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4月によく読まれた記事は世界で最も尊敬できる企業ランキング記事

2010年4月に最もよく読まれた記事は、マーケット「世界で最も尊敬できる企業トップテン、セミコンダクタ部門に日本企業なし」だった。これは、米国の有力ビジネス雑誌のFortuneが調べた調査のニュースリリースをベースに報道した。

第2位のニュース解説「iPadの本当のインパクトはアラン・ケイの白板(デジタル教科書)ではないか」では、4月3日に発売されたアップル社のiPadを巡る動きを報道しながら、日経新聞の報じるデジタル教科書の記事を見ているうちに思いついたことをタイトルにした。10年前に取材したパソコンの生みの親であるアラン・ケイ氏にインタビューしたことを思い出した。iPadとアラン・ケイの教育ツールとがあまりにも似ていることから、iPadのインパクトは単なる電子ブックリーダーの枠を飛び出しているのではないかと想像力を巡らせてみた。

第3位のブログ、津田建二の眼「iPadのアプリケーションプロセッサA4を巡るさまざまな憶測から真実を探る」は、早くもiPadのティアダウン(分解)が始まり、なぞのアプリケーションプロセッサを日経新聞がP.A.Semi製だと報じたことに疑問が集まった。米国のメディアではP.A. Semiだと報じた専門メディアはいない。むしろ、EE TimesやEDNは、ARMだともイントリンジティだとも報じている。わかりにくい表現をとっている。ARMとイントリンジティとの関係について、3年前に書いた記事を元に、推理を巡らすと、イントリンジティの高速ロジック技術をARMがライセンス購入し、それをARMのプロセッサコアに埋め込んだものと解釈すると自然につながってくる。

第4位のニュース解説「メモリーが好調、昨年投資できなかった生産能力を上回る需要で値上がり続く」は、メモリーメーカー、製造装置メーカーとも好調な動きと、その裏にある投資しそこなったメモリーメーカーの供給不足が招いた昨今の需要について述べたものである。

第5位の大和田敦之の視点「賢者が救ったIDMの危機」は、フィクションとして描かれたブログであるが、非常に真実味があり、読者の役に立った記事として評価された。

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