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2010年5月に最もよく読まれた記事はサムスンの最先端プロセス戦略

2010年5月によく読まれた記事ランキングのトップは、初めてテクノロジー分野の記事が入った。タイトルは「サムスンがロジック向けの32nmファウンドリ戦略をセミコンポータルに語る」である。

この記事は米国のPR会社Globalpress Connectionが主催するe-Summit2010のパネルディスカッション「グリーンテクノロジーとハイテクとの出会い」にパネラーとして出席したサムスン電子のファウンドリ担当VPのアナ・ハンターさんが取材に応じてくれたもの。インタビューには半導体産業新聞の記者も同席した。サムスンのファウンドリビジネスの最先端プロセス(32nmノード)が変わるという話を二人で聞いたインタビューをまとめた。

第2位は津田建二の眼「セミコンポータル非公式パネル:世界の賢者も心配するニッポン半導体の行方」が入った。この記事もe-Summit2010開催中の夕食時にIBMのBernard Meyersonさん、RF技術のベンチャーPerigrine社CMOのRodd Novakさんらとともに話をしていたら、話題が日本の半導体産業に移り、そのときのディスカッションを非公式パネルディスカッションのようにブログとしてまとめたもの。

第3位のニュース解説「スパンションが復活へ、TSMCが半導体製造の「マイクロソフト」になる可能性も」では、スパンションが米国倒産裁判所の手を離れ独自に経営を再建できるめどが立ったことを伝え、同時にTSMCが巨費を投じて台湾中央部の都市、台中にメガファブを作るという記事についても述べた。

第4位はマーケット「シリコンウェーハの稼働率、実投入数から見えてくる、未来の半導体の支配者」である。シリコンウェーハの投入数と生産能力から稼働率がわかる訳だが、この第1四半期は不況前の90%弱という稼働率を4%以上もオーバーし、供給不足でラインがパンパン状態になっている。TSMC以外は最近になってようやく投資に踏み切るが、TSMCはすでに昨年夏から一人投資を開始した。来年の勝者になることを予想した。

第5位の大和田敦之の視点「日本半導体の危機を考える」では、技術は高いのにビジネスで負けたり、海外へ出ようとしない若者、人口の少ない韓国に負ける実情、など日本の現状について述べ、これからの日本を議論している。

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