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第2四半期のシリコンウェーハ出荷面積は過去最高

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2016年の第2四半期に出荷したシリコンウェーハの総面積は、27億600万平方インチとなり、四半期における出荷面積としては過去最高を記録した、とSEMIが発表した。前期比、前年同期比ともプラスである。

図1 Siウェーハの出荷面積が過去最高に 出典:SEMI

図1 Siウェーハの出荷面積が過去最高に 出典:SEMI


2016年第1四半期のウェーハと比べ、総面積は6.6%増加し、前年同期と比べても0.1%増だった。ただし、2016年の前半(第1四半期と第2四半期の合計分)でみると、2015年上半期の53億3900万平方インチから1.8%減の52億4400万平方インチとまだ低い。

ただし、後半はiPhone 7/7 Plusの発表が期待され、スマホ市場をけん引すると見られているため、昨年並みか若干上になるのではないだろうか。というのはパソコンが下げ止まりつつあるとはいえ、世界全体ではまだ下降気味から抜けていないからだ。DRAMは今年20%減近いマイナス成長になるという予測もあり、DRAMが半導体市場の足を引っ張りそうだ。しかし、NANDフラッシュは昨年よりは成長しそうであり、ロジックやFPGAなどシリコン面積を必要とする製品は横ばいかプラス成長になりそうと見られている。面積は今年は昨年よりも伸びそうだ。

参考資料
1. シリコンウェーハ面積はこの1Qに下げ止まった (2016/05/17)

(2016/07/28)

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