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2017年世界半導体のトップはSamsungに

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2017年の世界半導体メーカーのトップはSamsungになりそうだ。最近、IHS(参考資料1)をはじめ半導体アナリストがそう言ってきたが、米市場調査会社のIC Insightsは2017年の世界半導体トップ10ランキング見通しを発表した(参考資料2)。それによると、1位Samsung、2位Intelで、3位SK Hynix、4位Micronと、メモリメーカーが続きそうだ。

表1 2017年の世界半導体販売額トップ10社ランキング 出典:IC Insights

表1 2017年の世界半導体販売額トップ10社ランキング 出典:IC Insights


IC Insightsによると、半導体チップ販売のランキングでは、1位から4位までIntelを除く3社は全てメモリメーカー、それもDRAMの販売額の順位そのものである。5位はBroadcom、6位Qualcomm、7位Texas Instruments、8位東芝、9位Nvidia、10位NXPとなっている。東芝以外のメモリメーカーは、DRAMとNANDフラッシュの両方を手掛けており、今年はDRAMメーカーの単価値上がりで売り上げ上昇が続いている。

Intelは、1993年以来ずっと世界のトップに君臨してきたが、2017年になって2位に転落することになる。Intelの市場シェアはパソコン時代の到来とともに徐々に上昇していった。1993年に1位になったものの、世界の半導体市場全体のシェアは9.2%しかなかった。これが2006年には11.8%、2016年には15.6%と上がったが、2017年は13.9%に減少した。対するSamsungは、1993年に3.8%が2006年には7.3%へと上昇し、2016年は12.1%、2017年には15.0%になるとみている。

昨年前半まで過剰在庫によるメモリ価格の低迷により、メモリメーカーは沈んでいた。2016年の第1四半期にはIntelの売上額はSamsungのそれの40%以上も差があった。しかし、メモリ在庫が減少し需要が回復してくると、DRAMやNANDフラッシュの単価が大きく値上がりし、生産量はさほど増えていないのにもかかわらず、売り上げが大きく上昇するという現象が出てきた。これが最近の半導体ブームである。

ここでは、半導体の販売額を示したためにファウンドリは含まれていない。IC Insightsは2017年の世界の半導体販売額を4385億ドル(約48兆円)と見込んでいる。

この世界半導体ランキングは、今後のM&A次第では変動が起こりうる。現在買収提案がされているのはBroadcomによるQualcommの買収、その前から進められているのはQualcommによるNXPの買収だ。仮にQualcommとNXPが一緒になると売り上げは263億ドルと第3位に躍り出るが、さらにBroadcomも加わると439億ドル企業が誕生することになる。

とはいえ、大型半導体同士の合併は、日本だけではなく外国の半導体企業もうまくいかないようだ。例えば2006年におけるNXPは59億ドル、Freescaleは61億ドルであり、合計額は120億ドルだったが、両社が合併したあとの2016年のNXPの売上額は95億ドルに減っており、2017年はさらに92億ドルに減る見込みだ。会社の規模が大きく違い、相補う関係なら成長してきたメーカーは多い。Broadcomは小さな企業を次々に買収し、QualcommもBluetoothの老舗CSRを買収し、共に成長している。

参考資料
1. Samsung Overtakes Intel as Semiconductor Leader (2017/11/15)
2. Samsung Forecast to Top Intel as the #1 Semiconductor Supplier in 2017 (2017/11/20)

(2017/11/21)

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