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6月に最もよく読まれた記事は、OSATの世界ランキング

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2018年6月に最もよく読まれた記事は、「半導体後工程請負OSAT世界トップテンランキング」であった。これは、台湾の市場調査会社TrendForceがまとめた世界の後工程企業のトップテンランキング。1位のASEをはじめとして順位の変化はそれほどないが、OSATに強い台湾が5社入っている他、中国も3社入っている。

第2位の「直近の世界半導体ランキング上位15社を発表」は、先月もよく読まれた。ランキング記事は、概して読者の興味を引くようだ。第3位の服部毅氏のブログ「中国の国策で半導体メモリ生産が始まろうとしているが・・・」も先月の3位を維持した格好になった。

第4位の「NANDフラッシュ、単価値下がりで市場拡大の気配」は、5月末に出た記事のため、先月の読者ランキングには反映されなかったが、NANDフラッシュが正常に値下がりしていると用途は拡大し、市場も拡大していく。TrendForce社もそのような見方をしており、「メモリの値下がり」=「景気後退」という図式ではない。むしろ、「メモリの値下がり」→「用途拡大」→「売上増加」というシナリオがこれまでのメモリビジネスであり、今もこれに沿っていると考えてよい。

第5位の「Intel、3D-Xpoint技術によるパーシステントメモリを提案、階層構成を見直し」は、Intelが記者会見を開き、Intelの半導体戦略について語ったときのニュースをまとめたもの。Intelは3D-XpointメモリをDRAMのメモリモジュールDIMMと同じソケットに搭載する使い方を記者会見で述べていた。このストレージクラスメモリは、RAM動作が可能であり、フラッシュとは全く違う用途に使われる。また、NANDフラッシュを置き換えるメモリではなく、速度の点でDRAM→3D Xpointメモリ→NANDフラッシュ、といった図式のメモリ構成が適しているとIntelは語っている。

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