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12月に最もよく読まれた記事は日本の半導体産業を心配する業界メディアの声

2011年12月に最もよく読まれた記事は、泉谷渉の視点「ニッポン半導体復活の日は遠いのか〜デジタル化、グローバル化の中で苦戦続く」であった。これは、JEITAの半導体部門を率い、元ルネサスエレクトロニクス会長の山口純史氏の言葉を引用しながら、日本がデジタル化、グローバル化に対応が遅れたことを述べたものである。

日本のモノづくり産業は摺り合わせ産業を得意としてきたが、デジタル化でモジュール産業に変化したことに対応できなかったという理論は、東京大学藤本隆宏教授の提唱である。デジタル、アナログ両方が得意な企業から見ると、必ずしもこの理論に賛同していない声もあるが、今の日本ではこの藤本理論が有力視されている。

第2位はマーケット「アイサプライの世界半導体トップ20社分析では企業買収が伸びを加速」であった。第3位のマーケット「2011年の世界半導体売上トップ20社、Intel、Qualcommが急伸、メモリ沈む」と共に、世界の半導体企業のトップ20社ランキングを掲載したもの。アイサプライとIC Insightsという2大半導体市場調査会社のデータそのものはほぼ同じであるが、ランキングにおけるその違いは、ファウンドリを含めるか否かである。ファウンドリの売り上げを含めると半導体産業全体の売り上げを二重にカウントすることになるため、アイサプライはファウンドリを除いている。一方で、巨大ファウンドリであるTSMCの売り上げを除くと、その規模を定量的に知ることができない。共に一長一短がある。

第4位はニュース解説「サムスンのNANDフラッシュ工場を中国に建設のニュースがセミコンJの話題に」である。これは日経産業新聞に報道された記事を巡って、セミコンジャパンでの話題に上ったことを採り上げたもの。

第5位もニュース解説であり、「アップルとうまくやりたいサムスンがセット・半導体分離を促進」が入った。これは半導体もセットも両方を生産しているサムスンが、分離することを決めたことを議論した。スマートフォンやタブレットというサムスンのセット部門ではアップルと競合しながらも、半導体部門はアップルのアプリケーションプロセッサの生産を受け持つというパートナーシップの関係を持つ。このジレンマを議論したもの。

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