2021年10月18日
|長見晃の海外トピックス
新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜16日午前時点、世界全体で2億3998万人に達し、1週間前から約289万人増と5万人の減り幅である。我が国では、制限緩和&経済再開と引き続きの備え&警戒が並行である。先の週末から報道が見られたTSMCがソニーと協力、そしてデンソーが加わり、日本政府が最大半分程度補助するという熊本での半導体新工場について、10月14日開催のTSMCの決算発表会にて、2022年着工、2024年稼働、と正式に表明が行われている。生産するのは回路線幅が22〜28-nmの演算用(ロジック)半導体とされているが、IC Insightsによる最新生産capacity調査結果では、最先端<10-nmの6割強が台湾であり、先々の全貌の推移&更新に注目である。
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2021年10月14日
|産業分析
かつて世界の携帯電話を支配していたNokiaが通信インフラに力を入れているが、このほど新型ネットワークプロセッサチップ「FP 5」を開発(図1)、通信基地局の消費電力を下げると共にセキュリティも強化した。汎用のネットワークプロセッサチップでは、性能も消費電力も満たされないからだ。
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2021年10月13日
|服部毅のエンジニア論点
のっけから私事で恐縮だが、かつて本稿著者は、半導体専門誌「月刊Electronic Journal 」(電子ジャーナル社発行、2015年3月号で廃刊)の編集顧問として、「Perspective」と題する巻頭コラムを長年にわたり執筆してきた。そこでは、毎月、日本の半導体政策や半導体産業への提言を執筆してきた。
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2021年10月12日
|技術分析(半導体製品)
AIプロセッサチップからAIコンピュータシステム(図1)まで手掛けるGraphcoreが2021年に入り日本でも活動に力を入れている。機械学習に適した超並列処理のMIMDアーキテクチャを使い、AI性能が極めて高いのが特長だ。すでに韓国通信オペレータのKTでネットワーク効率を上げ、Microsoft Azureクラウド上での医療画像分類認識で最新GPUよりも12倍も高速という実績を見せている。
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2021年10月11日
|泉谷渉の視点
半導体産業はここに来て、100兆円の巨大市場を構築すべく、爆裂成長モードに入った。筆者は2021年の半導体生産を前年比20%増の60兆円と予測しているのであるが、この1〜6月を見る限り、予想よりははるかに上回り、前年比25%増くらいの勢いになっている。
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2021年10月11日
|週間ニュース分析
週末10月9日の土曜日、日本経済新聞の「TSMC・ソニー、熊本に工場、8000億円投資、デンソーも参画、半導体確保へ政府補助」と題したニュースには驚かされた読者も多いだろう。TSMCもソニーも熊本工場を新設するとは一言も発表していない。にもかかわらず何度もこのようなニュースが流れる背景は何か。
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2021年10月11日
|長見晃の海外トピックス
新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜9日午前時点、世界全体で2億3709万人に達し、1週間前から約294万人増と17万人の減り幅である。我が国では、"第6波"の懸念に向け引き続きの備え&警戒が呼びかけられている。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高が発表され、この8月について$47.2 billionと最高をまたまた更新、前月比3.3%増、前年同月比29.7%増である。これで、前月比は6ヶ月連続のプラス、前年比は今年に入ってからの8ヶ月連続二ケタ%増、といまだ著しい増勢を示している。先行き後退懸念が取り沙汰される中、一方では、半導体の不足&各国内製造強化からくる政治絡みの動きの波紋が引き続いている。
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2021年10月 8日
|産業分析
韓国Samsungのファウンドリ部門が3nmプロセスでGAA(Gate All Around)構造のMOSFETを基本トランジスタとして使うプロセスを2022年上半期までに提供すると発表した。TSMCの基本ロードマップ、さらにIntelも20Åプロセスを発表したのに続き、遅ればせながらSamsungも計画を発表した。
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2021年10月 7日
|岡島義憲の集積回路の明日に向けて
人工知能の父と呼ばれたマービン・ミンスキー氏 (1927-2016)は、1961年に、脳内のModels(世界モデル、生成モデル)とMind(注目と制御を行う装置)の間の対話(内省)が知性(Intelligence)を発現させるという仮説を持っていた(参考資料1)。 また、数学者であるチューリング氏に始まる計算複雑性理論も、証明者と検証者からなる二つの計算機構の間の対話構造(Interactive Proof System)の証明能力の高さに注目して来ている(参考資料2)。 そこで、本稿では、両者に現れた「対話構造」の類似点と相違点をまとめてみる。 AIコンピューティングの装置が持つべき大構造を理解するためである。
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2021年10月 6日
|市場分析
GaNパワーデバイスのサプライヤーの最新の上位ランキングを市場調査会社のTrendForceが発表した。これによると、1位はNavias社になりそうだとしている。2位には昨年1位だったPower Integrations社となっている。GaNパワーデバイス市場はスマートフォンの急速充電器に使われるようになって市場が立ち上がってきている。
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