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10月に最もよく読まれた記事は「はっきり見えた、半導体回復の傾向」

2023年10月に最もよく読まれた記事は、「はっきり見えた、半導体回復の傾向」であった。これはWSTS(世界半導体市場統計)の数字をもとに、セミコンポータルが前年比と前年差を取り、現在の世界半導体販売額を比べることで成長の度合いを可視化したデータを使って分析した記事。11月には必ず前年比プラス成長に変わるという確信を得た。

前月によく読まれた記事

2番目によく読まれた記事は、「2023年の世界半導体企業のトップランキング、Nvidiaが首位になるか」であった。これは、2023年の第2四半期までの決算報告と第3四半期の見通しを元に、市場調査会社Semiconductor Intelligenceが予想したもの。これによれば2022年は11位とトップテン圏外だったNvidiaがいきなりトップになる、という予想である。

第3番目に読まれた記事は、「ラピダス、国内初の大型ファンドリ工場!〜建築面積が東京ドーム1.15倍〜」である。これはブロガーの泉谷渉のラピダスレポート。

第4位の「パワー半導体の王者Infineonが語る、これからのパワー事業に必要なもの」は、10月に行われた在日ドイツ商工会議所が主催し、インフィニオンテクノロジーズジャパンが企画事務局として開催したオクトーバーテックをレポートした記事。InfineonのCMO(Chief Market Officer)であるAndreas Urschitz氏が基調講演を行い、パネルディスカッションでPower & Sensor Systems事業部プレジデントのAdam White氏が語った中から見えてきた、Infineonの強さを記事にした。

第5位の「華為のスマホ用SoC、SMICの7nmプロセスで作製、九州のTSMC体制着々と」は週間ニュース分析の中からの記事を紹介した。分解を得意とするTechInsightsが華為のスマートフォン「Mate 60 PRO」を分解し、実装されているアプリケーションプロセッサSoC「Kirin 9000s」をさらに分解・解析した。その結果、線幅・線間隔を比較し、単位面積当たりのトランジスタ数がTSMCの7nmプロセスで使われている9000万トランジスタ/mm2に近い、8900万トランジスタ/mm2だったことから、7nmプロセスと結論付けたことを報じた。

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