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IEDM 2025: 電界効果トランジスタ(FET)発明100周年を記念して

IEDM 2025: 電界効果トランジスタ(FET)発明100周年を記念して

IEEE(米国電気電子学会)主催の半導体デバイスに関する最高峰の国際会議「International Electron Deice Meeting (IEDM 2025)」が2025年12月6〜10日に米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催される。今回のメインテーマは、「FET発明100周年:デバイス・イノベーションの未来を築く」である。このメインテーマに沿った行事がいくつも企画されている(参考資料1)。 [→続きを読む]

Nvidia四半期決算&予測、AI過熱警戒&懐疑残存、発表前後の動きから

Nvidia四半期決算&予測、AI過熱警戒&懐疑残存、発表前後の動きから

AI(人工知能)の熱い活況の中、過熱を警戒し、いつまでどこまで続くのか、続き得るのかと疑う市場空気が漂うという状況が続いている。今週は、AI半導体を圧倒的に引っ張って現下のAI市況を主導している米国・Nvidiaの直近8〜10月第三四半期の決算発表が行われて、注目を一手に集めている様相である。その業績結果は過去最高を記録し、次の四半期もさらに伸びる予測が示されて、AI活況継続の先行きを思わせる内容であるが、市場は慎重な見方が相まって、Nvidiaの株価が今週末下げて締める見え方となっている。一方、第三四半期の半導体販売高ランキングでは、Nvidiaが2位に2倍以上の差をつけるデータもあらわされている現時点であり、引き続き注目である。 [→続きを読む]

AI半導体を巡って続く超大型アプローチ、強気の読み、波紋の動き他

AI半導体を巡って続く超大型アプローチ、強気の読み、波紋の動き他

AI(人工知能)過熱の勢いが続いており、倫理面など規制を求める声にとどまらず、経済的な先行きへの懸念が並行している現状を受け止めている。AI半導体に注目すると、インフラ契約を確保しているOpenAI、AIロボット向け半導体に取り組むTeslaはじめ、巨額の投資によるアプローチがあらわされている。先行するNvidiaに次いで、AI半導体の具体的な製品を擁するAMDは、現下の熱い活況の市場を受けて、今後3〜5年間で売上高が年間35%増加すると強気の予測をあらわしている。そのほか、AIの過熱の一方の懸念による波紋の動きが、関連各社のマネジメント、AI半導体の取り組み、そしてメモリ半導体価格の高騰の可能性、など拡がりの様相を呈している。 [→続きを読む]

またも大幅な月次最高更新、9月半導体販売高、熱いAI活況に潜む懸念

またも大幅な月次最高更新、9月半導体販売高、熱いAI活況に潜む懸念

米国・Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高が発表され、この9月について$69.5 billionと、8月の$64.9 billionから7.0%と大幅増加、6月のほぼ$60.0 billionからの駆け上がりの見え方である。AI(人工知能)関連需要が牽引する増勢が、2024年以降この販売高にあらわれているが、ここ数ヶ月度合いを高めている。今回、四半期販売高もあらわされて、7-9月四半期が4-6月四半期に対して15.8%増と、1-3月四半期から4-6月四半期への7.8%増に比べても、増勢の高まりがあらわれている。このように熱いAI活況に煽られる一方、倫理性、信頼性などAIに付きまとう懸念での先行きの不安定性が取り沙汰される面も引き続いている。 [→続きを読む]

AIブーム、熱い活況&戦略的取り組み、Nvidia、SK Hynix、Qualcomm

AIブーム、熱い活況&戦略的取り組み、Nvidia、SK Hynix、Qualcomm

週単位で見ても激しく状況が変化しているAI(人工知能)関連のこのところの動きであり、半導体の視点でも注目せざるを得ないところである。米国の巨大IT企業、GAFAMが、スタンスの違いがありながら、直近7−9月四半期で過去最高の設備投資を行って、AIの熱気をさらに焚きつけており、半導体関連株価にもあらわれている通りである。AI半導体について各社の戦略的取り組みが見られて、牽引するNvidiaはSamsungはじめ韓国との連携、高帯域幅メモリ(HBM)を主導するSK HynixはAI NANDのアプローチを披露、そしてスマホなど通信用半導体のQualcommはAIアクセラレータに取り組んでいくとしている。AIの熱気いつまでと、慎重論併存の中、引き続きの注目である。 [→続きを読む]

中国・無錫の装置・材料展示会で見た国産化への執念

中国・無錫の装置・材料展示会で見た国産化への執念

中国では共産党・政府の支援を背景に、半導体製造装置・材料メーカーが市場シェアを急速に拡大している。しかし、商習慣や言語の違いのため、日本ではその実力を正確に判断することが難しい。9月に中国・無錫市で開かれた製造装置・材料の展示会を視察した中国の産業調査会社MIRの来長勝・日本法人副社長(図1)に、その成果や中国の装置・素材メーカーに対する見方を聞いた。 [→続きを読む]

TSMCウェイ会長が語る意欲的な世界戦略と積極的な先端開発計画を検証する

TSMCウェイ会長が語る意欲的な世界戦略と積極的な先端開発計画を検証する

台TSMCが発表した2025年第3四半期(7〜9月期)の決算概要によると、売上高は前年同期比30%増、前四半期比6%増の9899億台湾ドル、純利益は前年同期比39%増、前四半期比14%増の4523億台湾ドルと、いずれも四半期ベースでは過去最高を記録した。このため、同社は2025年通期の売上高ガイダンスを前年比30%半ばに上方修正した(参考資料12)。同社の絶好調の決算説明会(図1)での同社C.C. ウェイ(魏哲家)会長の生の声(参考資料3)を誌上実況して、Wei氏が熱く語る同社の最新の戦略や計画を検証してみよう。 [→続きを読む]

AIブームの一方、AIバブル懸念、分かれる市場空気、引き続くAI連携

AIブームの一方、AIバブル懸念、分かれる市場空気、引き続くAI連携

米国株式市場の現下の株価最高値更新にあらわれているように、AI(人工知能)関連の熱い活況がどこまでいくかという様相が続いている。ただ一方では、1990年代後半のドットコム時代のバブルを繰り返す可能性の懸念などあって、分かれる見方がこのところあらわされてきている。テスラが次期AIチップ「AI5」をあらわして、さらに焚きつける材料が見えている現時点である。AI連携も続いており、IBMがGroqの推論技術を活用する戦略的パートナーシップがあらわされ、GoogleはAnthropicに数兆円規模でAI半導体を供給する動きである。さらには、Nexperiaを巡るオランダと中国の対立から、欧州自動車メーカー向け半導体供給の緊急事態など、以下多々注目である。 [→続きを読む]

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