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低迷下、一層際立つ熱い活況のAI半導体、NVIDIAはじめComputex 2023にて

本年後半での回復が期待される中、いまだ低迷が続く半導体市場であるが、昨年末のOpenAIによる大規模言語モデルのChatGPT公開を受けて、普通の話し言葉でAIとやり取りでき、文章や画像で幅広い分野の質問への詳細な回答が生成されるということでこの半年のブームとなり、AI関連の半導体には一層際立って熱い活況が見られている。この分野を席巻するNVIDIAの第二四半期販売高が急激に伸びた発表が行われたのが先週のこと、今週30日の米国株式市場では同社上場来高値を更新し、時価総額が一時1兆ドル(約140兆円)に達して、半導体企業として初めて米巨大テック企業の「1兆ドルグループ」入りを果たしている。折も折、台北で開催のComputex 2023での同社はじめAI半導体関連の動きを、過熱感を伴いながらも、以下追っている。

≪規制も検討される中の熱気拡大≫

NVIDIAの四半期売上げ大幅増については、前回以下の通り取り上げている。

◇Nvidia (NVDA) on Track for Record $219 Billion Surge in Market Value‐Nvidia closes in on a $1T market value (5月25日付け BNN Bloomberg (Canada))
→人工知能(AI)とアクセラレーション・コンピューティングの需要が、データセンター・インフラを中心にNVIDIAの成長を牽引しており、同社の市場価値は$1 trillionに近づいている旨。NVIDIAは、2024年度第二四半期の売上高が$11 billionに達し、年間売上高成長率が60%に達すると予想している旨。

◇Wall Street analysts saw a 'Big Bang' moment for AI in Nvidia's bullish forecast (5月25日付け SILICON VALLEY BUSINESS JOURNAL)
→NVIDIAは、第二四半期の売上を$11 billionと予想し、これは2020年の通期売上げを上回るとした旨。ウォール街の投資家やアナリストは、NVIDIAのAI関連半導体の販売に関する強気の見通しに唖然とし、感激した旨。

この熱狂の波紋が、今週に引き続いている。規制の必要を感じながらのスタンスも併存するところがある。

◇Group of Big Tech companies known as 'Magnificent Seven' get big 2023 lift from AI (5月31日付け SILICON VALLEY BUSINESS JOURNAL)
→投資家”AIマニア”がビッグテックの大物プレイヤーの土俵と運命を変えている旨。

◇AI Everywhere, All at Once ‐It’s time to get serious about regulating artificial intelligence (5月31日付け IEEE Spectrum)
→昨年末にOpenAIが大規模言語モデルのChatGPTを世界に公開して以来、熱狂的な6ヶ月が経過した。それ以来、毎日少なくとも1回は、私たちが行っているグローバルなAI実験の結果について会話をしてきた。私たちはまだ準備ができていない。私たちというのは、個人、機関、政府、そして今日技術を導入している企業など、すべての人を指している。・・・・・

◇「AI祭り」は止まらない;半導体関連株、けん引役に磨き‐桝田大暉 (5月31日付け 日経 電子版 19:01)
→バブル経済崩壊後の高値圏にある日経平均株価。人工知能(AI)の需要拡大などの期待感が相場を押し上げる「AI祭り」が追い風。日経平均の振れ幅を増幅させる「もろ刃の剣」でもある値がさの半導体関連株。持続的な株高のけん引役として磨きをかけられるか。

このような中、Computex Taipei(5月30日〜6月2日)が行われ、NVIDIAのプレゼンそして同社の時価総額1兆ドル越えが以下の通り取り上げられている。

◇Nvidia CEO highlights chips for the historic wave of generative AI at Computex‐Nvidia CEO touts Grace Hopper Superchips, DGX system (5月28日付け VentureBeat)
→NVIDIAのCEO、Jensen Huang氏が、Computexにて、産業のデジタル化の流れを強調し、同社のGrace Hopper Superchipsが人工知能(AI)モデルを視野に入れたフル生産に至ったと述べた旨。また、NVIDIAはこの半導体を中心にDGXシステムを構築し、DGX GH200 AI Supercomputerと呼んでいる旨。

◇NVIDIA: Grace Hopper Has Entered Full Production Announcing DGX GH200 AI Supercomputer (5月29日付け AnandTech)

◇Computex 2023 Keynote: Capitalizing on the Gen AI Boom (5月30日付け EE Times)
→Jensen Huang氏は今をときめく男であり、そのメガスターの地位は、月曜日に行われたComputex 2023(Taipei Nangang Exhibition Center:台北南港展示ホール)のオープニングキーノートで確実に反映された旨。彼は、約3,500人の聴衆を前に、約2時間立ちっぱなしで話をした旨。
技術オタク、コンピューティング・エコシステム、メディア関係者およびアナリストで埋め尽くされた会場は、「エンターテインメント」という言葉の方が、彼の講演をよりよく表現していたかもしれない旨。また、基調講演では、AIが作成したテーマソングをカラオケスタイルで観客に歌わせるなど、観客を喜ばせた旨。

◇Nvidia CEO Jensen Huang: Anyone can program thanks to generative artificial intelligence (5月30日付け SILICON VALLEY BUSINESS JOURNAL)
→2023年5月29日、台湾の台北で開催されたTaipei Computex Expoで講演するNVIDIA Corp.の共同創設者兼最高経営責任者(CEO)のJensen Huang氏。2時間のプレゼンテーションで、同氏は人工知能(AI)に関連する新しい製品とサービスを発表し、同社を世界で最も価値のある半導体メーカーにした熱狂を利用しようとした旨。「私たちはデジタルデバイドを解消した」と同氏。「誰もがプログラマーだ。今、あなたはコンピュータに何かを言うだけでいい。」

NVIDIAのCEO、Jensen Huang氏のプレゼンに対する中国発の記事である。

◇Nvidia founder Jensen Huang warns about China’s resolve to build its own advanced semiconductors (5月31日付け South China Morning Post)
→*台湾生まれの米国人起業家が、中国本土は独自のハイエンド・チップを製造するために「大量の」リソースを投入していると語っている旨。
 *NVIDIAと米国の同業他社は、中国の競合他社に先んじるために”非常に速く走る”必要があると、Huang氏はComputex Taipeiで述べた旨。

時価総額1兆ドル到達関連の内容が、同時並行であらわされている。

◇Nvidia crosses into $1 trillion market cap before giving back gains‐Nvidia breaks into $1T territory after positive results (5月30日付け CNBC)
→1)NVIDIAは時価総額$1 trillionに達し、その評価額に達した5社のうちの1社に過ぎず、そのうちの1社はすでに$990 billionまで下がっている旨。
 2)*NVIDIAは火曜30日の取引開始時に$1 trillionの時価総額を記録したが、取引終了時には$990 billionに落ちている旨。
  *同社が$1 trillionの評価額で取引を開始するためには、404.86ドル以上を維持する必要があった旨。

◇NVIDIA時価総額1兆ドル、半導体企業で初;AI向けで成長 (5月31日付け 日経 電子版 04:37)
→30日の米株式市場で半導体大手、米エヌビディアの株価が一時、前週末に比べ約8%高の419ドルまで上昇し、上場来高値を更新した旨。時価総額は一時1兆ドル(約140兆円)に達し、アップルやマイクロソフトなどと並ぶ米巨大テック企業の「1兆ドルグループ」入りを果たした旨。生成AI(人工知能)用半導体で成長期待が高まるが、過熱感も出ている旨。

◇「AI半導体」NVIDIA、時価総額1兆ドルが示す新産業図 (5月31日付け 日経 電子版 15:10)
→米半導体大手、エヌビディアの時価総額が30日に一時1兆ドル(約140兆円)に達し、アップルやマイクロソフトなど米巨大テクノロジー企業の「1兆ドルグループ」入りした旨。「ChatGPT」など生成AI(人工知能)を支える「黒子」として成長期待を集め、テック業界の勢力図を一変させている旨。

◇エヌビディア、時価総額1兆ドル;テックの勢力図一変;生成AIで成長期待 (6月1日付け 日経)
→米半導体大手、エヌビディアの時価総額が30日に一時1兆ドル(約140兆円)に達し、アップルやマイクロソフトなど米巨大テクノロジー企業の「1兆ドルグループ」入りした旨。「ChatGPT」など生成AI(人工知能)を支える「黒子」として成長期待を集め、テック業界の勢力図を一変させている旨。

Computex Taipei関連でのNVIDIAのその他の動きである。

◇Nvidia, MediaTek partner on connected car technology‐MediaTek teaming with Nvidia on infotainment systems (5月29日付け Reuters)
→MediaTekは、NVIDIAのソフトウェアとグラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU)のチップレットを、コネクテッド車のインフォテインメント・システムや車載ディスプレイに使用するシステムオンチップ(SoCs)に搭載している旨。両社は、この提携により、$12 billion規模のインフォテインメントSoC市場でより大きなシェアを目指すとしている旨。

◇MediaTek and NVIDIA to Collaborate on Full-scale Product Roadmap for Automotive Industry (5月31日付け EE Times India)
→MediaTek社が、NVIDIA社と連携、次世代のsoftware-defined車に向けた車載AIキャビンソリューションの完全なラインナップを提供する旨。この協業は、それぞれの社の車載ポートフォリオの強みを組み合わせ、最先端のコネクテッドカーに最も魅力的なソリューションを提供するもの。

◇Nvidia CEO Says Intel's Test Chip Results For Next-Gen Process Are Good‐Intel-built Nvidia GPUs could be on the horizon. (5月30日付け Tom's Hardware)
→NVIDIAのCEO、Jensen Huang氏は、同社の次期グラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPUs)について、Intelと協力することに前向きであると述べている旨。

◇Nvidia open to partnership with Intel, says CEO (5月31日付け DIGITIMES)

◇生成AI半導体、速度12倍;「米台連合」で年内投入;エヌビディア設計/TSMC量産;「コロナ特需」後へ動く (5月31日付け 日経)
→半導体設計大手の米エヌビディアと半導体受託生産首位の台湾積体電路製造(TSMC)が、生成AI向けの専用半導体を年内に投入する旨。AIが回答を導き出す過程の速度を前世代品に比べて最大12倍にする旨。半導体は「新型コロナウイルス特需」の反動で市況が悪化するなか、米台の2強が次の成長分野でリードを固める旨。

◇Nvidia CEO feels safe relying on Taiwan for chips‐Nvidia confident in chip supply chain, depending on Taiwan (6月1日付け Reuters)
→NVIDIAのCEO、Jensen Huang氏は今週台湾を訪れ、Taiwan Semiconductor Manufacturing Co.(TSMC)と引き続き次世代半導体製品で協力することに自信を示した旨。Huang氏は、「我々のサプライチェーンには、多様性と弾力性が設計されている。」と述べた旨。

◇Are Chiplets Enough to Save Moore’s Law?‐The yet-to-be-designed SoC for in-cabin automotive apps includes NVIDIA AI and graphics IP. (6月2日付け EE Times)
→今週台湾で開催されたComputexの記者会見で、Nvidia CEOのJensen Huang氏とMediaTek CEOのRick Tsai氏は、NVIDIAがMediaTekにGPUチップレットを供給して、NVIDIAのAIやグラフィックスIPとともに、車載用の未設計のシステムオンチップ(SoC)に搭載すると発表した旨。

Computex Taipei関連でのほかの各社の動きを取り出して、以下の通りである。

【Intel】

◇Intel thinks your next CPU needs an AI processor ‐ here’s why‐Intel's Meteor Lake aims to upgrade CPUs with AI processor (5月29日付け Digital Trends)
→Intelは、人工知能(AI)用のビジョン処理ユニット(VPUs)を標準搭載した次期半導体、Meteor Lakeをアピールしている旨。同社エグゼクティブ、John Rayfield氏は、AI専用シリコンは、現在中央演算処理装置(CPUs)やグラフィック処理装置(GPUs)で処理されているAIワークロードを緩和するためのものと述べている旨。

◇Intel says AI is overwhelming CPUs, GPUs, even clouds ‐ so all Meteor Lakes get a VPU‐Movidius tech already sprinkled on some 13th-gen Core silicon goes mainstream in next generation (5月29日付け The Register (UK))
→COMPUTEX:Intelは、2016年にMovidiusとともに取得したVPU技術を、次期クライアントCPUs、Meteor Lakeの全モデルに追加する旨。

◇Intel Demos Meteor Lake's AI Acceleration for PCs, Details VPU Unit‐AI makes a splash with Meteor Lake (5月30日付け Tom's Hardware)
→Computex 2023に向け、Intelは同社の新半導体、Meteor LakeでデビューするAIに特化した新VPUシリコンに関する新たな詳細を発表した旨。また、同社は、今後のMeteor Lake半導体のAIエコシステムを実現するための取り組みについても概説している旨。

【Arm】

◇Arm's new Immortalis G720 should yield big gains in performance and efficiency‐Arm has announced the Immortalis G720, Mali G720, and Mali G620, and they look super promising. (5月28日付け XDA Developers)

◇ARM's latest CPUs push Android phone makers toward 64-bit only devices‐Arm moving to 64-bit CPU core designs, faster GPUs ‐You can also expect faster graphics with less power consumption. (5月29日付け Engadget)
→Armの最新の中央演算処理装置(CPU)コア設計--Cortex X4、A720およびA520--は、スマートフォン・メーカー向けにレガシー32ビット技術を利用できない64ビットである旨。Armの第5世代グラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPUs) -- Immortalis G720、Mali G720およびMali G620--は、効率とパフォーマンスの向上を実現するために設計されている旨。

◇Arm launches new chips for faster smartphone performance during Computex (5月29日付け TechCrunch)

◇Arm keys in on mobile, visual computing with TCS23 platform (5月30日付け FierceElectronics)
→2年前、コンピューティング・サブシステムの複雑さが急増する中、Armは、半導体設計者のシステムオンチップ(SoC)技術の課題を軽減するために、Total Compute Solutions(TCS)プラットフォームを発表した旨。今週台湾で開催されたComputexでは、このプラットフォームの最新版、すなわち第5世代GPUと第4世代CPU製品を含む、モバイルに特化したプラットフォームアップデートであるTCS23を発表、モバイルコンピューティングのユースケースやデバイスの需要の高まりに対応した旨。

◇Synopsys strengthens AI design collaboration with Arm‐Synopsys builds on Arm collaboration with AI design (5月31日付け New Electronics)
→SynopsysとArmは、フルスタックの人工知能(AI)駆動型電子設計自動化(EDA)スイート、Synopsys.aiを採用したArm Total Compute Solutions 2023で協業している旨。両社は、Armのsystem-on-a-chip(SoC)を搭載した仮想現実(VR)や拡張現実(AR)アプリケーションおよびハイエンド・スマートフォンをターゲットとしている旨。

◇Synopsys and Arm Strengthen Collaboration to Accelerate Next-Gen Mobile SoC Designs (5月31日付け EE Times India)
→2nmまでの先端ノードで極めて複雑なモバイル半導体設計に取り組むSynopsys社が、COMPUTEX 2023にてArm Total Compute Solutions 2023(TCS23)プラットフォームを発表し、ArmとのAI強化設計コラボレーションを強化した旨。

【Qualcomm】

◇Qualcomm Says AI Will Demand More Power Than Just the Cloud‐Qualcomm sees limits to the cloud when factoring in AI (5月30日付け BNN Bloomberg (Canada))
→Qualcommのsenior vice president、Alex Katouzian氏が30日、台北でのComputexにて講演、人工知能(AI)の需要が高まる中、同社は”インテリジェント・エッジ・コンピューティング”のリーダーへと移行していると述べている旨。「コネクテッドデバイスとデータトラフィックの増加が加速し、データセンターのコストが上昇するにつれ、すべてをクラウドに送信することは単純に不可能になる」と同氏は述べている旨。

◇Qualcomm says AI needs more power than the cloud‐BIG MARKET: As growth in the number of devices and data traffic accelerates, it will not be possible to send everything to the cloud, a Qualcomm executive said (5月31日付け Taipei Times)
→世界最大のスマートフォン用プロセッサメーカーであるクアルコムは、通信会社から"インテリジェントエッジコンピューティング”企業へと移行しつつあると、同社シニアバイスプレジデントのAlex Katouzian氏は述べています。
エッジとは、ユーザーがネットワークやサービスにアクセスするためにタップするモバイル機器のことで、同氏は台北で開催されたComputexショーの主要な基調講演で、この市場がいかに大きいかを訴えた旨。

【AMD】

◇Lisa Su Saved AMD. Now She Wants Nvidia's AI Crown‐AMD CEO Lisa Su sets her sights on Nvidia's AI dominance (5月31日付け Forbes)
→AMDのCEO、Lisa Su氏は、2014年に半導体メーカー、Advanced Micro Devices(AMD)のトップの座に就いて以来、同社の立て直しに貢献してきたが、現在同氏は、人工知能(AI)技術のリーダーとしてNVIDIAの王座追い落としを狙っている旨。「5年後を見渡せば、AMDのあらゆる製品にAIが搭載され、それが最大の成長ドライバーとなる」と同氏は語る旨。

出展関連の記事から、以下の通りである。

◇Smith Showcases Market Expertise, Premier Supply Chain Solutions at COMPUTEX 2023 (5月31日付け EE Times India)
→電子部品と半導体の世界的なディストリビューター、Smithが、同社の包括的なサプライチェーン・サービス提供について説明するために、エレクトロニクス業界の専門家が集まる主要な国際展示会、COMPUTEX2023に出展している旨。

◇ECSIPC Launches New Industrial Solutions at COMPUTEX 2023 (6月2日付け EE Times India)
→ECS Industrial Computer Co. Ltd(ECSIPC)は、COMPUTEX 2023において、LIVA Z5 Plus mini-PCシリーズ、B760H7-M8およびQ670H7-IS1マザーボードなど、スマート小売、オートメーションインテリジェンス、情報キオスク、抽選端末向けの幅広い総合新製品を打ち上げた旨。

今回のComputexのタイミングで見られたAI関連の評論や動きを、以下取り出している。

◇Semiconductor and edge AI take center stage at Computex (5月31日付け DIGITIMES)
→ここ数年のComputexでは、PCやクラウドを中心としたアプリケーションの進化に焦点が当てられてきたが、AIoT(Artificial Intelligence of Things)アプリケーションの台頭により、エッジコンピューティングの重要性が増し、クラウドの遍在に追いつく勢いとなっている旨。

◇AIに「人類絶滅リスク」;ChatGPT開発トップら共同声明 (5月31日付け 日経 電子版 10:37)
→米非営利団体は30日、感染症のパンデミック(世界的大流行)や核戦争と同様に、人工知能(AI)が人類に絶滅をもたらすリスクを考慮すべきだとする共同声明を発表した旨。対話型AI「ChatGPT」を開発した米新興オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)など350人超が共同で署名した旨。
米サンフランシスコを拠点とし、AIの安全性を検証する非営利団体のセンター・フォー・AIセーフティーが共同署名の形で声明を公開した旨。

◇AI起業に再び熱視線、国内最大級117億円ファンドも;「チャットGPT」追い風 (5月31日付け 日経)
→人工知能(AI)を活用した起業が再び熱を帯びている旨。国内で最も注目度の高いピッチコンテストの一つでは、関連スタートアップの応募が前年の2〜3倍に増加した旨。文章や画像を自動作成する生成AIの急速な普及が背景にある旨。ベンチャーキャピタル(VC)など投資家の関心も高まっている旨。

◇AI chips are hot. Here’s what they are, what they’re for and why investors see gold (6月1日付け AP NEWS)
→今、最もホットなテクノロジーは、ビデオゲームのグラフィックスを動かす半導体と密接に関係する、見栄えのしないシリコンの細長い部分。これは人工知能(AI)半導体で、ChatGPTのようなAIシステムをより速く、より安く構築するために特別に設計されている旨。

◇Hon Hai predicts surge in its AI server business‐‘THREE-DIGIT GROWTH’: Hon Hai chairman Young Liu attributed the expected leap to ChatGPT, saying the company would continue to boost its market share (6月1日付け Taipei Times)
→Hon Hai Precision Industry Co(鴻海精密工業)は、ChatGPTなどのAI製品の旺盛な需要により、人工知能(AI)サーバー事業の成長率が3桁になると予測していると、Young Liu(劉揚偉)会長が昨日述べた旨。

この熱気が拡大していくかどうか、半導体市場の推移とともに注目していく。


コロナ「5類」移行とはいえ、用心怠りなくの現状と言えるかと思うが、コロナ前に戻る舵取りがそれぞれに行われている中での世界の概況について、以下日々の政治経済の動きの記事からの抽出であり、発信日で示している。

□5月28日(日)

米国の債務上限問題の打開に向けて展開の動きが続いた今週である。

◇米債務上限合意で円安・株高継続か;リスク志向強まる (日経 電子版 18:40)
→米国債の債務不履行(デフォルト)が避けられる可能性が高まり、週明け29日の金融市場では円安・株高が進むとの見方がある旨。米経済を巡る不透明感が和らぎ、投資家がリスクを取る動きが出てくるとの見立て。今後は米議会での採決の行方に加え、米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げの有無に市場の焦点が移る旨。

□5月29日(月)

中国でのコロナ関連、水を差す動きに注目である。

◇中国でコロナじわり再拡大;北京の病院「4時間待ち」 (日経 電子版 16:51)
→中国で新型コロナウイルスの感染が再拡大している旨。病院の外来窓口では4時間待ちの混雑もみられ、感染症研究の第一人者である鍾南山氏は6月末に第2波がピークを迎えるとの見方を示した旨。専門家からは「消費を押し下げる要因となる」との警戒が広がる一方、経済全体への影響は限定的との見方もある旨。

□5月31日(水)

月曜が休日で取引が4日の今週、債務上限問題の展開にほぼ対応する値動きの米国株式市場である。

◇NYダウ反落、50ドル安;債務上限合意も解けぬ警戒 (日経 電子版 05:14)
→30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅反落し、前週末比50ドル(0.2%)安の3万3042ドルで引けた旨。バイデン大統領と野党・共和党のマッカーシー下院議長は27日に債務上限の効力一時停止で合意したが、市場参加者は米議会での採決の行方を注視しており、なお警戒を解いていない旨。

中国の景況回復に目が離せないところである。

◇中国製造業景況感、5月も50割れ;受注回復遅れ (日経 電子版 11:43)
→中国国家統計局が31日発表した2023年5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月より0.4ポイント低い48.8、2カ月連続で好調・不調の境目である50を下回った旨。国内外の需要を映す新規受注が増えず、生産も伸び悩んだ旨。景気の回復力の弱さが目立ってきている旨。

◇Debt Ceiling: House Approves Deal Struck by Biden and McCarthy‐Debt ceiling bill passes in House, moves to Senate‐Bill pairs spending cuts with suspension of the U.S. borrowing limit until January 2025 and now heads to Senate (The Wall Street Journal)
→債務上限に関する取り決めは、314対117の賛成多数で下院を通過した旨。これにより、この合意は上院に送られ、そこで承認された後、法律に署名される見込みである旨。

□6月1日(木)

◇NYダウ続落、134ドル安;金融引き締め継続に警戒 (日経 電子版 05:44)
→31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比134ドル51セント(0.4%)安の3万2908ドル27セントで終えた旨。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが継続し、景気が冷え込むとの懸念が相場の重荷だった旨。債務上限を巡る合意案の下院での採決を31日夜に控え、結果を見極めたいとの雰囲気が強かった旨。

□6月2日(金)

◇NYダウ反発、153ドル高;債務上限問題への警戒和らぐ (日経 電子版 05:43)
→1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発し、前日比153ドル30セント(0.5%)高の3万3061ドル57セントで終えた旨。米下院は5月31日夜、連邦政府の債務上限を停止する法案を可決した旨。今後の上院での審議についても、過半数を占める民主党のシューマー院内総務が採決を急ぐ姿勢をみせている旨。米債務上限問題への警戒感が一段と和らぎ、次第に買いが優勢となった旨。

◇米債務上限、上院も可決;デフォルト回避へ (日経 電子版 12:22)
→米連邦議会上院は1日夜(日本時間2日朝)、政府の債務上限の効力を停止する財政責任法案を可決した旨。近くバイデン米大統領の署名を経て成立する旨。米国は懸念された史上初の債務不履行(デフォルト)を回避できる旨。

□6月3日(土)

Biden大統領の署名に漕ぎ着けた米国債務上限停止法案である。

◇米債務上限停止法案、3日にも成立;米大統領が署名へ (日経 電子版 05:36)
→ジャンピエール米大統領報道官は2日、政府債務の上限設定を停止する法案についてバイデン米大統領が「3日にも署名できると確信している」と話した旨。米議会で法案の詳細を確定する手続きが残っているため2日中は難しい旨。法案は署名を経て成立する旨。

◇NYダウ続伸、701ドル高;デフォルト回避や雇用統計受け (日経 電子版 06:25)
→2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比701ドル(2%)高の3万3762ドルで終えた旨。約1カ月ぶりの高値を付けた旨。米連邦政府の債務上限の効力を停止する法案が議会を通過し、債務不履行(デフォルト)が回避されたことを好感した旨。堅調な内容だった雇用統計が金融政策に与える影響は限定的と受け止められ、景気敏感株の買いを誘った旨。


≪市場実態PickUp≫

【生成AI、ChatGPT関連】

特にComputexでのNVIDIAを軸としたAIそしてAI半導体の熱い活況に上で注目したばかりであるが、生成AI、ChatGPTを巡る世界的な関連する動きが引き続く、ということで以下取り出している。

◇OpenAI nearly doubles size of its startup investment fund (5月25日付け SILICON VALLEY BUSINESS JOURNAL)
→独自のスタートアップ投資ファンドを発表してから2年、generative AIのリーダーであるOpenAIは、SECに提出した新しい文書によると、その規模をほぼ2倍に拡大した旨。

◇生成AI、OECDが新指針;多国間でルールづくり後押し‐コーマン事務総長 単独インタビュー (5月29日付け 日経 電子版 16:00)
→経済協力開発機構(OECD)は生成AI(人工知能)に関する新たな指針を策定する旨。加盟国が国内でルールをつくる際に重視すべき原則を示す旨。生成AIを巡っては主要7カ国(G7)もルールづくりに動く旨。OECDはG7と連携しつつ、より幅広い国や地域が参加した形での指針をめざす旨。

◇AI向け半導体など支援、生成AIの国内開発急ぐ;経産省 (5月30日付け 日経 電子版 12:05)
→経済産業省は30日、半導体やデジタル産業の成長戦略を検討する有識者会議を開き「半導体・デジタル産業戦略」の改定案を示した旨。人工知能(AI)向けに電力消費を抑えた半導体の開発などの支援に乗り出し、出遅れる生成AIの国内開発につなげる旨。

◇EUと米国、生成AI規制を協議;経済安保は連携確認 (5月31日付け 日経 電子版 06:28)
→欧州連合(EU)は30日、スウェーデンで米国と閣僚級会合を開いた旨。31日までの会合では生成AI(人工知能)をめぐるルールづくりについて話し合う旨。中国やロシアを念頭に、先端技術などの輸出規制といった経済安全保障では連携を確認する旨。

◇ChatGPT has attracted 180 million users, but few Americans have tried it (5月31日付け SILICON VALLEY BUSINESS JOURNAL)
→CEOのSam Altman氏が率いるOpenAIは、同社のChatGPTソフトウェアについて多くの興奮を巻き起こしているが、現在までにこれを試したことのあるアメリカ人成人はほとんどいない旨。
アメリカ人の過半数がOpenAIのチャットボットについて聞いたことがあるものの、使ったことがあるのはごく一部で、特に便利だと感じた人はさらに少ない旨。


【TSMC関連】

TSMCが取り組む実装技術、CoWoS-L、およびドイツでの新工場に向けた現状である。

◇TSMC Preps 6x Reticle Size Super Carrier Interposer for Extreme SiP Processors‐TSMC developing larger CoWoS-L tech for data centers (5月26日付け AnandTech)
→台湾積体電路製造股?有限公司(TSMC)が、最大レチクルサイズの6倍のSuper Carrier interposersに向けたChip-On-Wafer-On-Substrate-L(CoWoS-L)実装の開発に取り組んでいる旨。このシステムインパッケージ(SiP)は、データセンターおよびハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)アプリケーションをターゲットとしている旨。

◇TSMC negotiating German deal‐STATE SUBSIDIES: The talks over a factory in Dresden have a top end on par with what Japan is offering TSMC and outdo a cap other firms are being offered in Europe (5月27日付け Taipei Times)
→世界最大の半導体受託製造会社である台湾積電(TSMC、台積電)は、ドイツ国内に新しい半導体工場を建設する際、費用の50%程度についてドイツ政府の補助金を受ける方向で交渉していると、本件に詳しい関係者が明らかにした旨。

上に取り上げたNVIDIAの絶好調の業績を支えるTSMCがあらわされている。

◇TSMC seen as driving force behind recent AMD, Nvidia rise (5月30日付け DIGITIMES)
→TSMCは、AMDとNVIDIAが最近、データセンター・プロセッサー市場におけるIntelのシェアを侵食することに成功した原動力であると広くみなされている旨。
NVIDIAの最新の決算によると、2024年度第一四半期(2023年4月30日終了)のデータセンター向け売上高は、前年同期比14%増、前四半期比18%増の$4.28 billionとなり、過去最高となった旨。データセンター分野での売上高がインテルの売上高を上回ったのは初めてのこと。第二四半期も過去最高の売上高を記録し、通年の売上高も60%以上の成長が予測され、データセンター分野でインテル社を追い抜くことが期待されている旨。


【今後の市況判断関連】

吉と出るか凶と出るか、いまだ予断を許さない本年後半および年間の締めの半導体市場であるが、関連する内容を以下取り出している。

◇KITA forecasts improved chip exports in 2nd half (5月30日付け The Korea Herald)
→昨年8月以降、低迷を繰り返している韓国の半導体業界が、今年後半には復活する見通しであることが、韓国の貿易ロビー団体の発表で明らかになった旨。

◇Smartphones to drop 3.2% in ’23, lower than earlier forecast (5月31日付け FierceElectronics)
→IDCのアナリストは、2023年全体のスマートフォン予測を再度検討し、iPhoneとGalaxiesに対する消費者の需要の低迷により、以前の予測よりも悪化すると判断した旨。
実際、IDCは2月に予測した1.1%の減少に対し、世界出荷台数は年間3.2%減少すると水曜31日に予測した旨。

◇Global foundry revenue to drop 9% in 2023, says DIGITIMES Research‐Foundry revenue expected to fall 9.2% worldwide this year (6月1日付け DIGITIMES)
→ウクライナ戦争、世界的なインフレ、および地政学的緊張で、民生用電子機器の売上が急減し、それがさらに半導体の売上減少を招いた旨。半導体の需要が弱まったことを踏まえ、DIGITIMES Research は、2023年の世界のファウンドリ業界の売上が9.2%減少すると予測している旨。

◇Broadcom forecasts third-quarter revenue above estimates on AI boost‐Broadcom expects strong Q3 on AI chip demand (6月1日付け Reuters)
→Broadcomは、最近のAIブームに結びついた技術への投資で、第三四半期の売上げが予想を上回るだろうとしている旨。「この機会から得られる今日の売上げは、当社の半導体事業の約15%を占めている。」とCEOのHock Tan氏は述べ、ジェネレーティブAIが来年にはブロードコムの売上げの4分の1以上に結びつく可能性があると付け加えた旨。

◇レノボ・楊CEOに聞く;「パソコン、今年後半に回復」;メタバースや金融にAI (6月2日付け 日経)
→パソコン世界最大手の中国レノボ・グループの2023年3月期決算は純利益が前の期比21%減の$1.68 billion(約2200億円)、売上高が14%減の$61.9 billion と減収減益となった旨。新型コロナウイルス禍の特需の反動減で主力のパソコン事業が落ち込んだため。パソコン市場が低迷する中、どう収益を伸ばすのか。今後の経営戦略について、楊元慶・董事長兼最高経営責任者(CEO)が日本経済新聞の書面インタビューに答えた旨。
――パソコンやサーバー市場の今後をどう予測し、どのような領域に注力するか。「(パソコンなどの)在庫消化が一段落し、出荷などがより安定していくと考える。パソコンは依然として必須のツールであり、パソコン市場は2023年後半に前年同期比で増加に転じ、2024年には成長が加速すると予測する。」


【SK Hynix関連】

SK Hynix が、第5世代 10nmプロセス、1bnm の検証が完了し、次世代のDDR5 DRAMとHBM3Eソリューションに搭載されると発表、関連記事が以下の通りである。

◇SK Hynix Publishes First Info on HBM3E Memory: Ultra-wide HPC Memory to Reach 8 GT/s‐SK Hynix notes plans to develop HBM3E memory for 2024 production (5月30日付け AnandTech)
→SK Hynixは、2014年に遡って3オリジナルのHBMメモリを開発した主要な開発メーカーの1つであり、同社はこのプレミアムタイプのDRAMで業界をリードすることを望んでいる旨。火曜30日には、同社の1bnmファブプロセスの品質に関するメモに埋もれて、同社は初めて、最大8Gbps/ピンの速度を可能にする次世代HBM3Eメモリに取り組んでおり、2024年に利用可能になることを明らかにした旨。

◇SK hynix’s Gen5 DDR5 DRAM enters validation process‐SK Hynix, Intel begin validation on latest DDR5 DRAM (5月30日付け The Korea Herald (Seoul))
→SK hynixが火曜30日、業界最先端の10ナノメートル技術ベースのサーバー用DDR5 DRAMの開発を完了し、米国の半導体大手、インテルと共に検証プロセスに入った、と発表した旨。
最新の第5世代DDR5 DRAMは、インテルXeon Scalableプラットフォームで動作するDDR5製品のためのインテルデータセンター認定メモリプログラムでテストされている該世代の最初の製品である旨。

◇SK hynix enters validation process for 10 nm DDR5 server DRAM (5月31日付け The Korea Times)
→SK hynixは、業界をリードする10ナノメートルプロセス技術ベースの第5世代DDR5 DRAMの開発を完了し、米国の半導体大手、インテルとの製品検証プロセスに入ったと、韓国のメモリ半導体大手の同社が火曜30日に発表した旨。


【ラピダス(Rapidus)関連】

北海道での新工場建設について、連載記事の概要である。

◇ラピダス、北海道のゲームチェンジャーに;先端産業集積‐Redesign 半導体フロンティア(1) (5月29日付け 日経 電子版 08:30)
→世界最先端の回路線幅、2-nmの半導体量産を目指すラピダスが、新千歳空港に隣接する工業団地「千歳美々ワールド」(千歳市)に進出する旨。投資額は総額5兆円で、北海道の年間予算を上回る旨。北海道にとって高付加価値型の製造業の進出は長年の課題で、ラピダス進出は道の産業構造を大きく変えるゲームチェンジャーとなる可能性を秘めている旨。

◇ラピダス余波、札幌再開発を選別;重機や作業員逼迫‐Redesign 半導体フロンティア(2) (5月30日付け 日経 電子版 11:00)
→ラピダスが北海道千歳市に建設する次世代半導体工場。建設に必要な資材や機器を確保しようとする動きが早くも始まった旨。2025年4月の試作ライン稼働まで残された期間は2年弱。札幌市内の再開発も同時期に進み、人員や資機材など限られたリソースの配分を巡り、案件を選別する動きが予想される旨。

◇ラピダス建設で人口増、北海道千歳市と周辺の不動産活況‐Redesign 半導体フロンティア(3) (5月31日付け 日経 電子版 08:30)
→ラピダスが北海道千歳市で進める工場建設は、ピーク時で約6000人が従事する旨。稼働後は千人規模の定住人口が見込まれ、千歳市は悲願の人口10万人達成が視野に入る旨。居住者増や取引先工場の建設といった経済効果は、苫小牧市など周辺自治体にも波及する旨。

◇ラピダスが動かす北海道デジタル人材 熊本TSMC先例に‐Redesign 半導体フロンティア(4) (6月1日付け 日経 電子版 05:00)
→ハコだけできても、ヒトがいなければ工場は動かない。ラピダス進出を巡り半導体人材の育成が課題となる。台湾積体電路製造(TSMC)が進出する熊本県や九州の先例を参考にしながら、北海道内の高等専門学校(高専)や大学は急ピッチで準備を進める。・・・・・

2-nm半導体技術に向けて技術者の米国IBMへの派遣である。

◇2ナノ半導体へ日米一歩;ラピダス、新構造への移行好機 (5月30日付け 日経 電子版 02:00)
→次世代半導体の国産化へ日本と米国の連携が動き出した。ラピダス(東京・千代田)が米IBMに技術者を派遣しており、計100人を送り込む旨。目指すのは回路線幅2-nmの時代に必要なGAA(ゲート・オール・アラウンド)技術の習得。技術転換のタイミングに日本の半導体復活の命運を懸ける旨。

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