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GSAから世界半導体ランキングの修正版届く

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セミコンポータルは、3月16日に直近の世界半導体ランキングを掲載し、メモリメーカーの躍進を伝えた(参考資料1)。ところがGSA(Global Semiconductor Alliance)が発表したランキングトップ25社のうち、Broadcomが抜けていた。このため、GSAへ問い合わせていたところ返事が返ってきた。新しい順位だけではなく、直近の様子も新たにわかった。

表1 Broadcomを含めた世界半導体ランキング 出典:GSA


この新しいトップ25社において、第6位にBroadcomを加えたことで、1位Samsungから5位のQualcommまでの順位は変わらないが、6位にいたTexas Instruments以下のメーカーが全て順位を一つ落とした。初期版では25位だったMaximが圏外へ落ちた。日本勢は東芝が8位から9位へ落ちたが、まだ10位以内を維持している。

前回、GSAの会員でもあるBroadcomを含めなかったのは、次のような理由によるという。前回の世界半導体トップ25社ランキングは3月7日にリリースしたものであるが、Broadcomが財務レポートを発表したのが遅れ、15日(米国時間)になったからだという。GSAをはじめとする統計は、四半期ごとに行い、3月末、6月末、9月末、12月末をベースにしているが、同社の財政年度の四半期末が、1月末、4月末、7月末、11月末となっており、この期間の数字を計算し直さなければならず、少し時間がかかったためでもあるようだ。

この表1でみて新たにわかったことだが、Q4で急速に勢いのある企業とそうではない企業との差もうかがえる。例えば、東芝とNvidiaの比較では、第4四半期はNvidia が8位で、東芝メモリ(正確には東芝の半導体メモリ部門)は9位だったが、2017年全体ではむしろ東芝メモリが8位でNvidiaは9位になっている。つまり直近ではNvidiaの方が勢いはあることになる。同様に、欧州勢のNXP Semiconductorは、2017年全体では92億ドルで10位にとどまっているが、第4四半期だけを見るとSTMicroelectronicsに抜かれ、11位に落ちている。つまりSTMの方がNXPよりも勢いがあった。

また、サプライヤのトップ9社に関してもChipMOS社の発表が遅れていたが、今回の集計には間に合ったため、それも表2に新たに掲載した。


表2 トップサプライヤ10社 ChipMOSの数字も明らかになり追加した ただし、GlobalFoundriesやTowerJazzなどファウンドリのカバーは少ない 出典:GSA


サプライヤのランキングでは、9位までしか発表されていなかったが、今回ChipMOS社が間に合ったため10位にランクインした。ただし、ChipMOSは10位であるため、1位から9位までの順位は変わらない。

GSAを調査の仕方を見ていると、各社からの財務レポートを提出させ、それをもとに集計している。しかも、この中にIntelもQualcomm、AMDも含まれている。WSTSの数字にはこれら3社からの数字はなく、WSTS側の推定による。ということはWSTSと比べ、GSAの数字の方が正確といえそうだ。ただし、GSAの数字はファウンドリに関してはカバーが足りないようだ。

参考資料
1. 直近の世界半導体ランキング、メモリメーカーが躍進 (2018/03/20)

(2018/03/22)

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