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2008年11月

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KGDビジネス、特殊DRAMで独自の地位を築く台湾Etron社

KGDビジネス、特殊DRAMで独自の地位を築く台湾Etron社

Nicky C.C. Lu氏、Etron Technology社 CEO兼会長 台湾ではMediaTekやAli、Realtek、Sunplusなどファブレス半導体メーカーが意外と多い。設計ハウスも含めて225社もあるといわれている。DRAMビジネスにおいてもファブレスメーカーがいる。Etron Technology社は、元IBM社ワトソン研究所でDRAMを開発してきたNicky C.C. Lu氏が設立したファブレスのDRAMメーカーである。昨今のDRAMチップの単価下落を受けてDRAMビジネスは厳しくなっている。これからのDRAMビジネスをどう進めていくか、Etron CEO兼会長のLu氏に聞いた。 [→続きを読む]

ラバースタンピング産業から脱皮して高付加価値産業へ転換する方法を考える

ラバースタンピング産業から脱皮して高付加価値産業へ転換する方法を考える

Rubber stamping industry(ゴム印で押すだけでできる産業製品)という言葉がある。ゴム印を作りさえすればそれを何回も押すだけで製品が出来てしまうような産業を指す言葉だ。メモリーやフラットパネルディスプレイ(FPD)がこれに当てはまる。これらは一見、ハイテクに見えるが、設計はさほど難しくない。一つのセルや画素を作ればあとはそれをたくさん並べるだけである。これまで日本の得意製品はまさにラバースタンピングインダストリーだったかもしれない。 [→続きを読む]

統計数学的手法で半導体プロセスの歩留まりを上げる、新しいビジネスが登場

統計数学的手法で半導体プロセスの歩留まりを上げる、新しいビジネスが登場

多変量解析という学問分野がある。さまざまなデータを整理してそのデータの持つ意味を明らかにするために使う。半導体プロセス工程は700~800工程もあり、各工程の定める規格を満たしていても歩留まりは100%に達しないことがある。規格を厳しく、すなわち狭くすると本来良品なのに規格外の不良品と判定してしまえばロスになる。お金になる製品をみすみす捨ててしまうことになる。歩留まりを100%近く、しかもチップ収量も十分になるようにプロセスを構築するためのカギとなるのが多変量解析ツールだ。 [→続きを読む]

ビッグニュースはパナソニックの三洋電機買収、製品ポートフォリオ拡大へ

ビッグニュースはパナソニックの三洋電機買収、製品ポートフォリオ拡大へ

日本経済新聞が土曜日に特ダネとして、パナソニックが三洋電機の買収に動いているという第一報を報じたが、翌日に具体的な株式市場からの調達をはじめとする詳細情報が流れた。買収金額はこれからのデューデリジェンスを経て正式に決まるようだ。もともとは松下電器産業の社員だった創業者が独立してパナソニックとは同じ製品をできるだけ出さない方針でやってきたはずだが、重複する製品も少なくない。 [→続きを読む]

9月半導体販売高/余波の渦中の警告&見通し/グローバル雑学王−17

9月半導体販売高/余波の渦中の警告&見通し/グローバル雑学王−17

9月下旬からの米国発金融危機の波紋、余波が引き続く中、米SIAより9月の世界半導体販売高が発表され、ここにも早、伸びの鈍化が表れている。各国・地域でそれぞれに対策が打たれ、米国大統領選挙を間近に控える現時点、デバイス業界では特に世界経済の動向を踏まえた新基軸への布石を探ることの重みを感じている。 [→続きを読む]

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