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6月に最もよく読まれた記事は「ラピダスの技術戦略」

2023年6月に最もよく読まれた記事は、「検証が必要な国策2nmファウンドリRapidus社の技術戦略」であった。これは服部毅氏のブログで、5月にベルギーのアントワープ市で開かれたimec主催の「ITF World 2023」でラピダスが講演した戦略を報じた記事で、RUMSやIIMなど新語が続々登場したという。

前月によく読まれた記事 2番目によく読まれた記事は「2023年第1四半期の世界半導体ランキング、1位はIntel」で、米市場調査会社のSemiconductor Intelligenceが各社の決算状況をベースに2023年第1四半期における世界半導体ランキングを作成したもの。直近の半導体不況で、特にメモリは大きなマイナス成長となっており、SamsungはIntelに抜かれてしまい2位に転落した。

第3位の「米国製に続き、日本製半導体も第三国経由でロシアに流入」は、日本製の半導体の7割(金額ベース)が香港経由でロシアに流れたという日経報道を議論した。もはや軍事用途も民間用途も区別がつかなくなっている。米国では、防衛技術を嫌ってきたIntelのチップがロシアにも流れたという話もある。もはや半導体チップの流通経路を完全の抑えることは難しくなっている。

4番目によく読まれた記事は「フォトレジストのJSR、国営ファンドが買収へ」であった。これは6月下旬の週末をにぎわした記事を議論したもので、好調なフォトレジストメーカーのトップを行くJSRが国営ファンドへの売却を進めていることがわかった。半導体業界の人たちは一様に「理解に苦しむ」と述べている。

第5位の「ChatGPTは半導体需要を爆発的に拡大!〜NvidiaのGPUにメモリ生産必須」は、泉谷渉氏のブログである。ChatGPTで代表される生成AIでは大量のAIチップが学習に使われているため、半導体生産は今後も成長するとしている。

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