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23年12月によく読まれた記事は「TSMCのFab23の呼び名」

2023年1月に最もよく読まれた記事は、ブロガー服部毅氏の書かれた「台湾TSMC社のファブ23はどこにある?ファブ23フェーズ1とは何?」である。これはTSMCが自社のファブ(プロセス工場)をFab xxと呼んでいることを紹介したもの。日本の熊本工場をJASM(Japan Advanced Semiconductor Manufacturing)とは言わないとしている。

前月によく読まれた記事

第2位は「ファウンドリトップ10ランキング、Intelが初めて第9位にランクイン」は、ファウンドリ企業のトップ10社を紹介したTrendForceの調査を報じた記事。1位はもちろんTSMCだが、この中でIntelのファウンドリ部門であるIFS(Intel Foundry Services)が初めて第9位に登場している。

第3位の「半導体不況からの脱出が最後のメモリでも開始」では、2023年11月になってようやくDRAMとNANDフラッシュのメモリの単価が値上がり始めた。この1年近くずっとメモリ単価が安すぎて、どこもみな赤字を出していた。在庫の溜まりすぎを解消することで需給バランスを回復させようとしてきたが、単価の値上がりはようやく供給過剰から需要増加へと転換し始めたことを意味している。

第4位の「2nm以降のプロセスで世界バトル、日本も果敢に挑戦〜問題は消費電力の急増」は、ブロガー泉谷渉氏の記事で、2nmプロセスを開発しているプレイヤーがTSMC、Samsung、Intelに加え、ラピダスも参加したことを伝えている。

第5位の「産総研が10〜20nmプロセス開発を検討中」は、産業技術総合研究所の持つ300mmの試作ラインを利用して、日本の半導体産業が抜けている10〜20nmプロセスを開発しようという新しい動きである。ラピダスが2nmプロセスノードの開発を進めているのに対して、市場の大きな10〜20nmプロセスを産総研が積極的に開発することで日本の技術の底上げを図る。

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