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自動運転車をセキュアにする国家プロジェクトをドイツが開始

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ドイツが国を挙げて、自動運転車のサイバー攻撃に対処するための産官学プロジェクト「SecForCARs(Security For Connected, Autonomous Cars)」をスタートさせた(参考資料1)。今後3年間に渡り720万ドルをドイツ連邦教育研究省が提供する。このプロジェクトには15の企業、研究所、大学(表1)が参加する。

表1 SecForCARSsの参加メンバー

表1 SecForCARSsの参加メンバー


クルマの基本機能である「曲がる、走る、止まる」にエレクトロニクス(ECU:電子制御ユニット)が大量に使われれば使われるほどサイバー攻撃にさらされるリスクが増してくる。ちょっとしたワイパーやウィンドウなどを動かすモーターにもECUでコントロールしている。ECUからアクチュエータ(モータ)やセンサなどとの通信インタフェースには、CANやLIN、FlexRayをはじめEthernet、CAN FDなどさまざまな仕様が使われると共に、車間距離や白線検出機能などADASシステムも搭載されている。

自動運転車には欠かせない通信機能、すなわちコネクテッドカーでは、万が一事故を起こして運転手の意識がなくても救急車が自動的に駆けつけてくれるeCallサービスや、路面の損傷や凍結状況を後方の車両に連絡する仕組みなど便利・安全にはなるものの、サイバー攻撃から守る必要が出てくる。SecForCARSsは、自動運転車のITセキュリティを対象に革新的なメカニズムを開発し評価する。

例えば、コネクテッドカーや自動運転車はもっとセキュアになるようにどのようにして開発していくのか、セキュリティギャップに対して、このようなクルマはどのようにしてテスト、評価すべきか、またクルマメーカーやテクノロジーパートナーは、後で起きるかもしれない問題をどのように確認し、除去していくか、などの問題を解決していく。このプロジェクトは2021年3月まで続けていく。

参考資料
1. Powerful IT security for the car of the future – research alliance develops new approaches (2018/05/25)
未来の自動車に強力なITセキュリティ:新たなアプローチを開発する共同研究プロジェクトを発足 (日本語訳)


(2018/06/13)

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