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日本製半導体製造装置は10月に勢いが低下、半導体の勢いは?

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ここのところ上り調子だった日本製半導体製造装置が一段落し始めた。SEAJ(日本半導体製造装置協会)が発表した10月における日本製半導体製造装置の販売額は、前年同月比で26.1%増の3427億6900万円となったが、前月比で10%減となった(図1)。SEAJの数字は3カ月の移動平均で表されている。

日本製半導体製造装置の売上額推移

図1 日本製半導体製造装置の売上額


この10%減は図1の推移グラフを見ると、これまでの上り調子から一転するようにみられることから単月の数字はもっと厳しい可能性がある。製造装置のこれからはどうなるか。製造装置をドライブする半導体デバイスがどうなのかをWSTSの販売額の推移から類推することは可能だ。

WSTSだけではなくさまざまな市場調査会社が、半導体販売は急激な低下に入り、2022年の前半までプラス30%超えで成長し続けてきたが、後半マイナス成長になるとみている。その結果、今年全体では一桁成長になるという予測は多い(参考資料1)。

定点観測には毎月の生データを発表しているWSTSのデータを使って、前年比と前年差を見てみると、後半からの落ち込みは7月から始まっている(図2)。しかし、今のところは急激な落ち込みではない。8月は7月よりも大きく落ち込んだが、9月は8月よりも落ち込みの量も比も少ないのだ。


図2 WSTSの数字を前年比だけではなく前年差で見ると、後半の落ち込みの程度を直感的に掴める 


ただし、メモリの落ち込みは第4四半期も続いているため、これからもっと落ち込むことが言われているが、意外と落ち込みの勢いは弱い。つまり今回の半導体不況はそれほど大きく沈むものではなさそうだ。

参考資料
1. 「Gartner、IC Insights、WSTS、Omdia、23年の半導体市場予想を次々発表」、セミコンポータル (2022/11/30)
2. 「日本製半導体製造装置は3ヵ月連続過去最高を達成中」、セミコンポータル (2022/11/01)

(2022/12/02)

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