1月によく読まれた記事は、不況下で成長した台湾のファブレス企業の話
1月によく読まれた記事は、マーケット「半導体ファブレスの2009年トップ25ランキング、台湾勢プラス成長相次ぐ」であった。これは、米国市場調査会社のIC Insightsがまとめたランキングであり、大きな特長は台湾勢の大きな伸びだ。2009年は売り上げが対前年比でマイナスになった半導体企業がほとんどなのに対して、台湾のファブレストップ6社のうち4社がプラス成長という驚異の強さを示した。
第2位:泉谷渉の視点「2010年はLED設備投資が爆発する!!〜韓台に対抗する日本勢の戦略に注目」
は、2009年の12月28日にアップされたものだが、1月に入ってから多くの人に見てもらえたのだろうと推測される。
第3位:ニュース解説「地味なパワーデバイスに脚光が集まる反面、気になる台湾TSMCの動き」
は、ファブライトへの動きとTSMCの一人勝ちに対する警告である。全ての半導体メーカーがファブライトになると、TSMCが半導体製造の「マイクロソフト」となる可能性を指摘した。製造を依頼する半導体メーカーやファブレスメーカーの価格交渉権をはじめとして、製造の全てを握られる恐れが現実のものとなりつつある。
第4位:ニュース解説「アンドロイド・スマートフォンが続出する2010年、国内半導体も開発急げ」
では、台湾のHTCが最初のアンドロイド・スマートフォンを出したのに加え、AT&TがiPhoneだけではなくアンドロイドも取り扱うことになった。アンドロイドを巡る動きは活発で、日本が出遅れを回復させるため開発キットにもNECエレのV850コアやルネサスSH-コアCPUを載せられるようにすべきと述べた。
第5位:津田建二の眼「2番底を信じるから成長できない、回復が遅れてしまう」
これは、成長するための投資のタイミングが遅れると成長できないどころかマイナスに入り込んでしまうという意見を述べたもの。
第5位:「2009年の1年間で最もよく読まれた記事はルネサスとNECエレの統合」
同じページビュー数で5位にランクされたこの記事は、2009年1年間の記事ランキングを示したものである。