額が急激に減少しているデータが1つである。もう1つ、メモリが引っ張って過去最高をまたさらに大きく更新する勢いの半導体市場のもと、各社の直近四半期業績が発表されているが、販売高サプライヤ別ランキングの首位を長らく維持しているインテルを、少なくともこの四半期はSamsungが追い越すとのこと。約四半世紀ぶりのこととなる。 [→続きを読む]

メモリ高値が押し上げる$400 billion大台の分析と今後の読み&備え

メモリ高値が押し上げる$400 billion大台の分析と今後の読み&備え

$400 billionを超える年間半導体販売高の予測を受けて、DRAMおよびNANDフラッシュメモリの高値が引っ張ってともに最高の販売高を記録しそうなことが大きな原動力になっているという分析の一方、この勢いを維持していく上では魅力的な新分野の開拓、立ち上げとともに最先端の半導体設計、プロセスの日進月歩の展開が欠かせないということで、今後に備える読みや備えの活発化を受け止めている。需給逼迫がもたらしている昨年後半以来のメモリの高値が牽引している現況であるだけに、一層の成り行きである。 [→続きを読む]

東芝メモリ買収狙う「日米韓連合」の海外での反応は?

東芝メモリ買収狙う「日米韓連合」の海外での反応は?

東芝の半導体メモリ事業の売却差し止めを求めた米ウエスタンデジタル(WD)の訴訟で、米カリフォルニア州の上級裁判所は、7月14日、WDと東芝双方の主張を聞く尋問を行ったが、判断を28日に先送りした。その直後に、東芝は「次回審問までにメモリ事業の売却完了はいたしません。なお、当社は2018年3月末までのメモリ事業売却を目指しています」との公式コメントを発表した。 [→続きを読む]

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