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2008年9月

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エプソンが20μmピッチの液晶ドライバを実装したCOGの信頼性を発表

エプソンが20μmピッチの液晶ドライバを実装したCOGの信頼性を発表

セイコーエプソンは、次世代液晶ディスプレイ用樹脂コアバンプCOG実装技術を開発したと昨年発表したが、このほどその信頼性試験結果や技術の詳細を明らかにした。今回テストした、液晶ディスプレイドライバ用の半導体チップの外部リード端子が20μmピッチと非常に細かく、それをCOG(チップオングラス)に実装したもの。ドライバ端子はディスプレイの画素ラインごとに設ける必要があるため、フルハイビジョンなどの高精細テレビにはドライバピッチの微細化が要求される。 [→続きを読む]

Bell研の一時代/科学技術関係会議の傍聴/グローバル雑学王−10

Bell研の一時代/科学技術関係会議の傍聴/グローバル雑学王−10

この2008年9月12日が、Jack Kilby氏IC発明の50周年になるとのこと、Texas Instruments社では先端半導体研究センターをDallasに設立すると発表している。一方、Bell研が基礎研究を停止することについて米SIAからの発表があり、ともに合わせて半導体業界の大きな節目を感じるところがある。 [→続きを読む]

7月の世界の半導体製造装置販売、大幅な前年同期比割れ続く

7月の世界の半導体製造装置販売、大幅な前年同期比割れ続く

SEAJ(日本半導体製造装置協会)とSEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)およびSEMIジャパンが共同で、2008年7月における世界の半導体製造装置販売統計を発表した。これによると、7月の実績は25億108万ドルで、対前年同期比で37.6%減と、ここ1年間で最低の落ち込みとなった。2月に対前年比7.3%増を記録してからは、5ヵ月連続で下降線を描きながら前年比割れが続いている。前月の対前年同期比33.7%減よりもさらに、特にここ2ヵ月の減速が目立つ。 [→続きを読む]

特集:グローバル化を進める(2)――日本半導体メーカーの位置付け

特集:グローバル化を進める(2)――日本半導体メーカーの位置付け

講演者:南川 明
アイサプライ・ジャパン 副社長、主席アナリスト/ジャパンリサーチ
半導体の牽引役が拡がっている。1997年と2007年を比較すると、民生とワイヤレス(携帯)が大きく伸びている。一方で、産業系、有線通信が下降した。伸びたものは個人もしくは家庭が使うものである。過去の牽引役の商品は、企業が使うものであった。つまり企業から個人への消費のシフトがある。さらに、新しく自動車向けの消費が増えた。 [→続きを読む]

アントレプレナーが進めるイノベーション(下)

アントレプレナーが進めるイノベーション(下)

前回はわが国のアントレプレナーについて述べたので本稿では、多数誕生したアメリカのアントレプレナーを論じて見よう。1840年代に始まったゴールドラッシュでも解るように、アメリカ人は競争が好きで自分の力で富を築きたいという欲望が強い。日本でも金鉱は発見されているがゴールドラッシュは発生していない。自分の力で富を築きたいという発想は、同一民族が相和して仲良く住み分けるという日本人が慣れたものとは違う。 [→続きを読む]

サンディスクをサムスンが買収するという噂が駆け巡る、今も真相究明中

サンディスクをサムスンが買収するという噂が駆け巡る、今も真相究明中

先週末、ビッグニュースが飛び込んできたため、今回はこのサンディスクをサムスンが買収するという噂について考えてみる。このニュースは日本時間9月6日の日本経済新聞で初めて見たのではあるが、どうやらほぼ同時期に世界中にこのニュースが複数の筋から流れたようだ。というのは米Electronic Newsのスザンヌ・デフリー記者が噂とブログに書きながら、すぐに「複数のニュース機関とアナリストたちによると」、というソースを引き出しながらニュースを流したからだ。 [→続きを読む]

40回目の国際固体素子コンファレンス、ベル研から台湾へ戻ったSze教授が講演

40回目の国際固体素子コンファレンス、ベル研から台湾へ戻ったSze教授が講演

9月23日から26日の4日間、つくば市の国際会議場で開催される国際固体素子コンファレンスは40年目を迎える。この会議は、半導体のデバイス、プロセス、材料に関する最先端の情報交換の場となっている。第1回が1969年だから、MOSがようやく日の目を見ようとしているころだ。今回、20年ぶりに参加、取材しようと思う。 [→続きを読む]

7月半導体販売高/SPIフォーラムから/グローバル雑学王-9

7月半導体販売高/SPIフォーラムから/グローバル雑学王-9

世界半導体販売高、今年1月から7月までの累計は前年比5%増の伸びとなっているとともに、300-mmウェーハが初めて比率が最大に、すなわちcrossoverが見られたとのこと。グローバルな拡大、シフト傾向という市場の様相の一方、支える技術基盤は大きな節目を越えて堅調な進展ぶりを示していると思う。 [→続きを読む]

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