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ウェーハ面積、史上最大だが、販売額は上がらず

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SEMIは、2016年に出荷されたシリコンの総面積が前年比3%増の107億3800平方インチと過去最大になった、と発表した。半導体チップを使う分野が増え、シリコンの総面積は依然として増加傾向にある。

図1 シリコンウェーハ面積の推移 出典:SEMI

図1 シリコンウェーハ面積の推移 出典:SEMI


この調査は、SEMIのSMG(シリコン製造グループ)が2016年末に実施したシリコンウェーハ業界の調査結果をまとめたもの。ウェーハ面積は増えたものの、販売額は前年比1%増の72.1億ドルにとどまった。

2016年12月28日の日本経済新聞では、信越化学工業やSUMCOなど大手シリコンウェーハメーカーが2017年1月から値上げに踏み切ると報じた。300mmウェーハの1〜3月の出荷分について海外半導体メーカーとの個別交渉で値上げが認められたと伝えている。値上げ幅は10%前後になるもようとしている。

図1にウェーハ面積と共に赤い字で販売額も示している。2010年、2011年とリーマンショックから販売額が戻ったものの、それ以降はウェーハ面積が増えているのにもかかわらず、なぜか、販売額がずっと減少してきた。ウェーハメーカーはこれまでの間なぜ値上げをしなかったのか不思議である。交渉力の問題なのか、つぶし合いの問題なのか、実態は不明だが、ウェーハメーカーはようやく値上げに踏み切ったことは、少しずつだが健全な経営に戻る方向につながり、好ましい傾向である。

(2017/02/08)

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