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光センサで日本は頑張る、ソニー・シャープが1位、2位

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半導体製品の中でも、IC(集積回路)以外の製品を、ディスクリート半導体O-S-D(光エレクトロニクスと、センサ・アクチュエータ、個別半導体)として括られることが多いが、このO-S-D分野では、2018年にソニーが1位、シャープが2位、と日本勢が活躍している。ただ、その勢いは下がっている。前年5位の日亜化学は7位に後退、同10位だったルネサスは圏外に落ちた。

表1 世界のO-S-D半導体メーカーの販売額ランキング 出典:IC Insights

Top 10 Suppliers of O-S-D Semiconductors (Optoelectronics, Sensors/Actuators, and Discretes)


これは調査会社のIC Insightsが調べたもの。このO-S-D半導体分野では、圧倒的な支配者はいない。トップ10社の合計は全体の39%にすぎないからだ。これに対してICは、トップ10社の合計は、全体の70%にも及ぶため、寡占化の傾向が強い。4779億ドルの全半導体市場から見たO-S-D市場は小さく、ICの84%に対して、16%の763億ドルしかない。

このO(光半導体)には、CMOSイメージセンサや受光素子、レーザー、LEDなど発光、受光デバイスを含む。イメージセンサは全てOに属する。SのセンサとアクチュエータはMEMSなどの機械的な動きによって電圧や電流を起こすものを指す。Dの個別半導体は、パワー半導体と小信号トランジスタである。

表1のトップ10社の2017年からの変化は、STMicroelectronicsとOmniVisionが上位に上がり、日亜が5位から7位に下がった。トップ10入りしたのは自動車用CMOSイメージセンサに強いOmniVisionで前年比10%増の16億ドルに成長した。同社は中国系ファンドに買収されたものの、実業務をシリコンバレーに籍を置くファブレスメーカーである。また、入れ替わりに圏外に落ちたのは、成長率1%しかなかったルネサスで12位に後退した。

第1位のソニーは71億ドルと2位以下を圧倒的に広げているが、2017年に19%と大きく成長したものの、2018年は3%にとどまっている。得意なCMOSセンサがスマホ市場の成熟と共に伸びが下がり、また光ディスク(Blu-RayやDVD)の光ピックアップ用レーザーがあまり伸びなかったためだ。

トップ10社の内、2桁成長したのは6社。最も大きく成長したのはSTMicroelectronicsの25%増で、29億9100万ドルとなった。特にパワー半導体の個別半導体が27%増の13億ドルに達したのに加え、イメージセンサや光センサで48%増の9億ドルになった。

(2019/04/12)

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