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40周年のインテル/新興国市場とCE製品/グローバル雑学王-7

創立40周年を迎えたというインテル社、ここのところ市場状況を説明するのに基軸となる2つのキーワードである"新興国市場"と"CE製品"、に注目している。

≪40周年のインテル≫

恒例のIntel Developer Forum(IDF)(8月19-21日:Moscone Center West、San Francisco, California)の記事に目を通す中で、インテル社が創立40周年ということを知った。自分に照らしても、会社、業界での歩みで随時随所で本当に深い関わりを感じるものがある。

早速、同社のホームページ(日本語版)で40周年の記事を見た。注目する部分のみ、以下の概要である。

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○インテル コーポレーション
 創立 40 周年:技術革新と歩んだ 40 年〜 100 万時間のボランティア活動の一環として、世界の子供とデジタル壁画プロジェクトを展開 〜…2008 年 7 月 18 日

インテルは 1968 年に創業開始して以来、世界初のマイクロプロセッサーの開発など、これまで数々の技術革新を世の中に送り出してきました。コンピューターの“頭脳”として広く認知されているマイクロプロセッサーは、エンターテイメント、教育、ビジネスにおける生産性向上など、数多くの分野で想像しえなかった進歩を実現してきました。

インテル コーポレーション社長 兼 CEO(最高経営責任者)のポール・オッテリーニは「インテルは過去40年間、継続して革新的な技術を投入してきました。マイクロプロセッサーを初めて開発した時代、1 年間に3億5,000万台以上のPC が出荷される規模に市場が成長するとは誰も想像しなかったでしょう。インテルが開発する技術は、今後 40 年先も、ヘルスケアや環境などの分野における課題の解決に向けて革新を主導していきます」と述べています。
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同じホームページにある「インテルの歴史」
(⇒http://www.intel.co.jp/jp/intel/history.pdf?iid=jpAbout_intel+company_historypdf)
から、小生の受け止め、感じ方である。

・1970年10月 世界初の商用DRAM製品1103を発表
 …DRAM回路設計のまさにお手本
・1971年9月 世界初のEPROM、1702を製品化
 …現在のフラッシュメモリにつながる原点
・1971年11月 世界初のマイクロプロセッサ4004を発表
 …MPUの原点
・1979年5月 16ビットMPU 8088発表
 …この年のISSCCを聴講。時差ぼけの眠気との闘いの中、Moore氏の基調講演。
・1985年10月 DRAM事業からの撤退を決断、MPU事業に集中
 …当時参加していたメモリ仕様標準化のJEDEC会合で最大の話題。日米半導体摩擦の火種。
・1993年1月 1992年世界半導体売上高ランキング、No.1に
 …パソコン本格普及、グローバルな協調と競争と現在に至るデバイス業界の大きな節目

このように大雑把に振り返っても、同社の一貫して世界の最先端を引っ張るスタンスを改めて強く感じている。最近はcomplexityが高まって、理解の方がますます追い付かないが、今回のIDFでの小生ながらに感じる先端の動き、次の通りである。

◇Inside Canmore: Intel plugs x86 into TVs-Chip shows x86 giant's growth as an SoC designer(8月20日付け EE Times)
→Intel社初のx86ベースconsumer electronics用半導体、CE 3100,aka Canmoreは、かなりすごく立派な見え方、Internet TVに向かって突き進むIntelのSoC capabilities拡大からくるすべて結集のinitiativeを体現している旨。
この新しい半導体が誇る中身から:
 3,000 Dhrystone MIPS x86コア
 DDR2メモリ3チャネル
 Imagination Technologiesからのグラフィックス・ブロック
                           (13Mポリゴン/秒)

これはビデオ/グラフィックスを扱う家電機器に向けたディジタル家電用SoCであり、インターネット大手の米ヤフーとのネット対応テレビの開発連携が同時に伝えられている。

従来のプロセッサ関係として、次の通りである。

◇Intel turbo charges future Core processors-Intel showed off its next-generation desktop PC chips -- Intel Core i7 processors -- and energy-efficient, high-performance server products, codenamed "Nehalem-EP," that will be moved into production in Q4. Intel also said it is planning a second server derivative aimed at the expandable sever market, codenamed "Nehalem-EX," along with desktop ("Havendale" and "Lynnfield") and mobile ("Auburndale" and "Clarksfield") client versions in the second half of 2009.
(8月20日付け Electronics Design, Strategy, News)
→開幕基調講演で、Intel社のdigital enterpriseグループ、senior VP and GM、Pat Gelsinger氏が火曜19日、同社のロードマップを披露、次世代プロセッサファミリーを詳述の旨。  


≪新興国市場とCE製品≫

上記の通り、インテル社もconsumer electronics用半導体、CE 3100を発表しているが、最近のデバイス市況を語るとき、consumer electronics(CE)とあともう一つ、新興国市場が、欠かせない機軸の言葉になっていると感じる。

この1週間をとってみても、関連材料に事欠かない状況である。

◇主要製造業、新興国で23%稼ぐ 地域別利益が米欧と逆転。(8月18日付け NIKKEI NET)
→株式時価総額の大きい製造業50社が開示した地域別営業利益から分析。
2008年4-6月期に主要製造業が中国など新興国で利益全体の23%を稼ぎ、米欧の合計(19%)を逆転したことが分かった旨。かつては世界最大の米市場開拓が海外戦略の柱だったが、グローバルな生産・販売体制を構築するため中国などに積極投資した結果、新興国の利益割合は4年足らずでほぼ2倍になった旨。米欧で景気減速感が強まっていることも一因、今後はリスク管理など新興国での経営が一段と重要になる旨。

◇CE product demand driving tighter collaboration between CE, IC players, KPMG reports-Increasing demand for CE products is putting pressure on CE and IC manufacturers for shorter development cycles thereby pushing these suppliers to work more closely to improve design processes and bring products to market more quickly.
(8月19日付け Electronics Design, Strategy, News)
→KPMG LLPが、Global Semiconductor Alliance(GSA)およびConsumer Electronics Association(CEA)と共に行った調査。ここ数年、consumer electronics(CE)製品の需要はPCsを上回り、CEメーカーには景気ブーム、従来PCあるいは通信市場に重点を置いた半導体メーカーには新たな成長opportunitiesを引き起こしている旨。

◇米IT業界、新興国依存が鮮明に、HPの5-7月期14%増益。(8月20日付け NIKKEI NET)
→米HPが19日発表した5-7月期決算、純利益が前年同期比14%増の約2200億円。BRICsでの売り上げが24%増、全体の10%を稼いだ旨。IT業界では、米国市場の伸び悩みを新興国の開拓で補う構図が鮮明の旨。

◇携帯世界市場、伸び再加速、上半期15%増。(8月23日付け NIKKEI NET)
→米調査会社IDCなど発。今年上半期(1-6月)の携帯電話の出荷台数は5億9760万台、前年同期比15%増、昨年上半期の13%増を上回った旨。携帯電話の世界市場の伸びは2004年の前年比37%増をピークに鈍化していたが、新興国での販売台数の急増が市場拡大に再び弾みを付けている旨。


≪グローバル雑学王-7≫

常識・非常識の境界というのは、我々の日常、国内でもなかなか難しいもの。増してや海外、グローバルにおいておや、ということで、『常識の世界地図』(21世紀研究会 編著:文春新書 196)から、我々はお互いの文化、常識について知ろうとし、その根源を理解すべきという視点で以下の抽出である。

○挨拶から身振りまで ⇒まさに誤解の世界史
・「指差し(人差し指)」…世界的には、人差し指で指示されることを侮辱や挑発ととらえる社会の方が圧倒的に多い。
・欧米に限らず多くの国々で、挨拶するときには必ず相手の目を見る、アイ・コンタクトの習慣。
 アメリカ人との握手では、勢いが大切。
 イギリス人やフランス人などは、自分の方からは強く握らない。
・首を縦に振るのがYes、横に振るのがNo、これとて世界標準ではない。ギリシャでは、Noは頭を軽く後ろにそらす(「ギリシャの否定」)。

○東洋の作法と西洋のマナー
・外国からの観光客が多い国   [出典]世界観光機関の資料
⇒以下、古いデータであるが、世界の行き来の実態を表していると思う。
≪1998年の世界全体の外国への観光客数 6億3513万人≫
  1. フランス    7000万人  297億ドル(=外貨収入)
  2. スペイン    4775    296
  3. 米国      4640    711
  4. イタリア    3483    304
  5. 英国      2575    212
  6. 中国      2507    126
  7. メキシコ    1981     79
 8. カナダ     1883     91
  9. ポーランド   1882     80
 10. オーストリア  1735    116
 11. ドイツ     1651    159
 12. チェコ     1632     37
 13. ロシア     1581     71
 14. ハンガリー   1500     26
 15. ポルトガル   1120     47
 16. ギリシャ    1108     40
 17. スイス     1103     82
 18. 香港特別行政区 958
 19. オランダ    910
 20. トルコ     896
 21. タイ      772
 22. ベルギー    622
 23. ウクライナ   621
 24. アイルランド  607
 25. 南アフリカ   598
 26. シンガポール  563
 27. マレーシア   555
       ・
       ・
       ・
 35. 日本      411
・自国を訪れる観光客の見分け方
 …欧米人に評判の悪いアジア系の「無表情」や「あいまいな笑顔」
 …インド人や欧米人たちの「うんざりするような派手な表情」
・相手の目を直視するアイ・コンタクト、アラブ人は欧米人よりもさらに意識する傾向が強い。
・日本人にとっては改まった正座、これは世界的にみるとかなり特殊な座り方。
 南アジアでは、男女の別なく、あぐらがもっとも普通の座り方。
・ヨーロッパでは、たとえ靴を履いていても、足の裏を見せるのはよくない、と考えられている。ただアメリカ人はこれをとくに行儀が悪い行為とは思っていないよう。

一概に、一律にはいかない内容であるが、意識しての立ち振る舞いの重要性ということと思う。東京都江東区大島にある団地の自治会の役員に、都内のIT企業で働くインド人の方々がなった、とのインターネット・ニュース記事(8月24日付け)。近所付き合いを円滑にとのことで、積極的に入り込んで溶け込む努力をここでも感じている。

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