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2016年のマイコン市場、NXPがFreescale買収でトップに

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2016年のマイコン(MCU)のトップ8社を米市場調査会社のIC Insightsが発表した。これによると、2015年12月にFreescale Semiconductorを買収したNXP Semiconductorがルネサスエレクトロニクスを抜いてトップになった。

表1 マイコンメーカートップ8社 単位は百万ドル 出典:IC Insights

表1 マイコンメーカートップ8社 単位は百万ドル 出典:IC Insights


前年比で二けた以上の成長を遂げたメーカーは全て買収によるものだ。NXPの前年比116%増(以下全ての成長率は前年比)という数字は、昨年まで3位に位置していたFreescaleをNXPが買収したためだ。マイコンでは6位だったNXPが1位になった。NXPのマイコンは8ビットと16ビットが多く、ICカードに入っている。NXPはもともとICカード向けの規格NFCを推進してきた企業であり、ICカード用マイコンでは最大手グループになる。32ビットコアはARMのCortex-Mシリーズを採用している。

マイコン全体ではルネサスがクルマ用や工業用の組み込み用途に強く、昨年までトップを誇っていたが、NXPに抜かれたことになる。ただし、クルマ用のマイコン市場ではまだトップだという。4%減は主に円安によるもの。32ビット品ではルネサスがトップに立っているようだ。今後、付加価値の高い32ビット品で圧倒的なトップに立てるような奮起が望まれている。

NXP以外では、Microchipの50%増はAtmelの買収の結果であり、Cypress Semiconductorの15%増はSpansion買収(買収金額50億ドル相当の株式)によるものである。SpansionはNORフラッシュメーカーであったが、富士通セミコンダクターのマイコンとアナログ部門を1億1000万ドルで2013年に買収したことにより、マイコン部門を得た。旧Spansionのマイコン売上額と、Cypressの持つアナログ回路搭載のマイコンpSoC製品を加えた売上額がCypressの数字となった。

Microchipのマイコンも8ビットが圧倒的に多く、2015年売上額8億800万ドルのAtmelを34億ドルでMicrochipが買ったことで話題を呼んだ。買収前のMicrochipは32ビットマイコンではMIPSアーキテクチャの製品PIC32を持っていたが、ARMコアを使っていたAtmelを買収したことで、MicrochipはMIPSとARMの両方のアーキテクチャを持つマイコンメーカーとなった。顧客の要望に応じてそれに合ったアーキテクチャを提供していく、と述べている。

SamsungもICカード向けのマイコンを出荷していたが、スマートフォン、民生、コンピュータ向けの売上が大きく減少したことで、マイコンの売上が14%減となった。

(2017/04/28)

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