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エルピーダを支援するマイクロンのメリットを論じた記事が5月のトップ

5月に最もよく読まれた記事は、ニュース解説「エルピーダの支援企業がマイクロンに、買収メリットを議論する」であった。この記事は、マイクロン側から見たエルピーダ買収のメリットは何かについて議論したもの。マイクロンの多角化とエルピーダのDRAM一本化が対象的。

第2位はインダストリ「ルネサス、11年度決算は通期で営業損益568億円の赤字ながら4Qに明るさ見る」。ルネサスが発表した2011年度の決算報告をよく見ると、直近の4Qでは前期(3Q)比6.1%減という世界の半導体メーカーと同じレベルに収まっている。これまでは世界が成長していても日本のメーカーは成長しないという状態だった。世界の半導体と同じレベルに達したということは若干のマイナスだとはいえ、喜んでいいことではないだろうか。

第3位のニュース解説「ルネサスは残された社員のモチベーションを上げる方針策定を急げ」では、ルネサスが鶴岡工場をTSMCに売却するという日経の記事について議論した。ルネサスは記事の内容を公表したわけではないとしているが、日経は事実であるような書き方をしている。人員削減では残された社員のモチベーションは必ず下がる。それを維持あるいは上げない限り、会社には活力が生まれない。このことを議論した。

第4位:禿節史の視点「スティーブ・ジョブズ氏がアドバイスを求めた日本人」では、ジョブズ氏がアップルを追われた1980年代半ばにシャープの佐々木副社長を訪ねた時の様子を元シャープの禿(カムロ)氏が表したもの。佐々木氏が紹介した「モノゴトづくり」は、ものを作るための仕組みを作ることが重要だという考え方だ。ジョブズ氏がアップルに復帰した後のiPodやiPhoneなどは仕組みの革命である。

第5位:津田建二の眼「VLSI Symposiumの採択論文から見えてくる日本半導体の進むべき道」では、採択された論文の分野を眺めてみると、日本の得意な分野には論文が集中し、不得意な分野にはほとんどなかった。強いところをさらに強くするという考えだと、日本の進むべき道がわかることを論じた。

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