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NANDフラッシュ、大手トップ3社を下位3社が追いかける

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NANDフラッシュの2014年第4四半期でのトップ6社が前四半期比2%増の87億4620万ドルになったとDRAMeXchangeが発表した。1位Samsungから6位のIntelまでの順位に変わりはないが、下位3社が前期比で2桁成長を示し、上位3社を追い上げている(図1)。

図1 NANDフラッシュ大手6社の売上額 出典:TrendForce傘下のDRAMeXchangeのデータを元にセミコンポータルが加工

図1 NANDフラッシュ大手6社の売上額
出典:TrendForce傘下のDRAMeXchangeのデータを元にセミコンポータルが加工


表1 NANDフラッシュのランキング 出典:Trend Force

表1 NANDフラッシュのランキング 出典:Trend Force


DRAMeXchangeは、台湾ベースの市場調査会社TrendForceの一部門。今回の特徴として、Samsung、東芝、SanDiskの上位3社が前四半期ベースで全てマイナス成長だったが、下位3社は全て2桁成長を遂げた (表1)。上位3社はこの四半期にビット数を伸ばしたが、値下げ要求を飲むことで成長率はマイナスになった。例えば、Samsungは出荷総ビット数が5%伸びたが、平均単価が10%近く下落したため、成長率は-4.2%となった。

ただし、Samsungのビット成長率は2015年には業界標準の35〜40%増よりも高い伸びを示すと見られている。業務用のSSDが立ち上がり、また、3D NANDフラッシュ技術も習熟されてくるからだ。

東芝の第3四半期(10〜12月)のNANDフラッシュの売り上げは、前四半期とほぼ同じだったようだ。と言うのは、出荷ビット数が6~7%増加したが、平均単価が7%低下したためだ。単価が低下したのは、円安や、19nmプロセスの歩留まり改善、15nmへの移行の進行などの要因だとDRAMeXchangeは分析する。微細化技術への移行に関しては、今年も15nmへのシフトが続き、今年の夏までに生産数量の50%以上が15nm製品になると見ている。ファブ5では、15nm品の生産と、3D NANDフラッシュの量産試作が進むであろう。

SanDiskも東芝の四日市工場にラインを持つが、15nmへの移行は東芝とほぼ同じ、2015年の後半の始めとされている。2015年のビット成長は前年比35〜40%だが、単価は20〜22%で下がるため、全体として30%程度のSSDの売上になると見込んでいる。

SK HynixとMicron、Intelらは今年の後半から企業向けSSD向けの生産量を増やしていく。Hynixは今年後半から3ビット/セルのNANDフラッシュの量産を始める。2015年の第4四半期前までに20万枚/月の生産の能力を持つようになりそうだという。Micronは、モバイルNANDの比率を徐々に上げて行く。加えて、MicronのSSDは16nmの2ビット/セルの生産量を増やし、3ビット/セルはその次の四半期にモジュールメーカーへの出荷が期待される。Intelの3D NANDを利用するSSD製品は、早ければ今年の第3四半期末に期待されている。

1. NANDフラッシュ、東芝とSamsungの差、再び縮まる (2014/11/11)

(2015/02/17)

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