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NANDフラッシュ市場で首位サムスンをじわじわ追い詰める東芝

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NANDフラッシュ市場では東芝がサムスンをじわじわと差を詰めてきている。DRAMエクスチェンジが発表した2010年第4四半期におけるNANDフラッシュメーカーのランキング(表1)によると、首位サムスンが18億4000万ドルだったのに対して、東芝は17億4300万ドルと肉薄してきた。

表1 2010年第4四半期のNANDフラッシュ市場 出典:DRAMeXchange

表1 2010年第4四半期のNANDフラッシュ市場 出典:DRAMeXchange


2010年の第3四半期は、サムスンが20億2900万ドルであり、東芝は18億2100万ドルとまだ差があった。この差は徐々に詰まってきている(図2)。


図2 サムスンと東芝の差が縮む

図2 サムスンと東芝の差が縮む


NANDフラッシュ市場そのものは第3四半期から全体で-4.2%と少し後退したが、ビットベースでの出荷量は16%増えている。特にメディアタブレットとスマートフォンが後押しした格好となっている。

ただ、単価の下落は昨年11月中ごろからもっと顕著に表れるはずだった。ところが、東芝の四日市工場が12月10日に瞬時停電の影響をまともに受け、12月からこの1月にかけて東芝のNANDフラッシュ生産量は落ちるはず、という読みが需要家側にあった。今のうちに在庫を貯め込んでおこう、という算段だったとDRAMエクスチェンジは見ている。この結果、NAND価格は思っていたほどには下がらなかった、という訳らしい。

第4四半期はASP(平均単価)が17%も下落したのにもかかわらず、出荷数量を増やすことができたため、結果的に落ち込みは-4.2%にとどまった。この見方が事実だとすると、2月ごろにはユーザー在庫の影響を受け、価格の下落はもっと激しくなる恐れはある。しかも、東芝とサムスンとの差は再び開く恐れもある。予断を許さない。

2010年全体ではNANDフラッシュ市場は対前年比58.7%増の191億7000万ドルを記録している。

(2011/02/09)

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