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台湾に見る様々な連携/市場実態PickUp/グローバル雑学王−55

米国での久しぶりの大規模半導体fab建設起工、戻す度合いはそれぞれであるが大方の予想を上回る回復基調を示している各社業績発表といった記事に、今後への明るい材料を見出している。グローバルに急激な広がりを見せているエレクトロニクス機器市場に向けて、上流の開発設計からそれぞれの末端市場まで如何に分担してサプライチェーンを構築していくか、現下というかもともとあってまたぞろ大きくなる問題意識である。

≪台湾に見る様々な連携≫

台湾の半導体・デバイス業界の関係の方々とのお付き合いは、当初の業界交流活動から14年を小生の場合数えるが、このほど中華経済研究院東京事務所からのご案内をいただいて、

『台日産業技術協力の優位性と展望ワークショップ』

の後半部分を聴講した。今までに何回かこのような催しにお招きいただいているが、今回は数年ぶりになり、昨年来の市場激変を受けている現時点で聴くと、切迫した状況と連携に向けてなんとか動かないと大きくならないというもどかしさにも似た感覚を今までに増して否応なく受け止めている。

ラウンド・テーブルのコーナーでの論点は手元メモから次の通りであり、小生の感じるところを追記している。

・新技術を買ってきて、安く作る。
→これが台湾のなによりの強さの源泉。

・第二世代、米国一辺倒から、価値観は日本に傾斜するところも。
→経済のグローバル化などからくる世代の意識変化。

・日本で苦労して取得した博士号、台湾で良い処遇が得られない。日本語の論文の価値評価が妥当でない。
→この点は今回、問題意識を新たにしている。

・新しい産業政策の必要性
→グローバル経済の進展を見据えた更新の必要性。

・アジアの中での貢献、リードできるのはやはり日本。
→匠の世界、繊細さ、などいろいろ評されるが、ここでもリーダーシップの発揮如何。

・中国への進出、日本と台湾が組むメリット、必要性。
→トライアングル連携が必須と言われて久しい。あとは如何にタッグを組めるかのやる気。

台湾における、あるいは台湾を軸にした連携の動きが、様々に進行、展開しており、引き続き注目しているが、最新のところで以下の抜き出しである。

【台湾DRAM業界】

◇Taiwan DRAM makers aim to restore capacity in 2H09(7月20日付け DIGITIMES)
→業界筋の見方。台湾のDRAMメーカー、Inotera Memories, Nanya TechnologyおよびPowerchip Semiconductor Corporation(PSC)が、2009年後半のDRAM価格上昇に希望を託して、生産capacity復活に積極的に取り組んでいる旨。

◇Taiwan DRAM makers may gain access to state funds along with TMC(7月22日付け DIGITIMES)
→台湾・経済部のIndustrial Development Bureau(IDB)が21日、現地DRAMメーカーと会合、state fundsへのアクセス要件を説明の旨。
Nanya Technology, Inotera Memories, Powerchip Semiconductor Corporation(PSC), Rexchip Electronics, ProMOS Technologiesおよび Winbond Electronicsが出席、NanyaとInoteraだけが技術パートナー、Micron Technologyとともに台湾のDRAM業界を再構築するという目標を披露の旨。

◇Taiwan government still calling for consolidation among DRAM makers(7月23日付け DIGITIMES)
→台湾Ministry of Economic Affairs(MOEA)傘下Industrial Development Bureau(IDB)のdirector general、Tu Chi-chun氏。台湾政府は、現地DRAMメーカーに引き続き社内技術開発推進を求めており、1つあるいは2つの陣営に統合するよう期待の旨。

◇ProMOS terminates partnership with Hynix (7月24日付け DIGITIMES)
→ProMOS Technologiesが、Hynix Semiconductorとの54-nm DRAM製造についての合意を終結、この動きで、Elpida Memoryおよびまもなく設立のTaiwan Memory Company(TMC)との連携の可能性との業界筋の見方の旨。

※今年に入って大きく動いてきている台湾のDRAM業界。2つの陣営に分かれる雰囲気を感じている。

【両岸関係】

◇Analysis: 'Chaiwan' set to reshape Asia's tech landscape(7月21日付け EE Times)
→"Chaiwan"と呼ぶ向きもある中国と台湾の結びつきの強まりが、北アジアの技術sweepstakesにおけるパワー均衡を変えていく様相、韓国メーカーがビジネスで損なわれるが、日本のライバル連には追い風となりそうな旨。台湾の中国(含む香港)へのelectronic輸出の月次推移、下記参照。
http://graphics.thomsonreuters.com/079/TW_ELCEXPCH0709.jpg

※今後の世界経済、そして関係各国のあり様を大きく左右する中国、そして台湾ということと思う。

【環境エネルギー】

◇Taiwan government forms budget for LED lighting development(7月21日付け DIGITIMES)
→市場筋発。台湾政府が、エネルギー節減& eco-friendlyデバイスの人気が高まる中、2010年にLED照明開発で$78.5Mまで投資する計画の旨。

※新たな連携の種になるか。

本欄を書き進めているところで、土曜の夜のNHKテレビ番組、
「追跡! A to Z: 日の丸半導体  製造業は生き残れるか?なぜ台湾との提携なのか?」
を見ている。エルピーダメモリの苦闘状況が追跡取材されていたが、大筋は今まで理解してきている内容である。連携の必要性、とにかくそうせざるを得ないという切羽詰まった状況がよく分かるが、どうしても孤軍奮闘の様相を感じるところがある。"国際交流力"なるものを磨いて、日本の半導体業界の結集力、プレゼンスの大きさを発揮していかなければ、という問題意識がまたぞろ台頭してくる感じ方が強くなる。


≪市場実態PickUp≫

元気のつく内容に行きがちになるところが避けられないが、盛り返しの雰囲気が随所に出てきていると思う。

【インド半導体業界】

Embedded Systems Conference(ESC) Bangalore 2009(BANGALORE, India)から、以下の内容。半導体製造を早く根付かせたいという思いが伝わってくる。

◇Bangalore IC policy set for August (7月24日付け EETimes India)
→インド政府が来月、南部Karnataka州に向けた半導体政策を発表する予定、半導体業界をソフトウェア開発分野と同レベルに高めていく期待の旨。

◇Execs examine keys to Indian embedded systems growth(7月23日付け EE Times)
→Sasken Communication, Texas InstrumentsおよびWipro Technologiesからの業界executivesが、インドのembedded市場には大きなopportunitiesが存在する旨。

【米国の新半導体fab】

AMDから分かれた新生会社の新fab、今後に注目である。

◇Global Foundries breaks ground on long-awaited NY fab-The new 300-mm manufacturing facility is expected to bring 1,400 direct semiconductor manufacturing jobs and billions of dollars in economic development to upstate New York.(7月24日付け Electronics Design, Strategy, News)
→Global Foundriesが本日、新しい半導体製造拠点、Fab 2(Saratoga County, NY.のLuther Forest Technology Campus)の建設起工を正式に発表、この$4.2 billion facilityの建設および立ち上げには約3年、量産は2012年の予定の旨。完成予想図、下記参照。
http://www.reed-electronics.com/articles/images/ENEWS/20090724/6672910_img.jpg

【各社業績から】

具体的な回復感の一方、底の厳しさ、Windows OSの転機を受け止めている。

◇AMD Q2 loss shrinks as revenue beats expectations-AMD sees improved factory utilization, increased 45-nm CPU shipments and 40-nm GPU shipments, and an improved product mix as it looks to Q3. (7月22日付け Electronics Design, Strategy, News)
→AMDの第二四半期販売高$1.184B、大方の予想$1.13Bを負かしている旨。


◇Microsoft revenue misses, shares tumble (7月23日付け EE Times)
→Microsoft社の6月30日締め第四四半期販売高$13.1B、前年同期比17%減。
Windows OSの年間販売高が初めての減少となった旨。

◇KLA-Tencor posts loss as sales fall-Fiscal '09 sales down $1 billion from fiscal '08(7月23日付け EE Times)
→KLA-Tencor社の6月30日締め2009年度売上げ$1.5Bで$523Mの赤字、2008年度は$2.5Bで$359Mの黒字。

◇サムスン営業益1900億円、4〜6月、半導体・液晶が黒字転換。(7月24日付け NIKKEI NET)
→韓国のサムスン電子が24日発表した2009年4〜6月期の連結業績、売上高が32兆5100億ウォン(2兆4511億円)、前四半期比13%増、前年同期比12%増。
2四半期連続で赤字だった半導体と液晶パネルの営業損益が黒字転換、営業利益が前四半期比5.4倍の2兆5200億ウォン(約1900億円)、前年同期比でも5%増となり世界同時不況以前の水準に戻した旨。韓国の電機大手ではLG
電子も2四半期連続の営業黒字、業績回復で日本勢に先行する姿が一層鮮明になってきた旨。
半導体は主力のDRAMとNAND型フラッシュメモリで取引価格が上昇、回路線幅の微細化によるコスト低減も進んだ模様の旨。液晶パネルは中国でのテレビ市場拡大を受けて需給が急速に引き締まり、平均販価が前期比で9%上昇、主力工場はいずれもフル稼働している旨。

【メモリ価格】

◇Hynix says Q2 DRAM, NAND prices up sharply (7月23日付け EE Times)
→Hynix Semiconductor社のメモリ平均価格の見方。
                第一四半期   第二四半期
 DRAM半導体        7%減       20%増
 NANDフラッシュメモリ   10%増      23%増

【半導体在庫】

◇ISuppli: IC inventories down to appropriate levels(7月20日付け EE Times)
→iSuppli社(El Segundo, Calif.)発。グローバル半導体在庫が、4四半期連続の削減を経て適正レベルに落ち着き、備蓄再構築および今年後半の販売高上昇に向けた道が開かれている旨。グローバル半導体在庫の推移&予測、下記参照。
http://i.cmpnet.com/eetimes/eedesign/2009/multichart_isuppli_090720.gif

【GDP伸長】

大きく見てのGDPでも、中国が盛り返し、韓国もウォン安が効いてか回復感を示している。

◇第二4半期のGDPは7.9%増。V字回復基調鮮明に。(7月21日付け [13億人の経済ニュース](biglobe配信))
→国家統計局は、今年の上半期の経済状況を発表し、GDPは昨年同期比7.1%増加した。内訳は、第一4半期が6.1%増、第二4半期は7.9%増であり、第一4半期で下げ止まり、第二4半期でV字回復している。

◇韓国、4〜6月GDP、2.3%増 5年半ぶり高水準。(7月24日付け NIKKEI NET)
→韓国銀行(中央銀行)が24日、4〜6月期の国内総生産(GDP、速報値)が実質で前期比2.3%増と発表、2四半期連続のプラス成長、成長率は5年半ぶりの高水準となった旨。自動車販売の税減免など景気刺激策が奏功、民間消費が大幅に増加、通貨ウォン安の効果で液晶パネルなど一部の輸出も好調で成長率を押し上げた旨。


≪グローバル雑学王−55≫

我々の感じるすべてを余すところなくぶちまけ表せる音楽は、それぞれの国や地域で奥深いもの、と

『音楽がわかる世界地図 −今と過去、世界各地の音楽・楽器・ミュージシャンが一冊でわかる!』(世界の音楽編集部 編)  …2007年7月 第三刷

より改めて知らしめられている。"ちょいと世界一周"とはなかなかいかず、前半、後半で終わる当初の予定が、三部構成になってしまっている。

以下の(注)以下は、WikipediaなどPC百科事典から取り出している。


Part.1 地図でみる世界の音楽

≪楽器と大衆音楽のちょいと世界一周 …中…≫

【ヨーロッパ】

[アイルランド] アイリッシュ・ハープにユリアン・パイプ(アイリッシュのバグパイプ)やティン・ホイッスルそしてブーロン(太鼓)。ほかにウッド・フルートとヴァイオリンで組まれたアイリッシュ音楽のバンド、The Chieftains。

(注)The Chieftains …1962年に結成されたアイルランドのバンド。結成当時は見向きもされなかった伝統音楽を、現代的なアレンジを施し徐々に知名度を広げ人気を獲得していった。グラミー賞受賞6回、アカデミー音楽賞受賞1回までに至り、国宝級ともいわれる存在になる。

[オーストリア・ドイツ] 映画「第三の男」のテーマはチターの名曲。琴のようなギターのような楽器。

(注)光と影を効果的に用いた映像美、戦争の影を背負った人々の姿を巧みに描いたプロットで高く評価されている「第三の男」。Anton Karasのツィター演奏のテーマソングは、シンプルながら印象的なメロディで、日本ではヱビスビールのCM(これがきっかけで恵比寿駅の発車メロディにも採用)や、阪急電鉄梅田駅で終電間際に流れる音楽などに使われている。

ドイツでハンド・エオリーネ、オーストリアではアコーディオンと呼ばれた。オーストリアのパブでアップル・ワイン、ビールを共に聴くとその調べは極上。一方フランスでは、オヴェール人の手風琴、ミュゼットがあったが、イタリア人が持ち込んだアコーディオンをパリ・ミュゼットと呼び楽しんだ。

(注)「昼下がりの情事」「パリの屋根の下」など多くのフランス映画から流れてくるアコーディオンの調べ、パリの下町で長く愛されてきた音楽、それがパリ・ミュゼット。“ミュゼット”とは音楽の女神“ミューズ”から来ており、まさにパリの音楽、そしてシャンソンと並んでフランスを代表する音楽であり、その成立は1810年頃である。

[フランス] ロマ族(ジプシー)の焚き火音楽ともいえるフレンチ・スウィングは、管楽器メーカーのセルマー製ギター(スティール弦)の切れの良い音色がストリング・ジャズを成している。

(注)ジャンゴ・ラインハルト(Django Reinhardt:1910年 - 1953年)は、ジャズ・ミュージシャン、ギタリスト。ジプシーの伝統音楽とスウィング・ジャズを融合させたジプシー・スウィング(マヌーシュ・スウィング)の創始者として知られる。

[ポルトガル] ギターラ・ポルトゲザ、英語読みでポルトガル・ギター。複弦6コース。6弦のスパニッシュ・ギターのようなヴィオーラもあり、ベースはバイショ。歌謡ファドの伴奏をサウダージたっぷりに盛り上げる。

(注)ファド(Fado)は、ユーラシア大陸の西の端、ポルトガルに生まれた民族歌謡。ファドとは運命とか宿命とかという意味であり、このような意味の言葉で自分たちの民族歌謡を表すのは珍しい。1820年代に生まれ、19世紀中ごろにリスボンのマリア・スヴェーラの歌によって現在の地位を得た。イタリアにカンツォーネ、フランスにシャンソン、アルゼンチンにタンゴ、ブラジルにサンバがあるように、ポルトガルにはファドがある。

[ギリシャ] 映画「日曜はだめよ」「その男ゾルバ」で流れたブズーキの調べ。本来レベティカという音楽で、ギリシャとアラブが出会い混ざったような海のエキゾチズム音楽。 

(注)ブズーキ(Bouzouki、μπουζούκι)は現代のギリシャ音楽で中心となる楽器であり、またセルビアやボスニア・ヘルツェゴビナといったバルカン半島の民族音楽でも使用される。さらにアイルランド音楽でも使用される。洋梨を半分に割った形のボディと長いネックを備えた弦楽器である。リュート属で、マンドリンに似ている。ピックで演奏され、鋭い金属的な音が特徴的。

[ロシア・東欧] バラライカの音色に「黒い瞳」がまず思い出される。ハンガリーあたりには、ジプシー音楽がヴァイオリンやツインバロム(チターのような)の音色に乗り、アコーディオンが加えられたユダヤ系クレツマー音楽が聴かれる。

(注)バラライカ(ロシア語:балалайка;ラテン文字表記の例:balalaika、balalajka、balalayka)は、ロシアの代表的な弦楽器である。ギターと違い、共鳴胴が三角錘形をしているのが特徴。いくつかの種類があり、音の高いほうからピッコロ・プリマ・セクンダ・アルト・バス・コントラバスなどがある。これらは独奏をはじめ、合奏やバラライカ・オーケストラに用いられ、このうち最もよく演奏されるのはプリマである。

(注)ジプシー音楽の盛り上がりとともに、再び注目を集めつつある東欧のユダヤ音楽、クレツマー(Klezmer)。第二次大戦でのユダヤ人の大量虐殺=ホロコーストにより一時は壊滅的状態にあった。1970年代にニューヨークのユダヤ移民の子孫を中心に世界的なKlezmer Revivalが起こり息を吹き返す。

【中東・インド】

[パキスタン] 祈りの音楽、カッワーリーは、ハーモニウム(小型オルガン)とタブラー(太鼓)、手拍子を伴奏に歌われる。ヌスラット・ファテ・アリー・ハーン(Nusrat Fateh Ali Khan)は時折、ロック・バンドを従え、カッワーリーをヒップ・ポップのように演じもする。

(注)カッワーリー(qawwali, ウルドゥー語/ペルシア語قوٌالی; パンジャーブ語/サラーイキー語: ਖ਼ਵ੍ਵਾਲੀ, قوٌالی; en:Brajbhasha/ヒンディー語: क़व्वाली)は、イスラム神秘主義(スーフィズム)と深い関係にある宗教歌謡である。演奏される場所は主にダルガー(聖者廟)の中である。ここで行われるカッワーリーの集会は木曜日の晩や聖者のウルスのとき最高潮に達する。一般民衆は一歩でも神に近づこうとカッワーリーを聞きながら、真実の愛の陶酔にひたろうとしている。カッワーリーはスーフィズムの理想を追求する神聖な音楽なのである。

(注)ヌスラト・ファテー・アリー・ハーン(نصرت فتح علی خان, Nusrat Fateh Ali Khan, 1948年 - 1997年) は世界的に著名なパキスタンのミュージシャンで、イスラム教神秘主義スーフィズムにおける儀礼音楽カッワーリーの歌い手。

[インド] ビートルズが世界に知らせた楽器、ジョージ・ハリソンの曲のシタールの音色。シタール奏者、ラビ・シャンカール(Ravi Shankar)は、ロック・ジャズと共演し、インド北部ヒンドウスターニー音楽を伝えた。シタールの他にも次の通り珍しい楽器多数のインド音楽。
 ・シェーナーイ
 ・サーランギー
 ・ムリダンガム
 ・タブラー

(注)シタール(ヒンディー語:सितार、英語:Sitar)は、北インド発祥の弦楽器。民族楽器の一つ。伝統的なシタールは19弦で、棹は長さが約90cm、約20個の金属製のフレットが結びつけられている。共鳴胴は通常ヒョウタン、もしくはユウガオの実(カンピョウの原料)を乾燥させたもので作られる(カボチャや木製、まれに真鍮製のものも)。

(注)サーランギーは、3本の動物の皮から作られた主弦と、30本以上の共鳴弦を持つ非常に弦の数が多い楽器。

(注)ムリダンガム(mridangam)はインド音楽で使われる打楽器の一つ。主にカルナティク音楽(Carnatic)と呼ばれる南インド音楽で使われる。

(注)タブラは、北インドの代表的な打楽器。大小一対の太鼓により低音部と高音部に分かれています。山羊の皮を使用しており、表面に塗られた円形のガブ(米と砂鉄をペースト状にしたもの)の効果により多彩な音質が可能。また調律可能な打楽器としてインド音楽以外にも好んで使用されるように。

他にも紛らわしい名前のものがある。
(注)タンプーラは、大きな物は全長2m位、小さい物は全長1m位のサイズの伴奏用の楽器。4つの弦しか付いていず、フレットもなく、ただ4つの音を順番に出すためだけの楽器、単体で独奏をするということはない。

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