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世界半導体製造装置売り上げ、2026年1〜3月期はYoYで16%増〜日経報道

2月18日付け日本経済新聞によると、同社のQUICK・ファクトセット市場調査部門が世界半導体製造装置に関して調べた結果、2026年1〜3月期における世界半導体製造装置の売上額は前年同期比(YoY)16%増になりそうだという見通しである。半導体製造装置の主要9社の業績は合計約5兆4000億円になるという。25年10〜12月期は同8%増だった。

日経は、主要会社の見通しについてもヒアリングしている。半導体製造装置トップのオランダASMLはこの1〜3月期に10%前後の増収、すなわち82億〜89億ユーロ(97〜105億ドル)を見込むという。数カ月前まで中国市場への輸出で米国政府と厳しい交渉をしてきたが、従来通りワッセナール協定を維持する形で最先端のEUV装置の輸出はできないものの、米国や日本などでのEUV輸出増加が見込まれる。

3位のLam Researchは1〜3月期に売上高が2割程度増えるとみている。全ての顧客が納期の前倒しを要求しているとして、26年は四半期ごとに業績が直前の四半期の水準を上回るとの見方を示す。第4位の東京エレクトロンも納期の前倒し要請を受け、25年10月〜26年3月期の新規装置売上高の見通しを前年同期比11%減ながら、9000億円と200億円上方修正した。26年1〜3月の新規装置売上額は前四半期比30%以上を見込んでいる。

2位のApplied Materialsは1〜3月期ではなく2〜4月期となっているため、25年11月〜26年1月期における次四半期見通しを決算報告時に発表している。それによると、76.5億ドル±5億ドルと見ている。25年11月〜26年1月期の売上額が70.12億ドルだったため、10%程度の増収を見込んでいる。

日経は、DRAM向けがけん引し、AIの演算を担うロジック向けも堅調に伸びるとの見方を示している。依然としてAI関係の半導体が伸びていることになる。

2月17日の日経は、ASMLのEUV装置の日本への設置が増えていることを報じている。EUV露光装置は2025年には3台設置されたという。ラピダス、Micron Technology(東広島)、産業技術総合研究所に設置されたのだろうと想像する。EUVの価格は高価と言われているが、最新のその平均出荷価格を2025年第4四半期における売上額から見積もることができる。


Net system sales breakdown (quarterly) / ASML

図1 ASMLの2025年第4四半期(10〜12月期)における売上額の内訳 出典:ASML


新規EUV装置の売上額は、i線やレーザーリソグラフィも含めた全露光装置の売上額75.84億ドルの48%であるから、36.4億ユーロとなる。出荷され売り上げが立った装置は14台なので、1台当たりの平均価格は、2.6億ユーロ(3.07億ドル=470億円)となる。

さらに日本市場への売上額は全売上額の10%としているため、日本向けの新規装置売上額の7.584億ユーロは1387億円となる。この金額はほぼEUV3台分に相当する。

(2026/02/24)
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