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半導体製造装置市場はまだしも、液晶製造装置市場は悲劇的、底を這い続ける

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日本半導体製造装置協会(SEAJ)が発表した3月の日本製半導体製造装置とFPD製造装置の3ヵ月の移動平均値が発表された。半導体製造装置の受注額は983億6800万円、販売額は1255億6400万円となり、販売額の方が多く、B/Bレシオ(販売額に対する受注額の比)は0.78と1.0を大きく割った。

図1 日本製半導体製造装置のB/Bレシオ 出典:SEAJ

図1 日本製半導体製造装置のB/Bレシオ 出典:SEAJ


B/Bレシオだけ見ると景気後退がやってくると思いがちだが、受注額は一定なのに販売額はぐんと伸びている。受注額やB/Bレシオは先行指標となりうるが、今回は受注額が増えていないのに販売額が急増したため、B/Bレシオが低下した。年度末の駆け込み需要の可能性もある。今後は、装置販売の調整が始まり、B/Bレシオはもっと落ち着くだろう。受注額がさほど落ちていないということは、今後急激に悪くなるということにはつながらない。つまりB/Bレシオだけを見ていては景気を判断できないということだ。

半導体製造装置はFPDよりもずっと安定しているが、日本製FPD製造装置の低迷はずっと続いている。底を這いつくばっている。3月の販売額は234億9400万円だが、受注額は57億3100万円しかない。B/Bレシオは0.24と低迷続きである。


図2 FPD製造装置のB/Bレシオ 出典:SEAJ

図2 FPD製造装置のB/Bレシオ 出典:SEAJ


日本製FPD製造装置は昨年の8月に受注額が300〜400億円から100億円近辺に落ちてから全く回復していない。それどころか、昨年11月にピークを迎えた販売額がずっと落ちてきている。液晶産業はこの先、受注額が低迷している限り、非常に厳しいことを覚悟すべきであろう。受注額が50億円台しかない、年度末の3月はこれまであっただろうか。

(2012/04/19)

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