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世界半導体製造装置販売、6月は最大のマイナス、台湾・中国の需要に期待

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SEAJ(日本半導体製造装置協会)とSEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)およびSEMIジャパンが共同で、2008年6月における世界の半導体製造装置販売統計を発表した。これによると、6月の実績は28億6262万ドルで、対前年同期比で33.4%減とここ1年で最大のマイナスを記録した。これで、3月から4ヵ月連続対前年同期比を下回る結果となった。

今回も3ヵ月周期で販売高の合計が推移しており、この周期で考えると6月はそのピークに当たる。直近のピーク月であった3月の実績が43億7646万ドルと良かっただけに、5月の数字を上回っているとはいえ、勢いがない。今後も3ヵ月周期で推移していくと、7・8月はさらに減退することが予測される。


半導体製造装置 地域別市場推移


半導体製造装置 月別売上推移


国別でみてみると、中国と台湾の不振が目立つ。4-6月の四半期累計で、中国は対前年同期比59.8%減、台湾は52.4%減と大きく落ち込み、全体の足をひっぱる格好になっている。特に、台湾は昨年の絶対額が最も大きかっただけに、この2地域の業績が回復すれば、低迷からの脱出も見えてくるといえそうだ。


半導体製造装置 販売統計(世界規模)


(セミコンポータル編集室 山田敦子)

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