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2020年9月

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新型コロナの有無を15分で検査できる光センサ技術をamsが開発

新型コロナの有無を15分で検査できる光センサ技術をamsが開発

オーストリアの中堅半導体メーカーamsが新型コロナウイルスの感染を調べる検査をわずか15分で済ませられるセンサとそのソリューション技術を開発した。通常なら2~3日かかるPCR検査を同じ日に結果がわかるという検査技術であり、光半導体センサと読み取り技術によるものだ。 [→続きを読む]

ソフトバンクグループがArmをNvidiaに売却、その理由を探る

ソフトバンクグループがArmをNvidiaに売却、その理由を探る

投資会社兼ホールディング会社であるソフトバンクグループ(SB)が傘下のArmホールディングスをNvidiaに400億米ドルで売却すると発表した。ソフトバンクは、オフィスシェアリングのベンチャー企業WeWorkに約1兆円もの支援策を行ったが失敗、本体が大きく傾き、最近は投資した企業の売却に追われてきた。Arm売却もその一つ。 [→続きを読む]

米国の対中追加制裁発効間近、Huawei、SMICはじめ広範に走る動揺

米国の対中追加制裁発効間近、Huawei、SMICはじめ広範に走る動揺

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜11日昼前時点、世界全体で2795万人を超え、1週間前から約180万人余り増と勢いが続いている。累計地域別では中南米が最多、北米、そしてアジアが続いている。米国による中国・Huaweiに対する輸出禁止措置で基幹の半導体が来る9月15日から入手できなくなる事態を間近に控えて、Huaweiはもちろんそのsupply chainに大きな衝撃が走っている。中国を代表する半導体ファウンドリー、SMICも、次のブラックリストの目標かという報道が流れて動揺を受けている。米国の半導体技術を中国に対し遮断する動きの拡大に衝撃が広がる一方、Huaweiのスマホのシェアを狙う虎視眈々の動きが錯綜する現下の状況を受け止めている。 [→続きを読む]

米国政府、AIと量子技術に10億ドル以上を投資、金額少ないとの声も

米国政府、AIと量子技術に10億ドル以上を投資、金額少ないとの声も

米国連邦政府は、AIや量子情報科学(QIS)、5G通信などの先端技術を使った国内経済を刺激するため10億ドル以上を12の研究所に投資する、と発表した(参考資料1)。これらの先端技術は、ヘルスケアや通信、製造、農業、交通、セキュリティでの革新につなげる。NSF(全米科学財団)とDoE(エネルギー省)が担当する。 [→続きを読む]

ウェビナーを視聴して見えてきたもの

ウェビナーを視聴して見えてきたもの

2020年6月の拙文(参考資料1)を投稿した時、編集長の津田建二氏より以下の趣旨のメール(参考資料2)を頂いた。「最近は自宅でのテレワークが多い。しかしビデオ会議による取材や会見、オンラインセミナーなどを多用するようになると、情報が入らないとか、遅れそうだ、など焦りを感じなくなった。シリコンバレーでは20年近く前からテレワークは日常化しているので、米国ではそれほど大きなギャップはなかったと思うが、日本ではコロナ収束後のニューノーマルで、テレワークを多用する働き方が急速に加わり、大きなステップに直面したと感じている。でもオンライン化で効率がもっと上がるのではないかと思われ、何か、新しい時代の夜明けを感じ、わくわくする」。 [→続きを読む]

ストレージのそばでデータ解析可能なArm Cortex-R82

ストレージのそばでデータ解析可能なArm Cortex-R82

Armは、リアルタイムCPUの64ビット版、Cortex-R82を開発した。コンピュータシステムのストレージからデータを呼び出して計算する用途を狙ったもの。Cortex-RシリーズはリアルタイムCPUという位置づけのIPコア。Cortex-R82ではCPU回路を8コア搭載、ニューラルネットワークの演算向けにNeonプロセッサも内蔵している。 [→続きを読む]

SiCパワーMOSFETの新市場は急速充電スタンド

SiCパワーMOSFETの新市場は急速充電スタンド

パワー半導体のSiCがコスト高の点でその採用が遅れている。SiC パワーMOSFETは超高電圧用途などですでに使われているが、電気自動車(EV)にはコスト高でインバータにはまだ採用されていない。量産という点でSiCの救世主となりそうなのが、EV用の急速充電器での採用だ(図1)。急速充電器はクルマに搭載したバッテリパックに高圧をかけて電荷を電池に送り込む。 [→続きを読む]

爆裂成長を続けるTSMCは2nmの新工場建設へ!!〜新竹に2兆円投資

爆裂成長を続けるTSMCは2nmの新工場建設へ!!〜新竹に2兆円投資

台湾TSMCの爆裂的成長が止まらない。2020年7〜9月期の半導体ファンドリ売り上げランキングにおいて、TSMCは実に前年比21%増を達成し、1兆2485億円の実績となった(編集室注1)。2位のSamsungはわずかに4%増であり、金額で言えば4032億円であったわけだから、何とTSMCはSamsungの3倍強の売り上げを上げて一人勝ちの様相となっている。ちなみに、3位のGlobalFoundriesは前年比3%減と振るわなかった。 [→続きを読む]

新型コロナを前提としたニューノーマル時代のテクノロジーが続出

新型コロナを前提としたニューノーマル時代のテクノロジーが続出

ニューノーマル時代は誰しもが新型コロナウイルスを持っているという前提で距離を保つなどの飛沫感染を避けることが欠かせない。そのためのテクノロジーが続出している。中でも人間の代わりにロボットを利用する提案が相次いでいる。さらにロボットからのデータを処理・分析するサービスへとつなげるビジネス展開をオムロンが進めている。 [→続きを読む]

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