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半導体の微細化、市場拡大基調は永遠、問われる結集、国際交流の力

米国SIAからの月次世界半導体販売高発表、今回は昨年12月および2011年の締めとなるが、$298.3 billionとまたまた$300 billionには僅かながら届かず、しかしながら史上最高の前年、2010年から0.4%増となんとか面目を保った形である。SIAからはこれも恒例の国際半導体技術ロードマップ(ITRS)の2011年版がリリースされ、経済、時代の荒波に揉まれながらも絶えず微細化技術、市場拡大の流れを維持していく半導体には、結集力そして国際交流に向かうエネルギーのますますの必要性を感じさせられている。

≪米SIA発表2件から≫    

我が国はじめいろいろ苦しい試練に見舞われた2011年、SIAからの締めの発表内容、次の通りである。

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○難題、試練の2011年にも拘らず、半導体業界は新記録の売上げ …2月6日付けSIAプレスリリース

半導体製造&設計の米国のleadershipを代表するSemiconductor Industry Association(SIA)が本日、2011年の世界半導体販売高が$299.5 billionと最高を記録、2010年に記録した$298.3 billionから0.4%増加した、と発表した。12月の世界半導体販売高は$23.8 billionで前月からは5.5%減少している。第四四半期、10-12月の販売高は$71.5 billionで、前四半期比7.7%減、前年同期比5.3%減となっている。月次販売高の数値はすべて3ヶ月移動平均で表わされている。

「日本およびタイにおける自然災害および低迷するグローバル経済の全体的なインパクトの狭間で、2011年は半導体業界には数多くの大きな難題に見舞われた。このような妨げにも拘らず該業界は弾力性を示し、2010年から伸ばして新記録の売上げの2011年としている。」とSIA President、Brian Toohey氏は言う。「該業界の健全性は、半導体イノベーションの広がりおよび現代社会のほぼすべての面でのその応用を直接映し出すものである。」

2011年の該業界では、いくつかの領域、特にoptoelectronic, センサおよびactuatorにおける需要が力強く、MPU市場は堅実な前年比の伸びを示している。lampsおよびイメージセンサがoptoelectronic市場の伸びを引っ張り、2010年比6.4%増の$23.1Bとしている。optoelectronic応用は、モバイル機器およびカメラなど広範囲の製品でエネルギー効率化および低コスト化をもたらしている。

現在は最も小さい半導体市場分野であるセンサおよびactuatorsは、最も高い前年比の伸びを示し、2011年では15.5%増の$8.0Bとなっている。温度、圧力および加速度を電気信号に変換するのに用いられるセンサ技術は、安全性および効率性を高めるconsumer electronics、医療機器および車載システムにおける応用で伸びてきている。センサが伸び続ける領域は、MEMSすなわちmicroelectromechanical systemsの応用にあり、スマートフォン、タブレット、ディジタルカメラなど数多くのconsumer electronic製品にますます入っている。

処理能力を必要とするPCsなどの機器に主として用いられるIC分類の一つ、MOS Microprocessorsもまた、前年比伸びて7.5%増、$65.2Bの売上げで、ロジックに次いで2011年の2番目に大きい半導体市場分野となっている。企業向けcomputing分野の力強い需要が、microprocessor販売高を引っ張っている。

2012年の該業界は、広範囲の末端市場分野に及ぶ需要増加に2011年後半のsupply chain混乱からくる販売インパクトの遅れが合わさって、さらに回復を示す見込みである。加えていくつかの大手半導体メーカーが新しい拠点および新しいR&Dプロジェクトの計画を発表しており、該業界の長期的な伸びの期待を焚きつけている。

「今年我々の業界は、capital expendituresおよびR&Dにbillionsを投資、短期および長期の両方で効いてくる。実際、売上げの大きな比率の再投資は、該業界の優良さを証明している。R&D投資、トップ技術人材、高い輸出および最前線の進展が合わさって、半導体業界は革新経済の礎石となっている。」とToohey氏は続けた。

※12月の世界半導体販売高 地域別内訳および前年比伸び率推移の図、以下参照。
http://www.sia-online.org/clientuploads/December%202011%20Charts.pdf
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これを受けた各地業界紙・誌の見出し&反応である。

◇Global Semiconductor Market to Grow This Year, SIA Says-The market is showing signs of recovery after a rough 2011 in which natural disasters disrupted the supply chain (2月6日付け CIO.com/IDG News Service)
→SIAは、自然災害および不安定な経済環境にさらされた1年を経て、2012年のグローバル半導体事業はより健全な伸びを取り戻す、と予測している旨。

◇Semiconductor industry posts record-breaking revenues in 2011, says SIA (2月7日付け DIGITIMES)

◇UPDATED: Record semiconductor sales in 2011, 2012 outlook (2月8日付け ElectroIQ)

本年、2012年については、在庫が減るとともにsupply chainが本格稼働、後半からの戻しを予想する向きが多いが、1つとして以下の見方がある。現下の米国経済の好転基調もあり、世界の流れに引き続き注目ということと思う。  

◇Analyst's model predicts 3% chip market growth in 2012 (2月9日付け EE Times)
→市場アナリスト、Mike Cowan氏のグローバル半導体市場について同氏のlinear regression analysis(LRA)モデルによる更新、2011年のグローバル半導体販売高、$299.52BについてWorld Semiconductor Trade Statistics(WSTS) figureを考慮、2012年の図式構成については$306.381B〜$312.381Bすなわち2.3%増〜4.3%増を予測する旨。

この脈々と流れるビジネスを支える半導体技術について、SIAが恒例の国際半導体技術ロードマップ(ITRS)の2011年版を一般リリースしており、以下の概要である。

◇International Technology Roadmap for Semiconductors Outlines Next 15 Years of Innovation Report details long-term challenges and opportunities relating to smaller, faster, more energy efficient chips of tomorrow (2月7日付け SIA Press Release)
→Semiconductor Industry Association(SIA)が、2011年International Technology Roadmap for Semiconductors(ITRS)を公表、2026年まで半導体設計&製造業界にとって求められる短期および長期の課題および革新を詳説の旨。

◇SIA makes public technology roadmap (2月7日付け EE Times)
→米国Semiconductor Industry Association(SIA)が、2011年International Technology Roadmap for Semiconductors(ITRS)を公表、2011年12月14日に韓国・Incheonで最初のプレゼンの旨。欧州、日本、韓国、台湾および米国が推進、SIAがレポートを監修の旨。

◇2011 ITRS: DRAM, 3D Flash, MEMS, nano scaling steal the show (2月8日付け ElectroIQ)

改めて繰り返すところが多いが、SIA発表の今回のポイントと感じる以下の点である。
・「ITRSは業界のMoore則についていく計画」(SIA President、Brian Toohey氏)
・グローバルな半導体メーカー、装置サプライヤ、リサーチcommunitiesおよびコンソーシアムの協力活動、重要な課題、技術的ニーズおよび可能性のあるソリューションを同定
・2011 ITRSで特に注目している進展領域
→メモリ…高性能サーバ、ゲーム機用sophisticatedグラフィックス
 フラッシュ…デジカメ、タブレットPCs、携帯電話
        :2016年から3Dフラッシュ技術
 MEMS
  ナノテクを進める革新的interconnects、スイッチ、デバイス&材料RFおよびAnalog Mixed-signal

当面の注目の1つとして、22-nmノードの3Dトランジスタがあるが、タイミングにfitする技術解説記事が見られている。

◇Semiconductor metrology beyond 22nm: FinFET metrology (2月9日付け ELECTROIQ)
→SEMATECHからの3回にわたる記事。22-nmノードは、従来のscaling-driven planar半導体デバイスから複雑な3Dトランジスタ・アーキテクチャーへの大きな移行の始まりとなり、FinFETsおよび3Dメモリデバイス向け計測および22-nmでの欠陥検出capabilitiesについて示す旨。


≪市場実態PickUp≫

世界の半導体業界のビジネスおよび技術の流れを改めて確認してきたが、我が国の半導体業界は、こんどはconsumer electronics SoCに軸足を置いて切り出す統合の動きである。旧AMDの製造部門、GLOBALFOUNDRIESが参画メンバーに挙がっており、世界の流れを引っ張っていくプレーヤーの一角に今後入る期待を持たざるを得ない。以下の世界の反応、見出しである。

【システムLSIの3社統合】

◇Nikkei: Japanese firms look to merge system IC units (2月7日付け EE Times)

◇FujiPanaRene: clinging to the wreckage (2月7日付け EE Times)

◇Commentary: Japan Inc. faces choppy seas (2月7日付け EE Times)

◇ルネサス・富士通・パナソニック、半導体で統合交渉−設計・製造で新会社、米大手・革新機構も出資 (2月8日付け 日経 電子版)
→ルネサスエレクトロニクスと富士通、パナソニックの3社が半導体の主力事業を統合する方向で協議を始めた旨。家電製品などに組み込むシステムLSI事業を3社が切り出し、産業革新機構が出資して半導体設計の専門会社を設立、革新機構は米国GLOBALFOUNDRIESと半導体を受託生産する新会社も併せて設立する旨。
該生産新会社は、ルネサスから鶴岡工場を、富士通から三重工場を取得する案を軸に調整する旨。さらに、エルピーダメモリから広島工場を買い取る方向で、詰めの協議に入っている旨。

◇Renesas, Fujitsu, Panasonic Rise on Chip-Unit Merger Report: Tokyo Mover-Renesas reportedly mulls merger with Fujitsu, Panasonic (2月8日付け Bloomberg)

DRAM業界についても、Micron Technology社の動きを待つ形となっているようである。

【DRAM統合】

◇Appleton's death could delay DRAM consolidation (2月4日付け EE Times)
→市場調査のTrendForce発。長年にわたるMicron Technology社のChairman and CEO、Steve Appleton氏逝去により、噂されているMicronとElpida Memory社のコラボ協議に支障、業界の再編に遅れを生じる可能性の旨。

◇Analyst: Micron still in negotiations with Elpida (2月10日付け EE Times)
→Barclays Capitalのアナリスト、C.J. Muse氏。日本政府からの仲裁がなければ、Elpidaを含むDRAM業界統合は避けられず、Micronにはプラスの様相の旨。

現時点の市場を引っ張り上げているスマートフォンであるが、2011年第四四半期でのAppleの優勢ぶりが具体的なデータに表われている。

【スマホ市場】

◇スマホ出荷数、サムスンが僅差でアップル制す−2011年、パソコン上回る (2月7日付け 日経 電子版)
→米IDCが6日、2011年のスマートフォンの世界出荷台数が前年比61.3%増の4億9140万台になったと発表、パソコンの世界出荷台数は前年比1.6%増の3億5239万台、通年で初めてスマホがパソコンを上回り、インターネットに接続できるIT機器の主役となりつつあることを印象づけた旨。メーカー別シェアではサムスンが19.1%、アップルが19%と僅差でサムスンが首位、ただ、2011年10〜12月期は、アップルが新製品効果で首位(23.5%)、サムスンは22.8%だった旨。

◇Analyst: Apple took 80% of handset profits in Q4 (2月9日付け EE Times)
→Canacorrd Genuityのアナリスト、Michael Walkley氏。Apple社のiPhoneが、2011年グローバルスマートフォン市場シェアの19.1%を獲得、2010年の16%から上昇の旨。
・OEM別handset販売台数およびシェアの推移&予測:2008〜2013年
http://eetimes.com/ContentEETimes/Images/120209_canaccord_genuity.png
・OEM別スマートフォン販売台数およびシェアの推移&予測:2008〜2013年
http://eetimes.com/ContentEETimes/Images/120209_canaccord_genuity2.png

イメージセンサでのCCD対CMOSについて、CMOSますます圧倒の状況となっている。

【CMOSイメージセンサ】

◇Report: CMOS in, CCD out of image focus (2月9日付け EE Times)
→IHS発。charge coupled device(CCD)センサに対するCMOSイメージセンサの優位が、ますます著しくなっている旨。

2010年2011年
CCDセンサ184.5M個(シェア10%)180.3M個
2%減
CMOSセンサ1.6B個(シェア90%)2.1B個(シェア92%)
31%増
              小生にはずいぶんご無沙汰の感じ方が増すシリコンバレーではあるが、以下の記事で近況を知らされるとともに、ここでも世界をリードするパワー、エネルギーの維持の期待である。

【シリコンバレーのアップデート】

◇Rebuilding America: Silicon Valley is back (2月8日付け EE Times)
→Joint VentureおよびSilicon Valley Community Foundationが協力、1995年以降毎年2月に発行、このほどリリースされたSilicon Valley Index、2012年版について。以下のハイライト:
*Silicon Valley経済は不況からの堅実な回復上昇を示している。
*2011年に該地域には42,000以上のjobsが加わり、2010年12月から2011年12月まで該地域月当たり3.8%の雇用増となる一方、米国全体のそれは1.1%増であった。
*Silicon Valleyの革新のエンジンがふたたび熱くなってきている。
*該地域は引き続き豊かな人材基盤を伸ばしている。
*収入の伸びは大半は高所得者に限られ、該人口の他のsegmentsには拡がっていない。
*該地域の若者は教育的な利が増している。
*住宅事情模様は様々。
*該地域の公共部門の財政危機が残り、公的サービスへの融資が困難


≪グローバル雑学王−188≫

紛争地、アメリカ、そして日本人に対して、

『100万人が笑った! 「世界のジョーク集」傑作選』 (早坂  隆/著:中公新書ラクレ 400)  
 …2011年11月10日 発行

より、ジョークを味わってきたが、本書は今回で読み修めである。最後に、第二次大戦の戦時中でも日本人は「笑い」に敏感に反応、作り出してきているということで、往時の様々なパターンが以下に示されている。大震災に見舞われ、低迷&下降ムードが漂いがちな我が国には、ますます心底笑い合える「笑い」、ジョークが湧き出ることを望むものである。

第5章 戦時下で笑え!

◎笑いを大切にする民族性
・日本人ほど笑いに対して多感、鋭敏な才能をもった国民は、世界的にも希有と思う
・笑いに関する細やかな表現がある日本語
 →「山笑う」…春の季語
 →「膝が笑う」
・先の大戦時にも、日本人の「笑い」は様々な形で存在したに違いない
 →そんな「仮説」から本章の戦時下の笑いに注目

■「天気予報」−昭和8年作
夫婦が日曜日に郊外散歩に出かけたが、途中で雨に遭った。
夫「おかしいな、昨夕ラジオじゃ晴れだったのに」
妻「だから、私が始終家のラジオは壊れているって言ってるじゃありませんか」

◎雑誌に欠かせなかったジョークコラム
・「小ばなし集」「笑い話」→当時の世相や風俗、時代の雰囲気など映し出す

■「それも一理」−昭和9年作
甲「月と太陽とどちらが役に立つかい?」
乙「そりゃ月さ」
甲「どうして」
乙「暗い所を照らしているのだもの」

■「相身互い」-昭和11年作
主人「怪しからん! このワシに一言も相談せず、断髪するとは何事じゃ!」
細君「あんただって、私に一言も相談せずに禿げちゃったじゃないの」

◎日本とヒトラーとの関係
・ナチス・ドイツとの接近を続けた日本
 →ヒトラーは実は日本を「二流民族」と位置づけ
・日本でも広く読まれた『わが闘争』
 →「黄禍論」を展開する個所は削除されていた

■「名は体を現す」-昭和12年作
甲「前内閣の寿命は案外短かったね」
乙「当たり前さ、名前からして早し(林)内閣だもの」
甲「ところで、今度の内閣はとても評判が良いじゃないか」
乙「そうだとも、このええ(近衛)内閣を、われわれ国民は大に後援すべきだよ」

◎第一次近衛内閣の発足
・林内閣→昭和12年成立
     →4ヶ月余りで瓦解、近衛内閣へ
     →新たな風を起こす存在として大いに期待
・しかし、結果としては、国勢を泥沼へと導く主役の一人に

■「共産主義」
A「君、共産主義はなぜ悪いか知っているかい」
B「分からんな」
A「君、共産主義(強酸過ぎ)は伊日独(胃に毒)だから、我々には大敵だよ」
B「?……」

◎共産主義に対する危機感
・ロシア共産党は「共産思想の輸出」を世界規模で実践
 →世界的な潮流の中で、日本も共産主義の拡大に危機感

■「落葉の頃」−昭和14年作
甲「春場所には、あの無敵双葉が安芸の海に負けたね」
乙「無理ないよ、安芸(秋)にあえば双葉(二葉)が落ちるからね」
甲「?……」

◎戦時中も行われていた大相撲
・戦時中、大相撲は国民の大きな楽しみの一つ
 →双葉山人気で連日館内は超満員

◎隣組と『ドリフ大爆笑』の意外な接点
・昭和15年10月に作られた「隣組の歌」
 →『ドリフ大爆笑』のテーマソングに
・『軍隊小唄』の中の「いやじゃありませんか/軍隊は」
 →『オレたちひょうきん族』の「アホじゃありませんよ/パーデンネン」

◎欲しがりません勝つまでは
・戦時中、「国民決意の標語」募集
 →入選作品の一つ、「欲しがりません勝つまでは」
・交戦国であれば、どこの国でも一般的に生まれる戦争プロパガンダ

■「鯨」−昭和18年作
回覧板を読みながら、
母「茶目子や、こんど、鯨が配給になりますよ」
茶目子「あら、困るわね、どうしましょう、この家へ入るかしら?」

◎配給制度の定着
・消費物資の配給制 →昭和15年から大都市を中心に開始
・貧しくなる一方の庶民の食卓
  →広がっていく配給の範囲

◎社会の矛盾を皮肉る狂歌
・「星」は陸軍、「碇」は海軍、「闇」は闇商人、「顔」は官庁や大企業

■『小原節』の替え歌
今の社会で幅きくものは
星に碇に桜に花よ どうせ俺等は捨小舟

◎『愛国行進曲』の替え歌
・あっという間にコロコロと変わる世論
  →国民というのは、いつだってワガママで勝手なもの

■「誤診」−昭和19年作
医者「あなたの病気は運動不足が原因ですよ。もっと歩くことが大切ですね……」
患者「では、明日から遠方のお医者さんへ通いましょう」

◎きのこ雲の下の芸人たち
・昭和20年8月6日、広島にいた芸人
 →声色の江戸家猫八(三代目・岡田六郎)
 →新劇のスター、丸山定夫
・取り返しのつかない多大な犠牲を生み出した憎むべき戦争、ようやく終結

≪あとがき≫ 東日本大震災に関して

◎自然災害と日本人
・日本の歴史は、自然災害との苦闘の連続
 →鴨長明の『方丈記』
  …平安末期の日本人が体験した様々な災害の記述
  *「安元の大火」
  *「辻風」…台風か竜巻の類
  *巨大な地震
・日本人にとって、地震とは古来、最も忌むべき存在
 →勤勉さや他人を思いやる心、耐え忍ぶ感情…日本人の精神性

◎今こそ平成の「笑いの力」を
・「笑い」には、沈滞や淀みをかき消す力
・「笑い」こそ、人類が絶望の歴史の末に見出した、最大の生きる術
 →この世に生きる辛苦を一瞬でも忘却させる重要な作用

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