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第2四半期のサーバー売り上げ20%増の240億ドル、IDC発表

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世界のデータセンター需要を反映するサーバーの販売額が2020年第2四半期に前年同期比19.8%増の240億ドル(約2兆5200億円)に達した。これはIT調査会社のIDCが発表したもの。世界のサーバーの出荷台数も同18.4%増の320万台となった。

表1 2020年第2四半期におけるサーバー販売額 金額の単位は百万ドル 出典:IDCの数字を元にセミコンポータルが加工

表1 2020年第2四半期におけるサーバー販売額 金額の単位は百万ドル 出典:IDCの数字を元にセミコンポータルが加工


サーバーはハイエンド製品が大きく伸び、同44.1%増の19億ドル、ローエンドのボリュームゾーンの製品は22.1%増の187億ドル、その間のミッドレンジ製品は同0.4%減の33億ドルと大きく分かれた。

IT投資を控える分野は確かにあるが、大規模のクラウド業者や大企業はターゲットとするソリューションに対して大きな投資を行っており、結局相殺された成長率になった、とIDCは見ている。

1位のHPE(Hewlett-Packard Enterprise)/New H3C Groupは、HPEの製品と、HPEと中国の清華集団との合弁会社New H3C Groupの製品を合計したもの。3位のInspur / Inspur Power Systemsは、中国のサーバーメーカーInspurの製品と、InspurとIBMとの合弁企業Inspur Power Systemsの製品を合計した数字である。

この表からInspur /Inspur Power System が77%増の25億ドル以上と大きく伸びていることに加え、ODM(Original Design Manufacturer:設計から受託する製造企業)にサーバーを直接発注するODM Directが63.4%増と急増しており、販売額は69億ドルを超えている。ODMメーカーは台湾に多く、Quanta ComputerやInventec、Wiston傘下のWiwynnが台湾のビッグスリーと言われている。

ODMはクラウド業者からの受注生産が多く、AWSやGoogle、MicrosoftなどがODMにサーバー生産を委託している。クラウド需要が63.4%増という大きな伸びを示しており、テレワークで急増していることが背景にある。IBMはPower プロセッサを使ったサーバーで企業内クラウド需要を狙っている。AWSやMicrosoftのような汎用のクラウド市場を狙うのではなく、多数の拠点を持つ大企業が持つ企業内クラウドの市場にIBMは力を入れている。最新発表されたPower 10プロセッサのチップはこの大企業向けクラウド市場である。クラウド市場では、企業内クラウドと汎用のパブリッククラウドの両方を使うハイブリッドクラウドのユーザーが増えている。

(2020/09/15)

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