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半導体製造装置、日本製は成長、北米製は減速

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2018年11月における日本製・北米製の半導体製造装置販売額が、それぞれSEAJ、SEMIから発表された。日本製は前年同月比33.4%増の2046億7200万円、北米製は同5.3%減の19億4390万ドルとなった。北米製はこの2年余のバブル以来、初めて前年同月比を下回った。いずれも3カ月の移動平均で算出している。

図1 日本製・北米製の半導体製造装置の販売額推移 出典:SEMI/SEAJ

図1 日本製・北米製の半導体製造装置の販売額推移 出典:SEMI/SEAJ


日本製の半導体製造装置は、北米製と比べて前年同月比がまだプラスであり、それも33.4%増と極めて高い数字を維持している。日本製は3月、4月、5月と3カ月間、2000億円を超える売り上げを示してきたが、6月から8月にかけて1800億円前後を推移してきていた。8月は前年同月比11.9%増にとどまり、前月比では3.9%減の1814億5000万円まで下がったため、北米製と同様、下がっていくと思われていた。しかし、9月には前年同月比34.7%増、10月同29.5%増、そして11月同33.4%増となり、この3カ月は2000億円を突破していた。

2019年の見通しについて、日本のSEAJが今年の7月に発表した需要予測では2019年は5%成長と見込んでいた。しかし、SEMIは前年比4%減の減速で推移すると見ている。
ただし、SEMIの発表では、日本製半導体製造装置も含んでおり、世界的な半導体製造装置市場は弱含みを示すだろう。

参考資料
1. 半導体製造装置はバブルから穏やかな成長へ (2018/11/27)

((2018/12/21)

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