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6月に最もよく読まれた記事は、最新独自調査の世界半導体ランキング

2025年6月に最もよく読まれた記事は「2025年第1四半期の世界半導体ランキング、日本はソニーの14位が最高位」である。これは、セミコンポータルが独自に調査して求めた世界半導体企業の売上額から順位を付けた。各社の四半期ごとの決算発表の数字からカレンダー年で2025年1〜3月期に最も近い四半期の数字を集計し順位を求めたもの。

第2位の「2025年第1四半期の世界半導体ランキング」は、米調査会社のSemiconductor Intelligenceが調査した世界の上位ランキングである。ただし、日本のソニーが入っておらずカバーが十分ではないと感じた。

第3位の「Samsung、ついにDRAMトップの座をSK hynixに明け渡す」は、台湾系の市場調査会社TrendForceによるDRAMの企業ランキングを示したもの。これによると最新の2025年第1四半期では、SamsungがSK hynixの後塵を拝している。

第4位の「2024年半導体製造装置売上高トップはASML、顧客満足度トップはアドバンテスト」は、ブロガーの服部毅氏による記事。TechInsightsが買収したVLSI Researchの調査による、世界半導体製造装置の売上額ランキングと、顧客満足度調査による企業ランキングについて述べている。

第5位の「東大とTSMCとの共同ラボの狙いはFinFET設計可能な人材育成」では、6月に東京大学の半導体分野に携わる部門とTSMCが共同Labを設立するという記者会見の中からわかったことだが、東大側の真の狙いは、日本の半導体がごっそり抜けているFinFET技術を日本の半導体エンジニアに習得させることを述べた記事。エンジニアに市場の大きな16nmから7nm、5nm、3nmプロセスと設計技術を習得させたいという思いが東大側にある。

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