セミコンポータル
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年末のご挨拶――1年間ご支援・拝読ありがとうございました

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2008年は間もなく暮れようとしています。前半まで順調に推移していたメモリーの価格がガタガタと落ちてきてそれに引きづられてシステムLSIも低調になってきました。金融危機は半導体装置業界にいきなり襲いかかってきました。最近は暗い話ばかりが飛び交うようになってきました。

元々は米国発の金融危機が消費活動に深い影響を及ぼし、これまで消費大国であった米国がモノを買わなくなったことがはっきりしてきたこと、金融危機が欧州、アジア、日本など金融諸国へ飛び火したことが景気後退の二つの主因だといえます。この影響で、日本だけではなく、米国へ安価な製品を大量に輸出していた中国の経済にもブレーキがかかり、まさに世界同時不況の様子を呈しています。

常に先を読むことに長けていたトヨタ自動車は実は、今年の春からすでに季節工の数を減らし始めていました。それでも間に合わずこのほどの赤字転落見込み発表となりました。来年はどうなるでしょうか。

セミコンポータルは世界中の情報を収集・取材を通して、アナリストや産業界の見方を紹介する特集「景気回復はいつか」を組み、紙媒体「エグゼクティブサマリレポート2009年2月号」で報告します。皆様のヒントを提供できるように努めていきます。

来年こそ、良い年でありますように。             


編集長 津田建二

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