2008年3月21日
|技術分析
今から2000年ほど前、ローマ人が支配していたイギリス南西部の街バース(Bath)は、温泉が湧きお風呂の語源にもなった街である。ここに世界の半導体メーカーやシステムメーカーを相手にする、若い半導体ファブレス企業がある。創立7年のpicoChip Designs社の経営陣はグローバルな企業からやってきた人たちが圧倒的に多い。Oak Technology、IBM Microelectronics、Cadence Design Systems、Conexant Systems、Agere Systems、Vodafone、Analog Devicesなど世界各地の企業から集まっている。
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2008年3月19日
|技術分析
XMOS Semiconductor社と同様、ブリストルに本拠を構えるIcera社も有望なファブレスベンチャー企業として注目されている。実は、最初の90nmプロセスで出荷したチップを日本のセイコーインスツル(SII)に納め、そのチップを使った3G通信モジュールをSIIがソフトバンクへ納めており、実績が出てきている。
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2008年3月18日
|技術分析
イギリスの半導体企業は、主に4つの地域に集積している。英国半導体協会であるNMI(National Microelectronics Institute)が2006年にレポートをまとめたNMI Design Survey Report 2006によると、SEEDA(South East England Development Agency)とSE(Scottish Enterprise)、EEDA(East of England Development Agency)、SWRDA(South West Regional Development Agency)の4つの地域だという。
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2008年3月14日
|津田建二の取材手帳
セミコンポータルではじめとなる「特集:半導体に注力する英国株式会社」の記事掲載を始めた。これは、雑誌の特集に相当するような記事をウェッブで紹介する試みである。雑誌なら20ページにもなる特集をウェブにそのまま掲載するわけにはいかないため、連載で掲載することにした。あまり知られていなかった英国の半導体事情をつぶさにお伝えできることは私にとって大きな喜びである。
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2008年3月14日
|産業分析
イギリスが産官学をあげて半導体産業に力を入れている。英国は半導体ビジネスの成長性、重要性を認識していながら、国内には大手半導体企業が全くいない。どうやって半導体産業を育成し成功へと導くべきか。ここに英国の知恵が結集する。この特集は今後10年、20年を見据えて半導体ビジネスを推進していく英国をつぶさにレポートする。
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