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クルマ、IoTに軸足を置いた様々な展開、アプローチ

モバイル機器関係の次を目指す取り組みと並行して、半導体市場の一層の拡大につながる新分野に向けた製品展開、新たなアプローチが進んでいる。今回は、いくつか挙げられる市場開拓の切り札の中から、現下の動きが特に目についたクルマ、車載関係、そしてInternet of Things(IoT)に注目している。成熟感が見えてきていると言われるスマートフォン、タブレット市場であり、次の伸びる種の育成が欠かせず、他にも医療、ロボットなど新たな分野の様々な芽生え、開花具合に絶えず目が離せないところである。

≪今後の市場開拓の切り札≫  

クルマ、車載関係について、まずは、Spansionからの当面のシェア拡大を期待するMCUs新ファミリーの展開である。

◇Spansion Courts Carmakers With Cortex-R5-Based MCUs-Spansion rolls out Traveo MCUs for autos (5月19日付け EE Times)
→1.成長する車載用半導体市場でsizableシェアを獲得する期待、Spansion社が、ARM Cortex 5コアベースの車載MCUs新ファミリー、Traveoを展開の旨。
 2.Spansionが、車載応用向けmicrocontrollers(MCUs)のTraveoラインを投入、該半導体はARMのCortex-R5設計ベース、最初に出てくるTraveo MCU、MB9D560は、electric vehicles(EVs)およびhybrid EVs用のtwin-motorコントローラとして機能する旨。

モバイル機器用半導体も当たり外れ、ここはクルマとgamingに持ち前の技術を活かして今後の光明を見るというNvidiaの以下現在の取り組み、考え方である。

◇Nvidia CEO sees future in cars and gaming (Q&A)-Nvidia CEO looks past phones to cars, games (5月19日付け CNET)
→NvidiaのCEO、Jen-Hsun Huang氏インタビュー記事。同社の半導体をモバイル機器に入れることについて良かったり悪かったり、車載electronicsおよびvideo-gameハードウェアに新たな優先順位を置く旨。やりたいことの第1は、たくさんの付加価値を与えられるgamingであり、Android上のgamingが重要になっていると思う旨。visual computingおよびsupercomputing技術がクルマの将来に実際重要となるcar computersに重点化していく旨。

Freescale Semiconductorは、ソフトウェアメーカーとコラボ、自動運転に向けたvisionシステムの開発の取り組みが発表されている。

◇Freescale vision chip makes self-driving cars a bit more ordinary-The company's partnership with software companies will yield an electronics package that can see pedestrians, tell if a driver is dozing off, and initiate emergency-stop decisions.-Freescale teams with software firms for self-driving cars (5月19日付け CNET)
→Freescale Semiconductorが、ソフトウェア会社のGreen Hills SoftwareおよびNeusoftとコラボ、autonomous vehiclesに向けた車載vision半導体を開発する旨。その次期Freescaleプロセッサは、イメージセンサからのデータを解析する64のcomputingエンジンを有し、クルマが運転環境を"見える"ようにする旨。Green Hillsはoperating system(OS)を、Neusoftは物体認識ソフトウェアを供給する旨。

◇Functional Safety Critical for Autonomous Cars-Freescale teams up with Neusoft and Green Hills (5月20日付け EE Times)
→Freescale Semiconductorが本日、Green Hills SoftwareおよびNeusoft社とのコラボを発表、ISO 26262 ASIL(Automotive Safety Integrity Level) assessedソフトウェアの基礎に立った包括的なAdvanced Drive Assistance System(ADAS) visionシステムを開発する旨。

◇Functional safety: A speed bump for autonomous cars (5月22日付け EE Times India)

トヨタからは、hybrid carsに向けて燃料効率を10%改善、power control units(PCUs)の小型化に通じる期待のSiCパワー半導体の開発が発表されている。

◇Toyota develops chips for hybrid cars to boost fuel efficiency-How new chip could widen use of hybrid systems in cars (5月20日付け Reuters)
→Toyotaが、シリコンおよびcarbon化合物を用いてhybrid cars用に開発した半導体から燃料効率の10%向上が得られる旨。この組み合わせにより、電力loss並びにhybridシステムの必要な大きさが減らせ、さらに多くのhybridモデルに道が開ける可能性の旨。

◇Power Week: Toyota Develops SiC Transistor, Structural Supercap & More (5月22日付け EE Times)
→Toyotaが、hybrid vehicle(HV) power control units(PCUs)で用いるSiCパワー半導体を開発、HV燃料効率を10%改善、PCUの大きさを減らす期待の旨。

次に、Internet of Things(IoT)関係ではまず、BroadcomがBluetooth Smart SoCsを出荷している。

◇Broadcom Rides Bluetooth to IoT-Chips supports RSA, wireless charging-Broadcom ships Bluetooth Smart SoCs for IoT(5月21日付け EE Times)
→1.Broadcomが、Internet of Things(IoT)においてBluetooth Smart, セキュリティ, およびresonantワイヤレス充電を大黒柱とすることを目指すSoCsを出荷している旨。
 2.Broadcomが、すべてInternet of Things(IoT)応用に向けてBluetooth Smart標準, RSA 4,000-bit encryption and decryption, およびresonantワイヤレス充電をサポートするsystem-on-a-chip(SoC)デバイスを出荷している旨。

Microchip Technologyは、Bluetooth半導体のISSC Technologies(台湾)を買収、製品ラインアップの拡充を行っている。

◇Microchip Buys Taiwan’s ISSC Tech-Inhouse Bluetooth expertise advances IoT strategy-Microchip to add Bluetooth chips for IoT with ISSC Tech buy (5月22日付け EE Times)
→Microchip Technology社(Chandler, Arizona)が、初の大きな海外買収の動き、成長するIoT分野に向けたBluetooth半導体を販売する台湾のファブレス半導体メーカー、ISSC Technologies社を$328.5 millionで買収の旨。

広義のIoTと考えられるwearable機器について、取り組みの濃淡の現状が次のように表わされている。

◇Taiwan-based IC design houses eager to develop chips for wearable devices-IC design firms gear up for wearables (5月22日付け DIGITIMES)
→業界筋発。台湾のIC design housesがcustomized IC部品などwearable機器用半導体の設計に熱心である一方、国際的なICプレーヤーはwearable機器市場の展望により慎重となっている旨。

IoT connectivityプラットフォームについて、Samsungが、自前でいくか、メンバー多数の業界団体に乗るか、検討している状況が見られている。

◇Will Samsung join Qualcomm's AllJoyn open source platform?-Questions rising over whether Samsung will stick to own platform-Samsung may embrace AllJoyn platform for IoT (5月22日付け The Korea Herald (Seoul))
→業界観測筋発。Samsung Electronicsが、元はQualcommが開発、現在はAllSeen Allianceが監督しているInternet of Things(IoT) connectivityに向けたopen-source AllJoynプラットフォームを採用するかどうか検討している旨。LG Electronics, PanasonicおよびSharpなど50のメンバーから成る該業界団体への参画は、Samsungが自前のIoTプラットフォーム、Samsung Architecture for Multimodal Interactionsの開発を止めなければならないことになる可能性の旨。

IoTが前面に出ている展示会例が次の通りである。

◇IoT on Display at SolidCon (5月23日付け EE Times)
→O'Reilly MediaのSolid conference(5月21-22日:San Francisco)の展示から、Internet of Things(IoT)が伸びていく中、かつては厳然と機械的であった機器が、今やハードウェアとソフトウェアが混ぜ合わさっている旨。展示内容Slideshow、下記参照:
http://www.eetimes.com/document.asp?doc_id=1322460


≪市場実態PickUp≫

【IITC 2014】

第17回を迎えるIEEE International Interconnect Technology Conference 2014(IITC 2014)から、Interconnect技術製造の先端のホットな視点をワークショップの論文タイトルより確認している。

◇Slideshow: What to look for at IITC 2014 (5月20日付け ELECTROIQ)
→ULSI IC応用に向けた先端metallizationおよび3D integrationの領域における最先端リサーチに専念する第17回annual IITC(5月21-23日:
Doubletree Hotel in San Jose, California:第31回AMC併催)から、本日火曜20日のday-longワークショップ、“Manufacturing of Interconnect Technologies: Where are we now and where do we go from here?”における注目内容:
*Near-Zero Keep-Out Zone for Through Silicon Via Technology (GLOBALFOUNDRIES)
*Experimental Demonstration of Monolithic 3D-IC Technology (CEA-LETI (Invited))
*Graphene Experimentally Demonstrated to have Lower Resistivity than Copper (AIST)
*Mean Free Path for Vertical Carbon Nanotube Interconnects Approaches Copper (imec)
*Process Integration of 3D Capacitors into 22nm Interconnect Stacks (Intel (Invited))
*Cobalt and Silicon Nitride Barrier Cap Films for Copper Low k Interconnects (IBM, Applied Materials)
*What is interconnect and why is it so important?

【Windows Phone】

マイクロソフトのWindows Phoneについて、積極的に受け入れているQualcommに対して、MediaTekや中国のhandsetベンダーおよびODMsが乗っていないという分かれ目の様相が以下の通りである。

◇China market: Handset brands and ODMs still reluctant to launch WP-based smartphones (5月19日付け DIGITIMES)
→業界筋発。Microsoftが9-インチ以下のディスプレイについてライセンス料を課さずにWindows Phone(WP)プラットフォームを推進、QualcommのQRD(Qualcomm reference design)プラットフォームとのbundle販売に努めているにも拘らず、中国のhandsetベンダーおよびODMsが2014年のWP-ベーススマートフォンの打ち上げに依然引けている旨。

◇MediaTek unlikely to roll out chipset platforms supporting Windows Phone in 2014-Sources: MediaTek gives priority to 4G chipsets (5月20日付け DIGITIMES)
→業界筋発。MediaTekが、今年は4Gスマートフォンチップセットに主に重点化、Windows Phoneチップセットプラットフォームへの優先順位を下げている旨。中国の4Gスマートフォン需要増大がこの決定を引っ張っている旨。Qualcomm Reference DesignをもってWindows Phoneを進んで受け入れるQualcommとは異なる針路の旨。

【磁気テープ】

磁気テープもここまでいけると改めて見直す感じになる、IBMと富士フイルムによる蓄積データ量の世界記録打ち立てである。ピンとこないところがあるが、85.9 billion bits/平方インチの蓄積とのことである。

◇IBM Sets World Record With Mag Tape (5月19日付け EE Times)
→IBMとFujiFilmが、標準Linear Tape-Open(LTO)カートリッジ磁気テープに蓄積できるデータ量が154 terabytesと従来の62倍の増大を発表、2012-vintage LTOでは2.5 terabytesであった旨。

◇IBM, Fujifilm show super dense storage tape for big data work-With IBM and Fujifilm technology, tomorrow's LTO tape cartridges could store up to 154TB of data each-IBM and Fujifilm develop 154TB tape for Big Data (5月20日付け Computerworld/IDG News Service)
→IBMとFujifilmが、85.9 billion bits/平方インチを蓄えられる磁気テープ開発でコラボ、154 terabytesのデータを収められるLTOカートリッジ試作品を披露の旨。

【米国特許改革】

やたら時間がかかっている米国の特許改革の印象であるが、ここにきて必要ないとの流れが以下の通り台頭してきている。なかなか超党派の合意といかない根の深さを感じさせている。

◇Patent Reform? Experts Say No-Qualcom sees smartphone suits declining (5月21日付け EE Times)
→Stanfordシンポジウム"Inventions and the U.S. Patent System"にてプレゼンされた論文発。米国特許システムは不完全ではあるが、実質的には健全である旨。エキスパート曰く、White House, 議会(2つの法案が求めている), 業界, およびacademiaからの要求にも拘らず、特許改革は必要でない旨。

◇Patent reform bill dealt fatal blow in Senate-Patent bill appears to die in Senate (5月21日付け The Hill)
→Patrick Leahy上院議員(D-Vt.)が水曜21日、司法委員会の法制議題から除去して特許改革法制化の後退を示唆、議会の超党派支援を奮い起こせなかった旨。

【Conflict Minerals】

紛争地域において産出され、鉱物を購入することで現地の武装勢力の資金調達につながり、結果として当該地域の紛争に加担することが危惧される鉱物、すなわち紛争鉱物(conflict minerals)について、米国において見られた連日の動きである。

◇Companies Unearth Few Answers on ‘Conflict Minerals’-Conflict-mineral questions lead to few answers (5月20日付け The Wall Street Journal /CFO Journal blog)
→Advanced Micro Devices(AMD)が他の会社とともに、広く使われる鉱物採掘を通して軍事活動の資金を得ているアフリカのコンゴ地域から、自分たちの半導体で用いる材料がきているかどうか見い出そうとしているが、情報を得るのが難しい旨。Dodd-Frank Act of 2010は、アメリカの公開会社はこのようなconflict材料を避ける活動努力を示さなければならないと義務づけている旨。District of Columbiaの米国Court of Appealsは先月、該連邦法部分は違憲で、complianceを一層複雑にしていると、無効にしている旨。

◇Intel Digs Deep to Source Conflict-Free Minerals for Its Chips-New 'Look Inside' ad follows five-year effort-Intel touts conflict-free minerals program (5月21日付け Adweek)
→Intelのconflict-free鉱物プログラムについて、主導するCarolyn Duran氏が主演する短いWebビデオを、広告代理店のVenables Bell & Partnersが製作、30秒のテレビコマーシャルとしても使われている旨。

◇Intel Documents ‘Conflict-Free’ Minerals Claim (5月22日付け The Wall Street Journal)
→Intelが木曜22日、同社microprocessors(MPU)は今やconflict材料はないと宣言、Securities and Exchange Commission(SEC)に提出した長い報告書で主張した旨。Intelが、6月2日の期限に先立ってaudited報告書を最初に提出している旨。


≪グローバル雑学王−307≫

石油がなくなっていって敗戦に追い込まれた我が国が、戦後一夜にして対日石油戦略が変わり、また、中近東で新たに次から次へと巨大な油田が発掘されて、石油が驚くほど安く供給されるようになって、我が国の復興が助けられていく過程を、

 『国家とエネルギーと戦争』
  (渡部 昇一 著:祥伝社新書) …2014年3月10日 初版第1刷発行

より見ていく。東西冷戦による戦略の急変、現在と比べると桁以上に違う戦後世界の石油価格と、我が国が高度成長に向けて飛躍していく地盤固めの環境が整っていく経緯を改めて受け止めている。


第三章 戦後の日本は、エネルギーに味方された

□石油の重要性がわからなかったのは、民度の低さゆえ
・武器を動かすのは石油
 →でも、太平洋戦争のころの民度ではいかんともしがたいもの
・輸送船こそ、アメリカにとって一番の痛点
 →タンカーを沈めていればよかった
 →アメリカ本土から送られてくる兵力を減らしていけばよかった
・石油というものが第一次大戦でもっとも重要な戦略物資に
 →人類にとってとてつもなく大きなこと
・シェルを作ったユダヤ人、マーカス・サミュエル(Marcus Samuel)
 →石油を精製したものからTNT火薬という強力な爆薬、トリニトロトルエンを作った
 →チリ硝石などで火薬を作っていた時代は、このとき終わった
・20世紀の戦争では、鉱物資源はすべて戦争に投入

□滑稽だった松根油の思い出
・戦争末期になっていよいよ石油がなくなったら、松根油という、松の根っこから油を採り始める
 →松の木切りが始まったのは昭和20年(1945年)になってから
 →その弊害として、終戦後に列島各地を襲った昭和20年代の洪水
・松根油では、飛行機は全然飛ばず
 →予想以上に難しい精製技術
・現代の日本の精製技術は、世界的に見ても卓越
 →敗戦の教訓をものすごくよく生かした

□ちぐはぐだった日本軍の石油輸送計画
・石油の問題への対応
 →日本は、蘭印の油田を取らなければならないということは、さすがに計画
・石油は、海軍の使う量が圧倒的に多い
 →然るに、占領している石油基地は陸軍が統治
 →海軍と陸軍がけんかに
・結局のところ、石油の精製所を現地で造ることはできなかった
 →現地の精製所は壊されたのが多い

□こうして日本から石油はなくなった
・アメリカの潜水艦は、初めのうちは全然恐くなかった模様
 →性能が悪い魚雷
・一変するのはガダルカナルの戦いの後
 →日本の潜水艦が撃って当たらなかった魚雷を、アメリカが持って行って、分解
 →新しい型の高性能魚雷を作る
・海軍がアメリカの魚雷から艦隊を防衛しなければならない、これに気がついたのが、やっと昭和18年(1943年)
 →海軍護衛総司令部ができたのは昭和18年の11月
・当初はアメリカの魚雷が恐くなくて、初めのうち石油は運べた
 →アメリカの方は、やはり昭和18年の9月、「タンカーを沈めることを潜水艦の最優先目標とせよ」という命令
 →このようにして、日本は石油が本当になくなった
・石油が全然なくなって、最後の石油の一滴まで掻き集めたのが戦艦大和の沖縄特攻
・結局、近代の戦争における石油の決定的重要さということが本当に骨身に染みていなかった
 →原子爆弾という原子力の新しいエネルギーによって打たれた終止符

□息の根を止めかけられた終戦後の日本
・戦後になると、アメリカの石油政策が日本を支配
 →占領軍は、日本がふたたび軍事大国として軍事的に力のある国になることを、徹底的に禁止
・当時の感覚
 …日本がこれから理科系、理工系でやっていくことはできない、自転車でも作って東南アジアに売るよりしょうがない
・占領下で作った憲法というのは「アメリカの占領下にある日本」という前提

□石油を断って、日本を近代国家から脱落させる
・昭和21年(1946年)1月、原油輸入の禁止が決定
・昭和20年にエドウィン・ポ―レ―賠償使節団
 →中間報告に「日本を・・・自給自足で貿易依存度の低い国にする」と明記
・昭和21年11月、「日本は生産物から賠償をしろ」
・昭和23年(1948年)、ストライク報告 
 →日本は石油の精製もやってはいけない
 →完全に日本を近代国家から脱落させるということ

□一夜にして変わった、戦後の対日石油戦略
・昭和23年、東西冷戦が勃発、突如ベルリン封鎖が始まる
・昭和23年5月、ジョンストン報告書
 →「復興のための工場は存続、過剰能力だけを撤去、石油産業では人造石油の製造設備、製油所の施設の撤去は必要がない」
 →ベルリン封鎖から、一夜にしてガラリと変わった
・昭和24年(1949年)、「工場設備の撤去を中止、平和産業を無制限に興せ」などという話に
・このころの、一番衝撃的な事件の一つ
 →出光の日章丸がイランに行って石油を積み出したこと
 →イランの石油は長い間イギリスに一方的に買い叩かれてきた

□降って湧いた僥倖―――戦後は石油に助けられた
・戦後世界の驚くべき出来事
 →中近東で新たに次から次へと巨大な油田が発掘
・戦争中、日本では「石油の一滴は血の一滴」
 →そんな貴重なものが本当に安くなってしまった
・石油が安く大量に供給
 →いま思えば日本の復興にものすごく役立った
・海に面して工場があれば、石油を運び入れるのも楽、鋼鉄などの工業製品を輸出するのにも便利
 →沿岸工業地帯、いまから思えば日本が偶然、発見した一大発明
 →日本は一時、本当に最強の工業国に
・沿岸に大規模なコンビナートを造るというのは、日本が始まり
 →エネルギーの面から、日本の奇跡的な発展の最大の理由
・産油国にOPEC(石油輸出国機構)という機関
 →オイルショック
 →代替エネルギーということになって、原子力に
・平成14年(2002年)に、エネルギーの安定供給を図るエネルギー政策基本法
 →環境、買いやすいもの
 →結局、この条件を満たすのは、全部、原子力ということに
 →一変しておかしくなったきっかけが福島第一原発の事故、ということに

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