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2018年9月

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ファウンドリ2社が成長戦略を語る〜TowerJazz編

ファウンドリ2社が成長戦略を語る〜TowerJazz編

ファウンドリ2社が立て続けにプレゼンスを高めるコンファレンスを開催した。イスラエルを本拠地とするTowerJazzと韓国Samsung Electronicsである。TowerJazzがワイヤレスやパワーマネジメント、センサなど微細化に頼らない応用を進め、Samsungは現在7nmプロセスを進め、さらに3nmまでの道筋をつけていて微細化をまっしぐらに行く。対照的な二つのファウンドリを紹介する。 [→続きを読む]

メモリ立ち上がり製造装置は一服、5G向け材料・チップも登場

メモリ立ち上がり製造装置は一服、5G向け材料・チップも登場

世界の半導体株が売られていると日本経済新聞の9月8日に報じられたが、短期的な売りであり、しかも半導体チップというよりもメモリ投資が一段落したことが裏にある。この結果、製造装置が一段落した。チップの方がむしろ好況を維持している。AI、IoTだけではなく5Gへの動きが材料業界にも加速しているからだ。 [→続きを読む]

販売高増勢の一方、20%以上増15ヶ月連続で途切れ、先行きに警戒感

販売高増勢の一方、20%以上増15ヶ月連続で途切れ、先行きに警戒感

米国Semiconductor Industry Association(SIA)より月次世界半導体販売高が発表され、この7月について$39.5 billionと前月比0.4%増、前年同月比17.4%増、そして6月に続いて単月最高を更新している。2017年4月から2018年6月まで15ヶ月連続の前年同月比20%以上増が、ここでついに途切れる結果となっている。メモリ半導体の高価格が引っ張る現下の熱い活況の半導体市場という決まり表現が続いてきているが、米中摩擦はじめ世界情勢の雲行きを受けて今後に向けた警戒感が具体的に強まっている現時点でもある。 [→続きを読む]

7月の世界半導体販売額も史上最高の395億ドル

7月の世界半導体販売額も史上最高の395億ドル

SIA(Semiconductor Industry Association)が発表した2018年7月の世界半導体売上額は、前年同月比17.4%増の395億ドルに達しており、今月も過去最高の販売額を示した。この統計は、WSTS(世界半導体市場統計)の集計データをもとに3カ月の移動平均を求め、SIAが毎月発表している(参考資料1)。 [→続きを読む]

8月に最もよく読まれた記事は、直近の半導体トップ15社ランキング

8月に最もよく読まれた記事は、直近の半導体トップ15社ランキング

2018年8月に最もよく読まれた記事は、「2018年上半期世界半導体トップ15社ランキング」であった。これは市場調査会社のIC Insightsが発表した2018年6月までの世界半導体企業トップ15社のランキングである。ファウンドリビジネスの規模を知ることが製造装置企業にとってビジネス上重要と考え、TSMCもそのランキングに含めている。 [→続きを読む]

米中貿易戦争の大きな問題〜半導体サプライチェーンにマイナスの側面

米中貿易戦争の大きな問題〜半導体サプライチェーンにマイナスの側面

ただの女たらしであるだけならよかったのだ。記者にほえまくり、米国のメディアを敵に回すこともあの言動では仕方がない。そしてまた、シリコンバレーを中心とするハイテク産業の人たちや、いわゆるインテリといわれる階層の人たちに人気がないのは当たり前だ。 [→続きを読む]

ルネサスがIDTを買収する?

ルネサスがIDTを買収する?

ルネサスエレクトロニクスが米国の中堅半導体企業であるIDTを買収する方針を固め、最終交渉に入った、と日本経済新聞が9月1日に報じた。続く2日の日曜日には「米IDT、半導体「ヒトの五感担う」ルネサスが買収 自動運転や室内CO2感知」とその狙いまで報道した。なぜIDTなのか、これまでIDTを取材してきた筆者には理解できない。 [→続きを読む]

激動模様|そして3社に…ロジック最先端:引き続くメモリcapex増大

激動模様|そして3社に…ロジック最先端:引き続くメモリcapex増大

半導体業界の今後に向けてどんな通過点になるのか、激動要素を孕んだ2点に注目である。Intel、Samsung、TSMCおよびGlobalfoundriesに絞られていたロジック最先端プレーヤーから、Globalfoundriesが7-nm nodeについての取り組みを止めると明らかにし、淘汰の推移の1つの大きな節目となっている。もう1つ、現下のメモリの活況を反映してIC Insightsが、今年の半導体設備投資(capex)総額について初めて$100 billionの大台を越えるとともに内訳でメモリ関連が合わせて53%と半分以上を占めると予測している。一寸先は闇の様相を伴いながらの現実の展開に一層目が離せないところがある。 [→続きを読む]

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